先日王貞治選手の持つ日本プロ野球での得点記録をイチロー選手が更新したと報道されていましたが、この得点の記録は他の記録とは大きく性質が違い、自分だけの力だけでは成り立たない面が非常に強いものです。当たり前の事ですが、自分の力だけで得点を挙げられるのは本塁打しかありません。王貞治選手の本塁打数は868本であり、通算得点数1967の内実に44.1%を自分の力だけで挙げている事になります。どうしても取り上げたくないのですが、比較の上でやむを得ずイチロー選手の日米合算記録を取り上げますが、本塁打数が230本であり同じ得点数の時点では11.7%に過ぎない訳です。つまり王貞治選手の約4分の1強しか自身の力で記録していない事になります。違う言い方をすれば、王貞治選手は半分強、イチロー選手は約9割近くの数字を他人の力を借りて稼いだ事になります。内容がかなり異なっていながら、しかも日米合算での記録更新、素直に受け取れない思いが非常に強いものです。