今回は金田正一の自慢の一つである打撃に就いて触れたく思います。確かに投手としては、素晴らしい打撃成績を残してはいます。昔よく言われていたのは、投手の打撃成績の場合、プラス一割の価値があるという事です。当時の著名な評論家が言ったのでしょうか?多分根拠はないと思います。一応それに合わせて見ると、金田正一の場合3割に近い打率という事なのでしょうか?実際の打撃ですが、矢張り投手の打撃の範疇はを超えてはいないと思います。先ずはバットスピードですが、残念ながらあまり速くはなく、速球投手には巧く対応出来なかった記憶があります。又、低目をすくい上げるのは得意でしたが、高目の速い球には苦手としていたと思います。それにしても投手でいながら2000打数以上を記録する等、並みの打者より多くの打数を記録しているかと思います。投手としての通算本塁打数36本は、2位の米田哲也33本を凌ぎ未だに一位を記録しています。好投手、好打者を実証している選手かと思います。
通算成績 1053試合 406安打 0.198 38本塁打 177打点
通算成績 1053試合 406安打 0.198 38本塁打 177打点