2月17日 「まめたの臆病をさがそう」
T:昨日の学習で、まめたはとても臆病ってわかったね。
S:まったく豆太ほど、おくびょうなやつはいなって書いてあるけど、どのぐらい臆病なの?
S:まったく!だから、とても臆病なんだよ。
T:じゃあ、きょうの課題は何にする?
S:「まめたのおくびょうをさがそう」
T:おくびょうってどこに書いてある?
S:まったく、まめたほどおくびょうなやつはいない。
T:こうして黒板に書いてみると、すごい言葉だね。
S:まったくって、どんな意味?
S:まったくは、辞典では「心の底から思うこと。」と載っている。
S:こころの底から、臆病って思ってる?
S:やつだから、馬鹿にしてる。
T:ここはどうも重要な場面らしいから、短文を書いてもう少し考えよう。
S:まったく おうちゃんほど 天才なやつは いない。
S:まったく 太一君ほど 物知りな やつは いない
S:まったく お姉ちゃんほど 凶暴なやつは いない。
S:すごく褒めるときと、すごく悪く思う時があるね。
S:まったくは、心の底から褒めるときとか、心の底から馬鹿にするときに使うんだ。
S:この「モチモチの木」では、心の底からダメって言ってるね。
S:世界一の臆病っておもってる。
T:何がそんなに臆病なの?
S:モチモチの木がこわい。
S:ちょっとつけたすけど、昼間の木はこわくないよ。威張ってる。
S:夜中のモチモチの木が怖いんだ。
S:勝手に想像して、木なのに怖いと思っちゃう。
S:一人でせっちんに行けない。
S:五つになっても、夜中にじさまについてきてもらわないと、せっちんに行けない。
T:これって、おかしくない?
S:何が?
S:あれっ、おかしいよ。
S:ああ、だって五才でしょ。
S:五才って、年中だよね。
S:ぼくも、今でも夜は一人でおトイレに行けない。
S:私も、電気を全部つけないと行けない。
T:豆太はどこに住んでるの?
S:峠の猟師小屋に。
S:じさまと二人で住んでいる。
S:峠って、山の中だよね。
T:周りに家はあるの?
S:ううん。ふもとまで半道ってかいてある。
S:昔だから電気もないし、街灯もない。
S:夜なんか、真っ暗。
S:総合でも勉強したけど、トイレは外にあるんでしょ。
S:それじゃあ、僕だって行けない。
S:わたしも、トイレに行きたくても我慢しちゃう。
T:ということは?
S:豆太は、特別に臆病じゃない。
S:五才なら、それぐらい暗いなら怖くて当たり前。
S:当たり前なのにどうして馬鹿にされるんだろう?
T:では、まとめは書けますか?
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