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人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

尾高忠明 ✕ ラファエラ・グロメス ✕ 読売日響でドヴォルザーク「チェロ協奏曲」、エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ」を聴く

2025年05月16日 00時09分17秒 | 日記

16日(金)。わが家に来てから今日で3776日目を迎え、2024年の米大統領選で敗北し立ち直りを目指す民主党の支持者の間で、「メッセージが難解すぎる」などの声が聞かれ、党の行方に不安と不満が広がっている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

 民主党は いつまで”裸の王様”トランプの 世界相手のやりたい放題を放任しておくつもりだ?!

         

昨日、夕食に「豚・茄子・卵の辛味炒め」「生野菜とアボカドと生ハムのサラダ」「シメジの味噌汁」を作りました 「豚・茄子~」は新聞の「料理メモ」を見て初めて作りましたが、ピリ辛で美味しく出来ました

         

昨夜、サントリーホールで読売日響「第682回 名曲シリーズ」公演を聴きました プログラムは①ドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」、②エルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ」です 演奏は①のチェロ独奏=ラファエラ・グロメス、指揮=尾高忠明です

オケは14型で 左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという いつもの読響の並び コンマスは林悠介、隣は戸原直という2トップ態勢を敷きます

1曲目はドヴォルザーク「チェロ協奏曲 ロ短調 作品104」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)がニューヨークのナショナル音楽院の院長を務めていた時期の1894年から95年にかけて作曲、1896年3月19日にロンドンで初演されました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「アダージョ・マ・ノン・トロッポ」、第3楽章「フィナーレ:アレグロ・モデラート」の3楽章から成ります

チェロ独奏のラファエラ・グロメスはドイツ・ミュンヘン生まれの新星 ライプツィヒ、ミュンヘン、ウィーンの各音楽大学で研鑽を積む 2005年にグルダのチェロ協奏曲でソロ・デビューし、注目を集める ソニー・クラシカルと契約を結び、8枚のCDをリリースし、数々の賞を受賞している

ラファエラ・グロメスがキラキラ光る赤の勝負衣装で登場、ステージ中央にスタンバイします 尾高の指揮で演奏に入りますが、派手なステージ衣装とは対照的に、彼女の演奏は堅実で、正攻法で作品に対峙します 個人的には第2楽章のアダージョにおける叙情性が素晴らしいと思いました

満場の拍手とブラボーの嵐にラファエラ・グロメスは、遠藤真理以下4名のチェロセクション・メンバーとのコラボにより、ハンナ・ハブリレッツ「聖母マリアへの祈り」を抒情的に演奏、再び大きな拍手に包まれました

プログラム後半はエルガー:創作主題による変奏曲「エニグマ」です この曲はエドワード・エルガー(1857-1934)が1898年から99年にかけて作曲、1899年6月19日にロンドンで初演されました この曲ではエルガーの妻と友人たちが主題と14の変奏で描かれており、次のように構成されています

主題提示 ~ 第1変奏(C.A.E)、第2変奏(H.D.S-P)、第3変奏(R.B.T)、第4変奏(W.M.B)、第5変奏(R.P.A)、第6変奏(Ysobel)、第7変奏(Troyte)、第8変奏(W.N)、第9変奏(Nimrod)、第10変奏・間奏曲(Dorabella)、第11変奏(G.R.S)、第12変奏(B.G.N)、第13変奏・ロマンツァ、終曲・第14変奏(E.D.U)

弦楽器が16型に拡大します ステージ上には収音マイクが数本立てられていますが、いずれ日テレ系で放送されるのでしょうか

尾高の指揮で演奏に入りますが、この曲は友人たちの性格や人柄をそれぞれ変奏曲の形で表しているので、1曲1曲が変化に富んでいて面白く聴けます この曲で私が一番好きなのは第9変奏(Nimrod)です 「ニムロッド」はエルガーの親友、オーギュスト・イェーガーのニックネームです 曲はイェーガーが愛好していたベートーヴェンのピアノ・ソナタ「悲愴」の緩徐楽章が下敷きになっているとのことですが、そういわれてみればそのように聴こえます この曲の良さを最初に教えてくれたのは、数年前にアジアの若者たちの臨時編成オケ「アジア・ユース・オーケストラ(AYO)」が来日公演の最終日にアンコールで演奏した時です ともに学び、コンサート・ツアーをこなしてきた仲間たちとの最後の公演ということで、そこかしこで若者たちが泣きながら演奏していました その光景を目の当たりにして、若いっていいな、純粋っていいな、これこそ音楽の原点かもしれないな、と思ったものです AYOは毎年夏に来日しコンサートを開催しています 今年は8月25日と26日に東京オペラシティコンサートホールで演奏します 今回も最終日のアンコールに「ニムロッド」を演奏してくれるでしょうか

話を戻します。第13変奏「ロマンツァ」は遠藤真理のソロが美しく響きました オケの総力を上げての終曲・第14変奏(E.D.U)は、読響のゴージャスなサウンドによる演奏が圧巻でした

満場の拍手とブラボーが飛び交う中、カーテンコールが繰り返されました なんだかんだ言っても、尾高のエルガーはいいなあ、と思ったコンサートでした

         

今日は都響「第1021回 定期演奏会Bシリーズ」を聴くためサントリーホールに行きます 4日連続コンサートの最終日です


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