この日、終日曇りの予報で「少しは楽かも…」と漏水孔潰しの予定で出かける支度を済ませたのにパラパラ落ちてきた。九時まで待ったもののパラつきは止まず「雨降りお憑きさん、パン作り・・・」の羽目になった。しかしである、予定していた行動では無かったから材料を集めてみても「牛乳が無い」「バターが無い」のだったからレシピ通りにはいかなかった。これでは初めての強力粉で作るパンは基準にさえできない代物になるのだろう。
それでも牛乳の代わりにヨーグルト、バターの代わりに荏胡麻油、レシピには入っていない卵を加えて製パンしたのだ。卵2個を加えた事で緩くなってまとまりにくい。結局は陶器の容器に入れて焼く羽目になった。
焼き上がって早速試食。卵が入ったことで色合いはケーキ風に見えている。試食しても素パン風味と言うよりケーキとパンの中間くらいの感じ方に出来上がった。焦がしてしまったのはオーブンの天板を使ったため膨張した分、ヒーターに接近し過ぎた格好になったためだ。
冷えてからも試食してみたのだが市販のパンより粗めの口当たりで、それでも最初の小麦パンにしては上出来だろうと爺我自賛した。作ったパンは二日分の昼の主食にしよう。
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