もう十年以上も玄関小屋根の化粧雨樋の隙間にイソヒヨドリが営巣し続けていたのに今期は近寄りもせず営巣しなかった。小生的には古巣の撤去を怠った結果、隙間が窮屈になって見放したのだろうと考えていたのだった。だから次の営巣期までに清掃するつもりでいたのだったが・・・それがヒヨの事、いいえヒョンな事から理由が判明したのである。
発端は一週間前の生協の配達日に注文票を持って行かなかったので「忘れるはずも無いだろうに?」と思っていて、それが今週の配達日、午前は強い降雨で家に居たのだが生協の配達車が来たから玄関に出たのだ。そしたら小屋根の化粧板を指さして「蜂が怖くて近寄れませんでした」と言うではないか。見ればなるほど蜂の集団がくっついている。
逃げちゃいけない花いちもんめ
生協宅配ちょっとおいで
蜂が怖くて行けません
コンテナ被ってちょっとおいで
それでも怖くて行けません
と訴えるのであーあ、蜂難去ってまた蜂難かと思ったものの、とりあえず攻撃する様子もなかったのだが先週来から居続けているのなら巣がある、これは危険だと早速駆除したのだ。思わぬ殺生をしてしまったがコガタスズメバチに刺されたばっかしだし「蜂の一刺しに懲りて殺虫剤を吹く」のだった。「蜂の一刺し」記憶している人はいないだろうなあ。
南無蜂満大明神、南無蜂満大明神、蜂満神社や蜂満大社、はてまた蜂満精舎まで造営し寄進してきたのにあんまりだ!。
さて隠し雨樋の中の巣も撤去しなければと雨がやんでから底蓋を外したら、そこに巣があった。しかし巣房には蜘蛛の巣が張られていたので今いたハチの巣ではない。しかし、この時点で今期はなぜイソヒヨドリが営巣しなかったかの解が得られたように思う。この位置はイソヒヨドリが雨樋の脇から化粧蓋に降りてくるその位置にあったのだ。清掃ついでにハチの巣とともにイソヒヨドリの古巣も外した。これで来季の営巣可能性が出てこよう。
古来「髪の無いのは蜂難隠す」と言われていたらしいものの、小生は若きみぎりから男性型脱毛で磯野さん状態だった。だから蜂難は来るはずも無い「怪我も無い」はずなのに今期は既に二波来ているし火傷もした。もう諦観どころか諦蜂なのだった。「二波ある事は三波ある」とも言われているのも既に五波を数えるパンデミックでは「ご破惨で願いましては…一縁なり二縁なり…」と新たなお付き合いのステージに向かうのだろう。このご縁は心しなくてはいけない。
南無蜂満大明神、南無蜂満大明神、八幡神社や蜂満大社、蜂満精舎まで造営し寄進に努めていたおいらへの仕打ち、あんまりだぁ!。
イソヒヨドリ営巣部 駆除した蜂はセグロアシナガバチ