西岡剛の打撃に触れたく思います。先ずはどう見てもパワー不足でしょう。今までメジャーに挑戦したどの野手よりも、彼のパワーは劣るものです。もっと言えば日本人選手の内でも、彼のパワーは決して優れてはいません。日本での本塁打の数だけでは判断出来ないのですが、田口壮を除き皆最低の数字でも25本塁打以上を記録しています。つまり日本ではかなりの長打力を発揮していた選手でも、メジャーでは打法を変えてというか狙いを変えて、決して長打を狙わない姿勢でいかなければ通用しないのが現実かと思います。当然すべての選手が、明らかに本塁打数は激減しています。最初から長打力がない、彼はどうするのでしょうか?物凄く気になります。又彼の打撃術、ミートする力ですが、その長打力の割に6.7打数に1回の割合の三振と、意外にも少し多いのも気になります。メジャーでも結構見られる低めに落ちる球、更には日本ではあまり見られない威力ある高めの速球への対応が課題になるのでしょう。非常に残念ながら彼がメジャーで物凄い活躍する事はどうしても考えられず、入団の経緯、チーム事情もありある程度の出場はあると思いますが、規定打席到達までの数字はかなり厳しいかと思います。