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日米を問わず名選手を紹介。

松坂大輔の今季(2)

2011-04-13 11:12:21 | Weblog
昨日の繰り返しになりますが、中途半端な球威、中途半端な制球力の投手はストライクを揃えれば、安打が打たれ易く、逆に制球を気にすればボールが多くなり四球が増えるという事になるかと思います。つまりどちらにしても塁上に走者を出す事になり、それが失点につながる訳です。。現在30歳の松坂大輔の球威が増す事はあまり考えにくい為、今後はスライダーを軸に変化球の精度を高め、且つ制球力をアップさせる事が、彼の生き残る道だと思います。又彼の投球フォームで気になる点があります。腰の回転が上からのフォームなのに、右腕が横なぐりというか横気味にぶれている時が多い様に感じられます。このフォームだと押し出す様な投球しか出来ず、しっかり体重の乗った球は投げられないと思います。その為か、腰の開きが早く、打者にとって球筋の見易い投手になっているかと思います。この投球フォームだと肩や肘を痛める危険性すらあるかと思います。投球フォームはかなり違いますが、晩年球速がめっきり衰えた時期の、かっての豪速球投手尾崎行雄にもこの傾向はありました。松坂大輔の場合、かって日本で見せた様な打者を圧倒する投球はもう見られないのでしょう。