トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

オニヤンマの水路

2021-09-06 | 水辺環境の保全
 上の池オーバーフロー部下、どんどんの洗堀された水溜りの下流部に丸太堰を設置して三畳ほどの水面を開いた。ここから流れ出る流路も浸食され掘り込まれその上、両脇からネザサやウシノヒタイなどのランナーを伸ばす植物が倒れこみトンボの飛翔には向かない環境になっている。この日も真夏日予報で蒸し暑いから「日陰の作業」を選んで行ったのだ。

 この水路はオニヤンマのパトロールが頻繁に行われていた水路だったのだが最近はその傾向は認められなくなっていた。それが水溜りを設えてからオニヤンマの姿が容易に視認できる場所になって、産卵もするし止まりもするのを目に出来るようになったのは喜ばしい。
 この日の作業は半割丸太の堰上部を手斧でU字型に削り水の落し口を作り周囲に土盛りして堤を形成した。大規模な物では無いのだが普段はチョロ水なので大丈夫なのである。
 ところが数日前に100mmほどの降雨があった後、水見回りに行ったら半割丸太の堰内側に並べたヒノキの寸切り材が流され二つ池の沈泥池に浮かんでいたのだった。この寸切り材に流れる枝葉を集積させ越水時のストレスを緩和しようとしたのだが失敗に終わった。
 その上すぐ横、上の池のオーバーフロー部丸太ダムの二本も増水に負けて片側を空に向け斜めになっていた。先日、漏水穴の補修をした際流出した土砂の分を補充しなかった影響なのだろう。次から次へと「働け!働け!」と押しまくられる。

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**今日の都々逸

2021-09-06 | 性向有毒の翁なれば
               予約無しでも 行列せにゃぁ
                      行列しても 空っ振り ハアコリャコリャ

赤いリンゴに唇寄せて・・・

2021-09-06 | 感じるままの回り道
 庭の紅玉が色づいてきた。今期も無農薬・無肥料・無袋で経過したのだが今までとは異なる違いがい1点だけあった。吸汁被害に遭っていない事である。例年、無袋栽培をすると全果、吸汁被害を受け果肉内部まで茶色く変色して腐る。それが今期は全く見当たらないので首をかしげるばかりである。

 しかし、そうはいっても肌の汚くなるのは否めない。シミや煤のような汚れが全面に見えるし、スポンジ束子で洗っても綺麗には程遠い。まあ、有毒ではないと思うから皮も切り割って食するけれど、本当は「ガブッ!」とやりたいのだ。そうできない理由があって、初夏に完熟梅を樹下で拾って齧ったところ、前の差し歯が折れてしまったのだ。これに懲りてリンゴやナシなどの果実は切り分け、あるいはスライスして食べるようになった。「のど元過ぎれば・・・」とは異なる「熱物に懲りて膾を吹く」類になってしまった。大好物の柿がそろそろ出回るのだろうが、柿を切り割って食べるなんて美味しさが半減する。「ガブッ!」とやって「旨い、美味しい」と来るのはあるからだ。

 さて、自家製のリンゴを見ていつも思う事「生産農家のリンゴの肌はどうして艶やかなのか?」と言う疑問だ。産地のリンゴ園がテレビに流れる事があるけれど無袋リンゴでも美しい肌を見せたまま枝にぶら下がっている。何らかの防護材などを使わないと綺麗にならない、と体験的に感じている小生には永遠の疑問でもあり愚悶でもある。
 まあ、我が家のリンゴなど誰も唇など寄せてくれん・・・。ご免ねリンゴちゃん、と言うところで新たな疑問が発生した。庭のリンゴ、そもそも紅玉だったのか国光だったのか言い切れなくなっているのだ。ホントにごめんねごめんねリンゴちゃん、品種名を忘れるなんて…。