トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

今日のトンボ「まだ産卵しているクロスジギンヤンマ」

2021-09-15 | 小父のお隣さん
 「やさしいトンボ図鑑」を参照するとクロスジギンヤンマの出現期は八月末までなのだがフイールドではまだ産卵個体が観察できる。この日も水見回り中に産卵個体を発見して撮影した。
 希望的観測をすれば、まだ出現期にあるヤブヤンマ・マルタンヤンマ・ギンヤンマなどを見たいのだけれど、そうそううまくいくはずも無し。追っかけしている訳でも待ち伏せしているわけでも無い、折々の水見回り中に遭遇する機会だけでの視認なのだ。

 そうはいっても今期の大型トンボの中ではオニヤンマの遭遇機会が格段に多い。水域の折々の場所で水見回り中に出会う事から複数の個体が飛翔しているのは間違いないだろう。どういう訳なのか胸の高さほどを飛翔しているオニヤンマを眺めていると手が届く距離まで寄って対面ホバリング、で180度踵を返していく事が多々あるのだ。恐れている風もなく、小生的には「視線を交えた」感覚のある一時でこれは秋波を送られたみたいに嬉しい。まあ、♂であることは重々承知の助。

    

*今日の一苦

2021-09-14 | 温故痴新
                 精出せば氷る間もない水車        珪琳
                二十四時空くる間もなしECMO群

                魂出せど精には欲しいECMOなり    スタッフ

フイールドでの越冬にチャレンジする

2021-09-14 | 小父のお隣さん
 庭の池から上げたドブ貝、マツカサ貝、シジミである。マツカサ貝は今夏5個体を失ってしまった。避暑させれば良かったと思っても後の祭りだった。写真下段の5体を今夏に失った。

 それはそれとしてタナゴとセットで庭の池で飼育している二枚貝を今冬はフイールドで過ごさせてみる事にした。タナゴは昨季も今期も産卵管さえ見せず稚魚は得られなかった。オスの体長は十二分に成魚なのだがメスの大きさがどうも小さいままで推移している。未熟体とも思えず、水田放水路から救出した群れなので死滅はしなかったものの除草剤や殺虫剤の暴露を受けていた環境下であったはずで、そのための不妊症なのかと思い始めている今日この頃である。今のところ元気な群れなのだが子孫が得られ無いとなると寿命が尽き数年内に姿を消す。

 話を変えると昨季の二枚貝はあまりにも猛暑で水温が30度を超える事態になったから7月から9月中頃までフイールドの池に避暑させた。ほぼ「70日間夏季一蹴」であって、一個の貝も失うことなく庭の池に戻し越冬させることが出来たのだった。
 今夏は猛暑日はあったものの水温は28度と限界ギリギリだったが避暑させずに置いた。その結果なのかどうか5体を失うことになってしまった。すべてがマツカサ貝でドブ貝は生存出来ている。9月の中頃になって実施した事のないフイールドの環境に来季の繁殖期まで委ねる事にいささか躊躇や懸念も無い訳でも無いのだが、人工餌での給餌だけでは肥培が滞る気もするから、ここは思い切って自然環境に近い状態に委ねてみる。
 マシジミは加えなくても良いけれど参考までに同居させるのだ。シジミは毎年連続して繁殖を続けており、逆に大型のシジミの貝殻が目立つようになった。シジミの寿命も数年なのだろうから当たり前か…。今期の稚貝は既に3~4世代目になっているはず。おいらの欲するのはタナゴの次世代、宝くじ数億円。

 生簀 ➡ 

なんて事するんだぁ!

2021-09-13 | 小人閑居して憮然
 水見回りも通常の毎回巡回コースで間に合うとばかり信じて疑わなかったのだが、それでは危機管理が出来てはいないのを痛感した、いいえ、痛感させられたのだった。今回は二回目の非常事態で、それも犯罪者の底知れぬ執念を窺がい知ったのだ。

 最初の発見は運よくS先生が見つけ指摘されたので根付きはあったけれど繁殖までは至っていなかったから抜去は一回で完了したのだった。この時の犯行はアンチョコこいて道路から放り投げただけだったから発見しやすい位置にあったともいえる。今回はその時の場所の対角線、山際の普段は入り込まない区域に投入してあったから十二分過ぎるほどの悪意と執念を感じさせる確信犯であった。「この場所なら繁殖していても気付きはしまい!、根着きはする!」自分の行為の失敗を分析し成功させるための悪意と意思が如実に感じられる位置なのだ。

 小生も池の周りは一巡りすることはあるけれど、山側の空洞から土砂が流れ込んで埋め立てられていく様子を確認する程度の脚の運び場所だから数カ月に1回程度見回るに過ぎない。この「なんて事をするん者ぁ!」にはゴレンジャーからの鉄槌と市中引き回しの上、獄門の処罰が最適だろうと判断するも小生には捜査権も司法権も無い。もともと姥捨て山は無法地帯に近いのである。

 発見したのは悪名高い環境破壊植物「オオカナダモ」である。それも座布団1枚を超える面積にまで繁殖しており、地中に降ろした根は大変な数になる。長靴に水が入る深さまで繁殖していたから、構わず入り込んで水底への貫入根を指先で関知しながら抜き取ってみたものの、完全に抜去できたという保証は全く無いのだ。水中部分の茎でも一節残れば成長繁殖を開始できるし、泥中根だけでも発芽する可能性がある植物だから長期的に注意を払わなくてはならなくなった。

 オオカナダモにしてもアマゾンフロッグビットにしてもウシガエルにしても、このような環境破壊動植物を意図して投入していく輩の親の顔、子供の顔が見てみたい。ホントに腹が立つ。まあ、ホントにたたないのもあるのだが・・・。
 それはともかく、侵略者の魔の手に、手に負えなくなった暁には送水水系の維持管理を放棄し断水させ、後は元の葦っ原にリセットしなければならないと言うことも現実味を帯びてきた。腹をくくらねばならないだろう。それにしても、それにしてもである。盗掘者の対極にある投入者、こういう輩は地域生活、社会生活の中では何食わぬ顔でほくそ笑んでいるに違いない。コロナ禍の中での行動変貌を求められているにも関わらず、敢てリスクを冒す輩が多くなったように感じるのは「汗水流す」なんて事は「サイテー」の範疇に入ってしまったからなのだろうて。まあ、見本が永田では無理もないわい。

 テレビ番組を見ればどの局もどの局も朝から晩まで春夏秋冬「「お子ちゃま向けかい!」としか言いようのない言動で構成放映して来ると来た。世も末で影響されない訳が無い。

  

*今日の一苦

2021-09-13 | 温故痴新
                申すまい酒の異見を花の霊          寒王
               もう済まぬ酒の禁止で店の零      

               申すまいマスクの異見フェスの神      トロル

今日のエッ!品「玄米乳ヨーグルト入りのカステラ」

2021-09-13 | 何よりの楽しみ
 雨降りお憑きさん、家の中・・・連日だとトホホのホトトギス。玩具作りは粉塵が舞うし、日中から読書では眠くなるばかり・・・トホホも度を超すと暴走する。この日は脳味噌から追い払えずにいたカステラに挑戦したのだ。物の道理、生命の本質から言及しても老いは払えないのである。エントロピー増大は宇宙の真理なのであった。

 かくしてエントロピー増大に「千年杉に肥後守」で立ち向かうような事だと認識していても、爪楊枝しか身に着けていなくても戦うべき時は戦うのが大和男の武士たるものの矜持でもある。とかなんとか思った訳でも無いのだが「暇を持て余せば不善を為す」のは小人としては真っ当な傾向でもあるだろう。であるからカステラ作りで午後の一時を費やしてみたのだ。ステイホームにも協力できたし、夕食の主食がカステラだったという贅沢三昧もやったし、雨降りおつくりさんだったわい…。

 レシピはいつも通りネット情報から選ぶ。まあ、千差万別好き放題のレシピの公開に呆れるけれど、何を隠そう拙者だって目糞鼻糞の類なのであった。一応は全くの初心者・初体験という事で「これ!」と思うレシピをプリントして参考にする。もとよりレシピ通りの材料や分量などはいい加減のままで「悪い加減」よりはマシだろうと思うのが小生の持論だ。
 手順通り材料を揃えてからの作業なのだが、スタートの写真に入っていない材料がある。それは「玄米乳ヨーグルト」1カップと追加の強力粉100gである。これは「玄米乳ヨーグルト」を混入させたことで緩くなった生地を回復させるためだった。そのことでレシピ通りに用意した砂糖、卵、蜂蜜や牛乳まで増やさなかったので、これが失敗の一因になったのかもしれない。
 もう一つの要因は「泡立て不足」が大きいのだろう。泡立て器でメレンゲを作る時には右手首を酷使する。この作業で腕の筋肉に痛みが走るのだった。頑張ったけれど「矢尽き刀折れ」に近い。まあ、結果が「兵どもの夢の跡」となったのはけだし当然かも。

 焼き型が無いのでクッキー缶を流用。生地と缶の容量バランスが悪かったのも躓きだった。焼き時間はレシピ通りで焼き上がったから早速試食した。結果的に砂糖の分量割合が減ったので甘さが抑えられて香ばしさが増している。表面の焦げも香ばしくパリッッとした感じで増々好感度アップ。残念なのはザラメが無かった事なのだが、かえって焼き皮の風味と食味が邪魔されずに済んだ。

 総括すると「膨らみが悪かった」事に尽きる。外側はパリッと焼き上がり、中身はフックラシットリとはならなかったものの「蒸しパン」の食感に似て、これはこれで美味しかった。切って小皿に並べてみたものの「カステラ」には思えない。しかし砂糖の割合が減ったことで夕食の代用にはなったのだ。
 なぜ「玄米乳ヨーグルト」を使ったかと言うと、ヨーグルトとして酸味が無くて食べたくなかったからで消費が進まない。池のタナゴと二枚貝の給餌にも使ってみたけれど、一日スプーン2杯程度では目減りもしない。傷む前に使い切る算段のひとつだったのだ。これはこれでうまくいったと思える。

 でもなあ、あーあ、スイーツ爺さんに成り下がった感じで情けない・・・。なんとか気を取り直せば「男児、厨房には入らず」なんてのはセクハラですもんねぇ。でもねぇ、お袋には「男が台所に来るもんじゃない!」って怒られたこともあったが腹が減っていたからであって作りたかった訳では無いのだ。しかし、言われたことを「セクハラだ!」と思った事は一度たりともなかった。

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今日のトンボ「サイズが合致しない…」

2021-09-12 | 小父のお隣さん
 パラパラ降雨での作業も「止むときが無い」と判断し帰り掛けた時にジュズダマの葉裏にトンボを発見した。雨宿りなのは分かったもののしっくりしない種に思えたのだ。体長は60mmを越えるかどうか、付近にいるオオシオカラトンボと比較してもやや大きく感じるサイズだ。この時は見当もつかず帰宅して「図鑑参照」しても容色で似たのはウスバキトンボなのだが、図鑑での全長は「43~47mm」と表示されていて明らかに小さい。

 体色も複眼の色合いもウスバキのそれに似ているけれど全長が10mmは大きいのでは個体差とも思えなかった。がしかし、他に該当する種も図鑑では見いだせなかったからウスバキトンボなのだろうか。因みにウスバキトンボとすれば手を下さないで撮影した初めての写真になる。
 この撮影の後に立ち寄った上の池でタカネトンボと思われる飛翔体をすぐ眼前で視認できた。図鑑での表記サイズ60mmよりは大きく思ったけれど全身真っ黒なトンボの印象だったからタカネトンボで間違いないだろう。

    

*今日の一苦

2021-09-12 | 温故痴新
              こい死ば我塚でなけほととぎす         奥州
             コロナ死はかの責でなしトリアージ

             フェス死なばフェース覆わぬ持ち帰り    気合太

風が通る一瞬がある

2021-09-12 | 今日は真面目に
 連続しての作業ではないものの間伐が続く。間伐と言うより自然実生樹なので除伐と言った方が正しいのかもしれない。この日は雨の中休みで朝から空を見上げつつテレビのレーダー画像を眺めつつ「2~3時間なら大丈夫だろう⁉」と普段より1時間遅れだったが作業に出たのだ。と言うのも雨降りお憑きさんが続く日々は丑三つ時の用足しで起きると点想降臨が多くて寝つきが悪くなるのにほだされて起床してしまわなければならなくなる事が多くなったからであった。古来より「日課の乱れは不良の始まり」と言われるから自己修正も必要だったのである。

 時折は雨粒が当たってもその程度で終わり、除伐を考えていたヤマグワ3本、生育不良のコナラ1本、年中日照を妨げるようになったモチノキ2本など、都合7本ほどを伐採。この日に刻んで集積などは無理な量だからその後は種子店でレンゲソウの種子1㎏を購入しコロナで在宅時間の多くなった孫用に木製の組み立て月面車も購入にいったので昼過ぎとなり、丁度良い暇つぶしとなったのだった。
 伐採したままの広葉樹は針葉樹と異なり処理に手数が必要で、Yさんが手を貸してくれても数日は必要だろう。それはそれとして除伐を行うとある時点で風が通り抜けるような一瞬に出会う事がある。たまたま吹いて来たというより伐倒した瞬間に吹き渡る風なので、恐らく「風の路」が通じたのだと思っている。それに合わせて光も増えた感じで視野も明るくなる。気持ちの良い一瞬である。

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*今日の一苦

2021-09-11 | 温故痴新
               行春にきのふもけふも茶漬け哉      李由
              家で看る今日か明日か黄泉の路


              ピーポピポ灯が見えたがご来迎     幻視


オーバーフロー部の漏水

2021-09-11 | 水辺環境の保全
 水域の池毎にオーバーフロー部はあるが単なる水域の区分のような仕切りでは水位の差は少ないからオーバーフロー部で漏水しても大事になる事は少ない。こういう場所の漏水で差し障るのは地下の漏水ネットワークに接続してしまった場合だけで、でもこれはこれで根絶させるのはほぼ不可能である。
 今回のオーバーフロー部での漏水は段差がある箇所で、この段差が洗堀の促進につながり漏水しやすい環境を形成する。この日対処しなければならなかったオーバーフロー部の漏水箇所は二つ池前段の沈泥分水池のオーバーフロー部と棚田部のオーバーフロー部だ。どちらも洗堀で落込み部との落差が50cmにも達し、それを緩和するために丸太やコンクリート廃材などを敷き並べたりしても度々積み重なった水流浸食は漏水を顕在化させるだけである。

 この二カ所も水見回りの度に泥土で押さえて来たけれど漏水孔まで潰してはいないので焼け石に水、業を煮やしてと言うより切羽詰まって土嚢で仕切り対応したのである。言わば土嚢が新しい前段のオーバーフロー部となって、本来のオーバーフロー部はそのまま二次的、二段目のオーバーフロー部となした。これで漏水孔を潰さなくてもとりあえずは水位を確保できる。
 本来のオーバーフロー部の前段に設えるのか後段に設えるのかの判断はあったものの、段差が大きい箇所だと一旦仕切りの梁材を露出させ新たに粘土質で押し積みしなければならず、まだ水域の除草が控えている現状では簡便さで済ましたのだ。

 何列か高低差を付けた杭列を設え、その間に建築廃材のコンクリートやレンガ片を敷き詰め傾斜を緩和し洗堀防止をしたいけれど杭だけで何十本、ガラだけで一輪車数台分は確保が必要で、この箇所にそれだけの手間暇は回せない。結局は同じことの繰り返しで水商売は自転車操業なのであった。

     採土場  ➡   二つ池沈泥分水部      棚田部

*うだる夏の日

2021-09-10 | 今日は真面目に
                泥の中指に目を付け草を掻き

                照り返し草抜く顔に波の紋

                田草取り眼鏡濁らす汗溜まり

                猛暑日や森静まりてそよもせず

                ホトトギス血反吐出すほど猛暑かな

                炎昼や汗拭きもせず立ち吐息

                荒き息炎暑下ヤンマ颯爽と



営巣しなかった謎が解けた…

2021-09-10 | 小父のお隣さん
 もう十年以上も玄関小屋根の化粧雨樋の隙間にイソヒヨドリが営巣し続けていたのに今期は近寄りもせず営巣しなかった。小生的には古巣の撤去を怠った結果、隙間が窮屈になって見放したのだろうと考えていたのだった。だから次の営巣期までに清掃するつもりでいたのだったが・・・それがヒヨの事、いいえヒョンな事から理由が判明したのである。

 発端は一週間前の生協の配達日に注文票を持って行かなかったので「忘れるはずも無いだろうに?」と思っていて、それが今週の配達日、午前は強い降雨で家に居たのだが生協の配達車が来たから玄関に出たのだ。そしたら小屋根の化粧板を指さして「蜂が怖くて近寄れませんでした」と言うではないか。見ればなるほど蜂の集団がくっついている。
              逃げちゃいけない花いちもんめ
              生協宅配ちょっとおいで
              蜂が怖くて行けません
              コンテナ被ってちょっとおいで
              それでも怖くて行けません
 と訴えるのであーあ、蜂難去ってまた蜂難かと思ったものの、とりあえず攻撃する様子もなかったのだが先週来から居続けているのなら巣がある、これは危険だと早速駆除したのだ。思わぬ殺生をしてしまったがコガタスズメバチに刺されたばっかしだし「蜂の一刺しに懲りて殺虫剤を吹く」のだった。「蜂の一刺し」記憶している人はいないだろうなあ。
 南無蜂満大明神、南無蜂満大明神、蜂満神社や蜂満大社、はてまた蜂満精舎まで造営し寄進してきたのにあんまりだ!。

 さて隠し雨樋の中の巣も撤去しなければと雨がやんでから底蓋を外したら、そこに巣があった。しかし巣房には蜘蛛の巣が張られていたので今いたハチの巣ではない。しかし、この時点で今期はなぜイソヒヨドリが営巣しなかったかの解が得られたように思う。この位置はイソヒヨドリが雨樋の脇から化粧蓋に降りてくるその位置にあったのだ。清掃ついでにハチの巣とともにイソヒヨドリの古巣も外した。これで来季の営巣可能性が出てこよう。

 古来「髪の無いのは蜂難隠す」と言われていたらしいものの、小生は若きみぎりから男性型脱毛で磯野さん状態だった。だから蜂難は来るはずも無い「怪我も無い」はずなのに今期は既に二波来ているし火傷もした。もう諦観どころか諦蜂なのだった。「二波ある事は三波ある」とも言われているのも既に五波を数えるパンデミックでは「ご破惨で願いましては…一縁なり二縁なり…」と新たなお付き合いのステージに向かうのだろう。このご縁は心しなくてはいけない。
 南無蜂満大明神、南無蜂満大明神、八幡神社や蜂満大社、蜂満精舎まで造営し寄進に努めていたおいらへの仕打ち、あんまりだぁ!。

 イソヒヨドリ営巣部              駆除した蜂はセグロアシナガバチ

今日のトンボ「オオアオイトトンボは日向に」

2021-09-09 | 小父のお隣さん
 9月に入って10日余り、その間に真夏日あり、10月下旬の気温ありで、何とも就寝時の衣服や掛け物をとっかえひっかえしなければならなかった。これもある意味異常気象なのだろう。
 肌寒さを感じるようになるとフイールドのトンボたちも日向で翅を休める姿を容易に見られるようになるものの、多くは常在種のシオカラトンボやオオシオカラトンボ、マユタテアカネなどだからあまり関心を持てない。

 ところが涼しくなると日向に姿を見せるのがオオアオイトトンボで、まだこの時期は全くの日向で翅を休める事は少ないものの木漏れ日のある草地では容易に視認できるのだ。暑い盛りはうす暗い林内や藪の中に入らないと姿を見られないものの、日向で見られるようになると「秋だなあ!冬も近くなった。」と感じさせるトンボの行動でもある。

突端部、ツバキの斜面刈り払い

2021-09-09 | 今日は真面目に
 会友のYさんが刈り払いに精を出してくれるので小生は大助かりなのだが基本、平坦部だけなので足場の悪い部分はどうしても担当しなければならない。欲を言えば「平坦部の刈り払いはせず人の踏み入れない斜面や辺縁部のみ」刈り払ってもらうのが嬉しいけれど贅沢すぎる願望でもあろうか。
 平坦部は日当たりも良く環境植生として播種したり移植したり保護したりしている部分もあって、それを全て伝えて選択的刈り払いは不可能なのだ。好意から気を利かして刈り払ってくれる気持ちは分かるけれど、全草刈り払いされると一瞬にして動植物が消える。この事象は理解してもらうのが難しい。

 そんな事から今回の現場も小生の出番なのだが刈り払う最強の相手はネザサなのである。既にシュートを腰の高さまで伸ばし地表では日陰であっても株立ちで伸びあがる機会を待っているのが一面にある。フイールドとするまではネザサの藪だったのだから致し方ないのだ。この椿、植樹したくても資金が無い当時、無料で持ち出しOKとしてくれた種苗試験場からの苗木だったから植樹する樹種としては外れの場所に植えたのであった。

 順調に刈り払いが進んでいると思った矢先、右手甲に激痛、直後にスズメバチの群れに襲われ散々な刈り払いだった。ヘルメットにフエースガード装着での作業だったから顔面、頭部の被害はなかったのだと言って良いだろう。刺されて数日は握る事も不如意で、そういう作業は回避していた結果でも、テニス肘と言おうか腱鞘炎と言って良いのか分からない腕の痛みには休養日にはならんかった。
 腫れが退いて刺し痕が数ミリのしこりとなって残っている時、よく観察すれば隣接して太い血管が走っている際である。間一髪の距離なので血管に直接蜂毒を注入されたらどうなっていたのだろうかと妄想してしまう。まあ、とにもかくにも事なきを得たのだった。油断大敵・蜂用心!。

  ➡       ツバキ下枝も落とし見通しも良くした