先日、野球殿堂入りが発表され、エキスパート表彰で外木場義郎が選出されました。外木場義郎投手はデビューの頃から見ていますが、決して大きくはない体格ながらも、もの凄く速く威力のある豪速球と大きなカーブが武器の本格派投手であり、最も好きな投手の一人でした。しかし残念ながら殿堂入りに値する投手とは思えません。野球殿堂入りには、過去プレーヤー表彰も含めて疑問の残る選出も少なからずありましたが、決定的に疑問を持ったのが昨年の選出でした。同じく好きな投手の一人、速い球のみで勝負していたと言ってもいい小気味いい投球スタイルの津田恒美投手が選出されたからです。リリーフとして魅惑的な投球をしていましたが、その残した数字を見る限り、殿堂入りとは無縁の選手と言えるかと思います。病に倒れ若くして亡くなった点のみが、同情され表彰につながった様に思えてなりません。あの成績で選出される理由、他には思い浮かばないものです。殿堂入り、元選手に関しては少なくとも実績のみで選出すべきと思います。今回の外木場義郎投手に触れます。次回詳しく触れたく思いますが、完全試合1回を含む、ノーヒットノーラン3回が大きく評価された様に思えてなりません。