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とりがら時事放談『コラム新喜劇』



何を基準でリーダーを選んでいるのかさっぱりわからない。
人気投票でもないだろうし、多数決でもないだろう。
かといって、選定理由を公表するわけではないし、その会議を公開するわけでもない。

どこのことを言っているのか?
というと、もちろん中国のことだ。

一般的に、民主国家というのは国の重要な法案を決める時や人選がなされる場合は、その議事進行は国民に公開されて行われる。
したがって「人民」は国の運営を知る権利はあるし、希望すれば参加することも自由である。
人民とはまさに人の集まり。
国民全員が人民だ。

例えば日本では国会はNHKで放送され、それは小学校の学級会以下の存在であることを人民たる国民は学ぶことが出来る。

ところが中国の場合は、密室で行われる。
人民代表会議というものも組織っされているが、その「代表」がどんな手段で選ばれているのか。
まったくもって不透明。
選定基準が公開されることは、まずない。

で、その法案の決定プロセスや、人選プロセスが公開されることもないわけで、すべて共産党という「同じ意見」「同じ思考」「同じ利害関係」の人々によってのみ決定されるのだ。

こういう国で育った国民にまともに考える知識があるわけがない。

都市計画も住民無視で勝手にすすめ、仕事が終わって帰ってみたら政府の力で更地になってた。
なんてことが平気で起こるお国柄。
他国の土地なのか、自分の土地なのか分からなくなるのも無理はない。

この国でいま、次のリーダーは誰かということが論じられている。
論じているのはもちろん外国。
なんといっても政治の決定要素が国民投票でも、政党のパワーバランスでもないので分かりにくい。

法律はあっても権力者の考えかたの方が力が強いので、たった一人の言葉でなんとでも激変する。

人民大会議。
毛沢東の時代から常にそうだが中国に於ては「人民」の意味が他の国とはちょっと違う。
基準不明の権力者の思いつきで選ばれた、コネ持ち代表者の集まりのことをいう。

従って、議会が小学校の学級会以下であることも国民は知ることができないのだ。

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