トロルお爺の”Satoyaman”林住記

生物生産緑地にて里山栗栄太が記す尻まくりワールド戯作帳

泥濘部の道普請

2022-04-15 | 今日は真面目に
 夜間演劇の9会場が泥濘部を通った先に2カ所決まった。一帯はかの環境破壊NPOの裏庭に近くそんな歩道を補修するのも忌々しい限りなので手を出さなかったのだが、数年前に瓢箪池への集水路を掘り割ったどなた様がいて瓢箪池には水が溜まらずトレイル上に流出させるようになったから更にいっそう泥濘化してしまったのであった。「水域の無い一帯に雨水を溜め尚且つトレイルを乾燥させる」と言う目論見などは無視し、どういう理由かあえて破壊に精出す輩は世間にはいる。まあ、大陸にはもっと傲慢獰猛なのがゴマンといるけれど・・・。ところで意味は分かるが「ゴマン」とは「五万」なのか「御満」なのかネエ。辞書にもなかった。
 それはともかく観劇に来る上流市民は夜間の林内、その上泥濘通路を歩くことなど初体験の皆様方ばかりだろうと推測しつつ、危機管理の常道に立ってしょうがないから手直しする事にしたのだ。

 先日、補修した入口部の敷板が不要になり泥濘部に転用すれば多少は改善するだろうと案は直ちに決まり着手となるのだが、最初はグーッ、ではなく最初は掘り割られた集水路の堤の補修と雨水を流し続けた結果、通路の侵食が進み溝になったのを埋め戻す必要があった。採土する用土の無いフイールドなのだがすぐ脇の竹の斜面が数年前に地滑りして赤土の巨大な固まりが眼前にまで迫っている。これを掘り取り一輪車で運ぶことどれくらいだろうか、1日目はこれと崩壊斜面からの絞り水を通路脇に溝を設え流す事にして浚った軟土は通路に盛り費えたのだ。

 二日目は胴突きで運んだ用土の鎮圧と瓢箪池への集水路に渡り板を固定し時間が余ったからバラバラになった敷き板を補修して終わり。まだ腰痛から回復していないし、こんな作業が続くので回復の見通しなど皆無なのだが日限は迫ってくる。
 小生は主催者側に義理も義務も責任も好意も親和性も示さなくても全く構わない立場ではあるものの偏に環境保全につながるからとの判断で老骨に鞭打つのだ。こういう場所の設えの上限加減は狭いはずで周囲の環境を認識しない作業で刃悪戯に破壊が進むしかない。
 まあ、何と言っても生まれも育ちも南魚沼の雅な家系、エキスパートな田圃系、その上エニシャルはSとくれば人知れず密やかなSの楽しみは密やかかつ雅で風雅なのだ。

 三日目は修理した敷き板を含め胴突きで鎮圧した盛り土の上に並べて終えた。後日、降雨をみれば造作した部分も落ち着くしタケノコ掘りの連中も踏み固めには寄与するはずだ。