人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

NHK交響楽団2020-21シーズン全公演休止 ⇒ 払い戻し、同じ日程で公演開催 / キム・ピョンウ監督「PMC ザ・バンカー」を観る ~ 新文芸坐

2020年07月02日 07時26分09秒 | 日記

2日(木)。懸念していたことが現実となりました NHK交響楽団のホームぺージによると、①2020‐21シーズンの定期公演を全て休止し、同じ日程・会場で、新たなN響主催の演奏会を開催する。②公演内容や販売方法は決まり次第発表する。③定期会員券購入済の人には払い戻しをする。7月下旬以降、登録住所あてに ゆうちょ銀行貯金事務センターから「振替払出証書」を郵送する。チケットの返送は不要。④2020-21シーズンの座席は次の定期公演が開催されるまで確保される。特別の手続きは必要ないーとなっています

この措置は、新型コロナウイルスに対する徹底した感染症対策が必要とされる中、これまでの指定席で鑑賞することが困難になったうえ、海外からの渡航制限やステージ上の安全確保の観点から当初予定していたプログラムのまま公演を開催することができなくなったことが理由である、と説明しています

N響史上初めて定期演奏会が開かれないシーズンとなります 今の段階でこれほどの思い切った措置が取れるのも、NHKという安定した財政基盤があるからだと思います 同じ日時・会場で新しいプログラムによりコンサートを開催するとしていますが、「定員の50%規制」がある限り、チケットを入手できる人は限られます また、ステージに上れる演奏者も人数が限られるので、プログラム上で考えられるのは、当面はマーラーやブルックナーをはじめとする大規模管弦楽を要する交響曲や合唱を伴う楽曲は取り上げられないだろうということです 私が最も聴きたいのはマーラーやブルックナーの交響曲なので口惜しい限りです

ということで、わが家に来てから今日で2101日目を迎え、国家公務員の夏のボーナスが30日に支給されたが、公職選挙法違反容疑で逮捕されている河井克行衆院議員と妻の安里参院議員にも、約319万円ずつが支給される  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     広島県内の政治を混乱させ 1億5千万円の使途も不明な夫婦には受け取る資格なし

 

         

 

昨日、夕食に「肉野菜炒め」を作りました   美味しく出来ました

 

     

 

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐でキム・ピョンウ監督による2018年韓国映画「PMC   ザ・バンカー」を観ました

CIAから、北朝鮮の要人を捕らえて安全な場所へ護送する依頼を受けたPMC(民間軍事会社)の傭兵エイハブ(ハ・ジョンウ)は、11人の部下を率いてDMZ(南北朝鮮軍事境界線)の地下30メートルに張り巡らされたバンカー(地下要塞)に潜り込む 凄腕のエイハブの手にかかれば、その任務は10分程度で完璧に終わるはずだった しかし、アメリカと中国それぞれの北朝鮮をめぐる思惑に翻弄され、信頼していた仲間からも裏切られたエイハブが窮地を脱する唯一の手段は、敵の包囲網を突破して北朝鮮最高指導者「キング」を地上へと連れ出すことだった。しかし、仲間たちは次々と撃たれ、キングも瀕死の重傷を負い、エイハブも重傷を負うが、「キング」の側近医師ユン・ジイ(イ・ソンギュン)と敵味方の立場を超え、力を合わせてキングを救うために奔走する

 

     

 

映画を観終わって、振り返ってみると、この映画のテーマは、「死ぬか生きるかの瀬戸際に立たされた時、部下や同僚を捨てて自分だけ助かろうとするか、最後まで見捨てず一緒に闘い抜くか。どちらを取るか」という問題提起だと思いました エイハブは かつて、パラシュートで降下する際、パラシュートが開かない部下を見捨てれば自分は無事だったのに、彼はそうはせず、彼を抱えながらパラシュートで降下したため、自分は大けがをし片脚を切断し義足になってしまったという過去があります しかし、チームのリーダーとなって行動するには局面によっては、目的のためには部下を犠牲にしてもやむを得ない状況に置かれます エイハブはその時々で悩みに悩んで決断を下しますが、彼の苦悩がスクリーンを通じて痛いほど伝わってきます また、瀕死のキングを生きたまま地上に戻すため、北朝鮮の医師と協力し合いながら奔走する姿は、南北朝鮮の境界を超えた友情物語です

それにしても、アメリカ大統領選挙で不利な立場にいる候補者が、北朝鮮や中国を挑発して「キング」誘拐・救出事件を作り上げ、自分の支持率を回復させるというストーリーは、荒唐無稽とも言えますが、何をしでかすか予想も出来ない現職のアメリカ大統領の行動を見ると、この映画のように「何が起こっても不思議はない」と思ってしまいます

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2 コメント

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Unknown (soprano-motoko)
2020-07-02 08:48:22
モコタロちゃんへ
おはようございます!
今日のコメントよかったです。「いいね」はモコタロちゃんへ押しました。
toraさんはわがままですね。
toraさんは、マーラーとブルックナーが聴きたいみたいですけど、
「今はダメよ!お客様や演奏者の安全を考えて!
主催者の責任を考えて、我慢しなさい」と注意してくださいね。
他の作曲家の作品を聴く、いい機会ですよね?
演奏会がなくなるより、生演奏を聴ける幸せの方がいいですよね?
返信する
ものの見方 (tora)
2020-07-02 13:42:37
motokoさま コメントありがとうございました。
モコタロにmotokoさんの「いいね」を伝えたら転げまわって喜んでいました。
コロナ禍のもと「他の作曲家の作品を聴くいい機会」という捉え方もあるのですね。いつもポジティブシンキングなmotokoさんのご指摘はとても参考になります。ありがとうございました。これからも鋭いコメントをお待ちしています
返信する

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