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とりがら時事放談『コラム新喜劇』

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内閣がアホやから政治がでけへん

2007年09月12日 19時54分01秒 | 政治
京都の四条河原町「高島屋」前を歩いていたら号外が配られていた。
ふむふむ、京都新聞の号外とは珍しい。
と、一部受取ってみると、
「安倍首相辞意」

こりゃ、えらいこっちゃ、えらいこっちゃ。
号外の紙面に躍る好景気(10年前と比べて)に水を差すニュースに暫し呆然。
冷静になって思い出したのが25年前、阪神タイガースの江本孟紀が言った一言だった。

「ベンチがアホやから野球がでけへん」

まさに今の安倍首相の心境はグラブを投げつけ甲子園を後にした江本と同じものなのかも知れない。

失言大臣続出で、金の説明に困った死人まで出した。
で、満を持して実行した内閣改造もむなしく、さっそく「アホ」を出したものだから、「アホらし。なんでここまでせな行かんねん」という心境に至ったというのがホントのところ。

尤も、
「内閣がアホやから政治がでけへん」
と言ったかどうかはわからない。

安倍批判の裏を読む

2007年08月28日 12時40分47秒 | 政治
安倍内閣の初めての改造が実施されて新しい閣僚の顔ぶれが発表された。
「ずいぶん思い切った人を入閣させたね」
という意見もあれば、
「いくらがんばっても安倍じゃダメ」
という意見もある。

「信頼の回復に努めます」
と首相が述べれば、再び、
「信頼の回復を図るのはあなたでしょ」
という意見が上がり、
「『辞めていただく』のもあなたでしょう」
なんていう辛口の意見が並べられる。

相次ぐ閣僚の不祥事で内政が混乱した責任は安倍首相にあることは間違いない。
決めなければならない税制改革も遅々として進まず、社会保険制度も止まったまま。
これだけ考えれば確かに安倍首相は実務力に乏しいといわざるを得ず、批判のそしりは免れないだろう。

しかし、安倍首相がそんなに無能だとも思えない。
公務員改革を着々と押し進めていることも確かだし、中国、韓国という反日の隣人とも距離を置きつつ円満な状態を作り出している。
憲法改正に必要な国民投票案も現実化しようとしているし、何に不満があるかといえば、よくよく考えると思いつかないというのが本当のところだ。

「安倍政治はすぐ止めよ」
というMIXIなどで見受ける一般民衆の主張はマスコミに煽られた、いわば暴徒の発言に近いものがある。
たとえば、安倍首相が退陣して、与党が自民から民主党に移れば少しは政治知識を持ち合わせていれば、現状よりさらに混沌とする社会になることは明らかだ。
小沢代表は風見鶏で政治家生活を送ってきた札付きで、鳩山、管に至ってはリーダーとしての業績も経験も乏しい。

第一、民主は自民のはみ出しと社会党の残党による烏合の衆。
まとまるはずがない。
経済、防衛、外交。
すべての面で日本社会が混乱することは目に見えている。

民衆は忘れているのだ。
平成7年1月の阪神淡路大震災で破壊された神戸の町に救出に向かう自衛隊を足止めし、病院船の提供を申し出たアメリカ海軍の援助を断り、必要以上に多くの民衆の財産と命を奪ったのは民主党と社民党の人たちだったことを。

安倍首相批判の裏には以下のプロセスが潜んでいる。

安倍首相は憲法九条を変えようとしている。
つまり、護憲活動家には都合が悪い。

安倍首相は公務員改革を徹底し、公務員天国を破壊して当たり前のシステムを作ろうとしている。
つまり、労働組合や公務員には都合が悪い。

安倍首相は子供たちに愛国心を持たせて他の国々と堂々渡り合える教育制度を作ろうとしている。
つまり、中国や韓国に媚びてきて日教組や赤旗政党には都合が悪い。

安倍首相は三世議員なのに就任時には人気があり、かつ正論を唱えていた。
つまり偏向報道のお得意なNHKや朝日新聞、最近おかしい読売新聞には都合が悪いし、世襲議員は「バカでなければ」ならないという理論から外れているので気に入らない。

この公務員、マスコミ、労働組合には共通点がある。
みんな同じ大学などの出身者がリーダーを務めているということだ。

安倍批判の裏を読む。
この半年のドタバタは小泉に太刀打ちできなかった反改革派の逆襲劇に過ぎないのかもわからない。

福島瑞穂を死刑にせよ!~バカは死ななきゃ治らない

2007年08月24日 07時02分55秒 | 政治
昨日、三人の死刑囚の刑が執行された。
例によって死刑廃止論者がギャーギャー騒いで「反対!」と叫んだ。

この死刑廃止論者の共通点は「反日」もしくは「既存の文化の徹底破壊」。
死刑制度も法制度上の既存文化なので破壊したいという思惑か。

新聞も産経を除くほとんどが死刑に対して否定的な記事を掲載した、
朝日新聞はもちろんのこと、驚いたことに保守系であるはずの読売新聞までは反対傾向の記事を掲載。
もしかすると言論界から死刑宣言されそうな渡辺恒雄を擁護しての記事なのかも分らないが、最近の読売新聞は論調の左傾化が目立っておかしい。

亀井静香も「死刑反対」と声高に叫んでいるが、この人なんか政界からすでに死刑にされていて、なんの発言力も影響力も持っていない。
むしろ引退してから好き放題を現役時代より言うようになったハマコウのほうが、社会に対する影響力は強いかも分らない。
この際、なんの業績もないのだから自ら死刑になったらいかがだろう。

で、やっぱり「死刑反対」を叫ぶ最先鋒は社民党の福島瑞穂。
この人は自分の器量や能力が政治家に向いていないことが分らないかわいそうな人で、党首を務める社民党がそうであるようにこの人自身もすでに死んでいる。
死んでいるにも関わらず「死刑反対」を叫ぶのは土井たか子以来の「何でも反対」の姿勢なのか。
阪神大震災の時に自衛隊出動を妨害し被害を拡大したり、パチンコ屋から金をもらっていたり、北朝鮮を擁護したり、北朝鮮に拉致した人を「助けて下さい」と被害者の家族がお願いしたら情報を売って「被害者を殺させた」実績(?)などを考えると、死刑にすべきは「この党も」というところか。
福島瑞穂が「死刑反対!」を叫ぶのは単に何でも反対の反日姿勢、既存文化の破壊を目論む思想的以上の自己弁護に他ならないような気がして仕方がないのだが。

とうことで、しっかりと安心した社会作りをするために、政治の世界から福嶋瑞穂を死刑にせよ。
なんといっても「バカは死ななきゃ治らない」。

愚民党

2007年07月30日 12時27分19秒 | 政治
参院選は何がなにやらロクな公約も出されることなく烏合の衆の民主党が多数の議席を獲得した。

それにしても酷い選挙だった。
公務員の天下り問題も討議されず、対中国やアメリカなどとの外交問題も討議されず、北方領土や竹島問題などの領土問題は「り」の字も口にされることはなかった。

今回の参院選はいわば「悪口選挙」。
誰それが、こう言った、ああ言った、という子供の喧嘩レベルの低次元の争い。
子供の喧嘩と唯一違うのは殴り合いに発展しないだけ。
むしろ殴り合いに発展したほうが台湾議会みたいで民主的でいいのだが、子供のころから喧嘩もしたことの無いような人たちばかりが選挙戦を展開するので、情けないことこの上ない。

で、議席獲得の民主党は有頂天で喜んでいるし、マスコミや公務員組合なんかも喜んでいるが、市場は至って冷徹だ。
民主党の勝ちが決まると株価は急落。
外国人投資家も日本売りを加速した。
これを金作り名人の小沢代表はなんと見ているのだろう。

ともかく、こういう愚民政治をみているとビートたけしが以前書いたエッセイの一節を思い出す。
「オイラの一票と、政治も経済も何にも分らないミーちゃんはーちゃんの一票も同じ一票であることは納得いかない」。

まさにその通り。

愚民が選んだ民主党政治。
いっそのこと愚民党って名前にしたら分りやすいと思うのだが。

どっちが怖い?中国産品と日本の政治家

2007年07月25日 20時52分00秒 | 政治
今週末は参議院議員選挙。
有権者はみんな投票に行こうよね、というのが選挙管理委員会のPRだけど、困ったことがひとつある。
投票したくなるような候補者が一人もないのだ。
もちろん投票するに値する政党もない。

これを嘆かずしてなんという。

マスコミは盛んに自民党を毛嫌いして民主党を立てようと相務めているが、民主党にそんな優秀な政治家が誰かいた?
いたなら教えていただきたいが、党首が病気で死にかけの小沢一郎で、血筋だけが政治家で脳みその大きさはハト並の鳩山由紀夫が幹事長をやっている民主党はどう考えても真当ではない。
自民離党組と社会党難民によって構成されてる烏合の衆が民主党。
最大野党がこれだから後は何を言わんかだ。

社民党や共産党は時代錯誤も甚だしく、「憲法九条を改悪し、戦争をしに行く国にするのを食い止めよう」というスローガンはまったく同じ。
いまの日本が憲法を変えたからといって戦争に行くと言うのは考えにくい。
「戦争はこりごりで何の解決ににもなりはしない」
というのが一般的な日本人の感覚だろう。
それでも彼らに言わせると、「改悪したら戦争をする国」になるんだと。
福島党首や志位委員長は改悪したらそれを理由にどっかの国に戦争を仕掛けるつもりかな。
思想を同じくする中国みたいに。
それとも「国民、一般大衆は私たちとは違ってアホなのよ」と言いたいのか。
失礼ない連中だ。

で、少数政党の国民新党はヨイヨイオヤジで自分が偉いと勘違いしているトナミ運輸関係者の綿貫党首だし、新党日本の田中康夫は支持者のいない売れない文芸界の一発屋だ。

よくよく見回すとまともそうな党首は阿部首相だけということになりそうだが、ここもいただけないの他と同じ。
党首を引きずり降ろすための小細工ばかりして国のことをちっとも考えないアホ党員。
相手は反社会的カルトと分っていながら評欲しさに公明党と連立を組む破廉恥さ。
利権にしがみつく官僚的姿勢。
ほんと、どいつもこいつも嘆かわしい。

冷静に考えてみると世界を恐怖と混乱に落とし込んでいる中国の工業製品や農産品も恐ろしいが、日本国内の政治屋先生たちの方が日本にとってよっぽど危なくて怖い存在だ。

共産党に社民党、二つ並べて民主党

2007年07月13日 22時28分09秒 | 政治
参院選がはじまったが、どうも良く理解することができない。
というのは、未だに「共産党」や「社民党」そして「民主党」の半分(元社会党)を支持する人たちの頭の中身だ。

これらの党の信条は「マルクス・レーニン主義」。
この19世紀に生まれて20世紀に一世を風靡した時代遅れの思想を信奉する政治政党をどうして応援したりできるのだろうか。

朝早く、駅前に立って「民主党の○○でございます。ご支持お願いいたします」と叫んでいる公務員。
商店街を集団で旗をフリフリ「社民党をお願いします」と練り歩く中高年のオッサン、オバハン。
紅い旗をヒラヒラ舞わせて朝夕構わず「市民の味方、共産党」と宣う団体職員。

どうなっているのだろう?

世界と歴史を見渡すと、マルクス・レーニン主義を掲げた国で国民が幸せになったという実例は皆無であることにすぐ気付く。
マルクス・レーニン主義で幸せになるのは共産党や社会党のお偉いさんだけ。
「目指すは特権階級!」
というのが福島某、志位某の野望かも。

で、詰まる所は独裁政治。
現在の中国を見ればよく分る。
あまりに酷いので、15年ほど前に東欧の国々はマルクス・レーニン主義をやめちゃったくらいだ。

「平和憲法を守ろう」
などと言うのがこの人たちの共通点だが、この人たちのおかげで国境の島は占領されっぱなしで、国民の何人かは北朝鮮に拉致されっぱなし。
大好きなお隣中国は核弾頭装備の原子力潜水艦を日本の近海にウロウロさせて弾道弾を日本列島に向けている。
どこが平和なのか訊いてみたい。

「人権を守ろう」
「弱者を守ろう」
などとも言うのもこの人たちの共通点のひとつだが、共産圏や社会主義圏に人権も弱者保護の精神がないことも、女児が産まれると絞め殺す中国やマスゲームで失敗すると折檻される北朝鮮を見ればよく分る。

「アメリカの言いなりになるな」
と言うのも、この人たちのさらなる共通点だが、アメリカの言いなりにはならない代わりに中国やロシアの言いなりになるのは構わないのか?
もしかしてコミンテルンが健在で国家転覆を目論んでいるのか?
是非とも訊いて見たい。
だいたい「言いなりになってる」証拠なんかどこにもない。
アメリカは日本の軍事同盟国であることをお忘れなく。
ちなみにアメリカの繁華街で「ジョージ・ブッシュは大バカ野郎だ!」と叫んでも「その通り!」と言われるだけかもしれないが、中国の繁華街で「故錦濤は弾圧者だ!」と叫んだら次の日は鉄砲で吹き飛ばされて頭の半分が無くなっている。
どっちがちょっとはマシな国なのかは考えなくても、分かるもの。

ということで、参議院選挙。
あなたは共産党や社民党、民主党へ入れますか?
それとも人間辞めますか?

(それにしてもカルトと結託している自民党は輝きと魅力がないし、日本新党は党ごと介護されたほうが良さそうな人ばかりだし。どうなる?ニッポン!)

英語を話すサルが逝く(宮沢喜一死す)

2007年06月28日 20時50分24秒 | 政治
元総理大臣「宮沢喜一」が亡くなった。

宮沢喜一といえば「飛行機の機内ではワシントンポスト紙が愛読紙」の英語堪能な政治屋だった。
政治家でないところが、ちょっと苦しい。
ただし、英語はその能力が堪能なだけで使い方を知らない「考える能力に欠けた」人でもあったのだ。

この御仁の時代は英語さえ話せたら「エリート」な時代だったが、今では「NOVAに行って習ってんのぉ」程度のパープーな人でも話せる時代。
そういう意味では宮沢喜一は英語の話せるパープー人の先駆けでもあったわけだ。

その証拠に、教科書問題では国を売ること忘れることなく、今日の日中韓関係を作り出した。
そしてバブル崩壊時代に「高橋是清の再来」とばかりに持ち上げられて蔵相になっても、能力がないからなんにもできず、
ただただ「エリート意識」が服を着て歩いている、裸の王様そのものだった。

ま、亡くなりはった人に鞭打たんのが我が国のしきたり。
口では「哀悼の意」とか言いながら、心では「罵っている」人は多いかもしれない。

しかし辛口のこのコラムではハッキリ言います。
「英語を話すサルが逝く」

今後、カタチにこだわり能力のないこういう政治屋は出てこないいただきたい、というのは「彼が愛することのできなかった日本国民」の願いです。

(※今日はmxiに投稿した文章を転用してます。あしからず)

千葉県は未来の伊丹市

2007年06月12日 23時34分29秒 | 政治
「羽田空港の国際線発着枠の拡大のため、千葉県を『騒音低減のため』と説得した」

というのは国土交通大臣。
羽田空港に国際線を呼び込むと、成田の発着数が減るからと心配した千葉県への国の説明に理由が要るとは笑わせる。
それだけ成田空港を使いたいというのであれば、滑走路の建設に反対せず、深夜便の離発着を黙認し、周囲からゲリラやそれを支援する市民団体という暴力団を追放してはいかがだろう。

かつて、伊丹空港は「騒音公害。空港閉鎖を希望する!」と伊丹市やその周辺の自治体ぐるみで空港廃止を提言した。
で、関空ができて、空港が無くなると税金や補助金が入らなくなって街が寂れてしまうとビビってしまい、ついには「空港との共生」を宣言した。

居丈高な千葉県の姿は、将来の伊丹市だ。

地方の時代と住民税

2007年06月03日 17時30分31秒 | 政治
今月から住民税が上がる。
誰も「住民税を上げていいよ」よ言ったつもりはないのに、上がるのだ。

そもそも地方の財源をケチルというか、都会から地方へ回す財源を国庫の中身が少ない(というより真っ赤っか)ので、「少しは自分でやってみて」と政府が言った結果が住民税の増額。

今月から受取る給料が減るだろう。(涙)

もう、随分と前からになるが「地方の時代」と、世間では声高に叫ぶ人々がいる。
この人たちは地方自治の強化だとか、小さな政府だとか言ってはいるが、その結果が「(枚方市のような)役所製談合」であり「(夕張市のような)自治体の倒産」であり、「(大阪市や大阪府のような)職員による公金ネコババ」なのである。

だいたい現在の公務員諸氏に自治体はおろか企業経験できる者がいるのか、はなはだ疑問だ。
民間企業に勤めるものなら、やってはならないと思うようなことも平気でやってしまう役人の皆さんにちょっとした大企業とも言える自治体の運営ができるはずがない。
企業誘致に励む各道県の担当者も、一時の「工業団地を作れば集まる」というほどのアホさ加減はなくなってきたが、まだまだオツムテンテンの状態が続いている。

先日NHKの討論番組を見ていると、やはり「中央(東京や大阪、名古屋で稼ぎ出した)のお金をもっと地方に分配してもらわなければ、やって行けない」というようなNHKの番組らしいコメントを発する老若男女が多かった。
「NHKから金もらって発言しとんのちゃうか」
とも思ったが、あまりの阿呆らしさに10分ほどでチャンネルを変えてしまった。

ともかく自分の住んでいる町に税金が集まらないのは、自分の住んでいる町が「外から見ていかに魅力の無いところか」ということに、まったく気付いていない証しである。

「魅力をPRしてるんだけど」
とおっしゃる方もいるだろうが、そういう人には「お宅の県庁所在地の駅で下車してお宅らしさがありますか?」と私は一度訊いてみたいものがある。
というのも、どの街の県庁所在地の駅を降りても、東京や、そうでなければ埼玉や千葉のような東京の郊外の街みたいな雰囲気しかないのはどういうわけなのだろう。

東京と同じものを目指しているような小さな街に住むくらいなら本家東京に住んだ方がよほど個性的な暮らしができるにちがいない、と確信する。
駅前にスーパーマーケットやビジネスホテル、マンションがあるのは仕方がないとして、そのどれもが東京に本社がある企業の系列ばかりじゃ話にならない。

会社からの帰り道、お買い物するのは東京本社のジャスコかイトーヨーカード。
コンビニ寄るならローソンかファミマ。
住んでいる家はライオンズマンションだとかファーミールだとか大東建託だと言った有名どころ。

こんなことでは地元に税金が落ちるわけがない。

ということで、住民税の増額は「地方の時代にはほど遠いよ」いう現実の証拠にほかならない。

こんな選挙に誰がした?

2007年04月23日 20時33分32秒 | 政治
10年ほど前、大阪に住んでいたオーストラリアンの友人と交わした会話。

「どこ行くん?」
「これから本町にある領事館へ行かないとダメなんだ」
「なんで?パスポート切れたん?」
「違うよ」
「ビザの更新?」
「それも違う」
「なんか、悪いことして呼び出しか?.......おまえやったらあり得そうやけど」
「ハハハ............失礼なことを言うな。」
「んじゃ、なんや?」
「選挙なんだ」
「選挙?....選挙と領事館と関係あるの?」
「選挙行かないと罰金払うことになるんだよ。うちの国は」

オーストラリアでは国政選挙の投票に行かなければ日本円にして約1万円相当の罰金を払わなければならないのだという。
私にとっての驚きは、国政選挙への投票が義務化されていることはもちろんのこと、海外に住む国民も最寄りの大使館や領事館へ出向いて投票しなければならないことで、この瞬間、民主主義の重みをひしひしと感じたのだった。

それに引き換え、我が日本。
選挙なんてなんのその。
テレビも最近では得票率は盛んに報道するが、投票率は報道しなくなった。
これはきっと何者からかの圧力がかかっているのか、もしくは「そんなことどうでも良い」と思っているのかのどちらかだろう。

率直に言って投票率が80%以下の選挙なんか無効である。
投票率40%や50%台なんて論外で、投票に行かない有権者は全員その理由を400字詰め原稿用紙5枚程度にまとめて提出させるべきかとも思ってしまう。

投票率が低いと様々な弊害が発生する。
その最たるものは一部の集団に国政を乗っ取られるという心配だ。
悪いことに、この心配はすでに現実化している。
自民党がカルト集団公明党と手を結んでいるのが実例だ。

政教分離も民主主義も吹き飛ばす。
めちゃくちゃ政治を生み出す原因。

「無関心」

だから言いたい、こんな選挙に誰がした。