とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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一週間の休刊します

2006年04月01日 07時31分44秒 | エトセトラ
え~と。
本日から一週間の旅に出ます。
したがって「とりがら時事放談」は4月9日までお休みです。
(エイプリルフールではおません)
旅の途中、カキコができるようであれば更新しますが、行き先がかなりディープなところなのでインターネットは無理かも知れません。

それでは私が旅している間は写真付き旅行記集「東南アジア膝栗毛」をお楽しみください。

東南アジア膝栗毛-ミャンマー大冒険、越南をゆく などなど掲載中!

聖徳太子に学べ

2006年04月01日 07時25分48秒 | 政治
聖徳太子に学べ、といっても「金集めちゅうことかな?」と昔の一万円札を想像するあなた。
あなたはオッサンかオバハンです。

国家の外交政策というのは相手に対してへつらったり媚びを売ることではなく、対等の立場で、はっきりと自分の主張を相手に伝えすこしでも良い条件を引き出すことである。
日本人にとってその外交姿勢のお手本は7世紀すでに聖徳太子が示されている。

いわゆる「日出ずる国」外交と呼ばれるものがそれだ。
当時、聖徳太子は中国への留学生であった小野妹子に随の煬帝に宛てた親書を託した。
「 日 出 ず る 処 の 天 子 、 書 を 日 没 す る 処 の 天 子 に 致 す 、 恙 つつが な き や」
この親書は「我こそは世界の中心なり」と思い込んでいる随、つまり中国の気持ちを逆なでしたが、以来韓国やベトナムが朝見外交を繰り返して行くことに対して、日本が独自の道を歩んで行ったことに繋がっている。

以来千年以上、環中華圏の地理的条件の中でこの中国と対等、またはそれを凌駕する立場であることを貫いてきたおかげで、独自の文化を発展させ植民地になることも免れ、経済を発展させ、現在の地位を確立することができたといえるのだ。

ところが聖徳太子の時代から1300年が経過して、ここにその外交フィロソフィーを自ら破壊しようという日本人が現れた。
その人の名を「橋本龍太郎」という。

昨日、橋龍は国家主席の胡錦濤に面会。
その席上、故錦濤は橋龍に対し、
「日本の指導者が『A級戦犯』を祀る靖国参拝をやめるのなら、いつでも首脳会談を開く用意がある」
と宣った。
普通の神経なら、
「それはあなたの間違いだ。あなたにA級戦犯云々とやかく言われる筋合いはない。日本という独立国家が国家の伝統と習慣に則って死者を、しかも国家のためにと戦ってなくなった人々を追悼するのは当たり前。外国人のしかも、民主主義も言論の自由もお持ちでない国のあなたが口にする権利すらない。」
程度のことは言うはずだが、この人は違った。
「多くの日本人にとって靖国神社は身近なものだ。(胡主席の)話は日本へのメッセージとして率直に受けとめたい」
と宣った。

いったいこの人はどこの国の人?
1300年間独立を保ってきた外交を破壊しようとする思惑は何なのか。
金のためか、愛人のためか。

一万円札の肖像を聖徳太子に変更し、ついでに中国の腰ぎんちゃく韓国へのメッセージとして千円札も伊藤博文に変更してはどうだろう。
キャッシュに目のない橋龍にキャッシュを見る度聖徳太子が語りかけると、すこしはマシになるかもしれないじゃないか。

ワンセグ

2006年04月01日 05時57分38秒 | マスメディア
地上デジタル放送の携帯電話対応バージョンをワンセグというらしい。
そのワンセグ放送が今日4月1日から始まるという。

どこでも、いつでも、だれとでも。
というユビキタス的テレビ放送ではあるが「見たい」と思う人は一体どのくらいいるのか分らない。

放送されるコンテンツも平成20年までは法律でオリジナルのものが放送できず、地上波デジタル放送のコンテンツそのものを流すというのだから、何を考えているんだか。
もともと少なくとも15インチ以上の画面で視聴することを目的で制作した番組を携帯テレビのちっこい画面で見ていて分るのか、大いに疑問である。
その前に、どういう理由でかは知らないが一定期間限定にせよ、オリジナルを作るなと法律で番組内容を規制するのは言論と報道の自由を規制する憲法違反ではないだろうか。

やれUSENだ、地上波だ。
ケーブルテレビだCSだ、とテレビ局同士が既得権益を官主導の護送船団方式で守ろうとしている間に、ネットを通じた新しいメディアが登場する可能性が大いにある。
ワンセグ放送に規制を加えているのも護送船団方式の成せる業としか思えない。
そしてそして、ワンセグ放送へ関心の高さはNHKのアナログハイビジョン以下とも言えなくはない。

国民が無関心なのをいいことに、わけの分らぬ利権構造を作っては壊し、作っては壊し、一部官僚や企業トップが自分の懐だけを暖めるとい繰り返しの構造は、もう止めにしたら如何か。