人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

アガサ・クリスティー原作「オリエント急行殺人事件」を観る~ケネス・プラナー,ジョニー・デップ,ペネロペ・クルスほか豪華キャスト:ポワロが大きさの違う2つの卵を食べる時

2017年12月22日 07時55分20秒 | 日記

22日(金).今年1年分のコンサートのプログラム類が溜まり,厚さにして30センチを超えたので整理してかなり捨てました 毎年年末に保存しているのは新国立オペラのプログラムと在京各オケのプログラム最新号です

ということで,わが家に来てから今日で1178日目を迎え,リニア中央新幹線の建設工事を巡る入札談合事件で,大手ゼネコン4社の受注希望を大成建設元幹部が 各社の担当者を通じて集約していたことが関係者への取材で分かった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

                 大成建設は 大勢に影響ない と思っただろうが 感心せんなあ  団子なら歓迎だけど

 

          

 

昨日,夕食に「麻婆茄子」「生野菜と鶏むね肉のサラダ」「つみれのスープ」を作りました お酒はやっぱり日本酒の熱燗でしょ

 

     

 

          

 

昨日,新宿バルト9で「オリエント急行殺人事件」を観ました これはアガサ・クリスティー原作のミステリーをケネス・ブラナーが監督・主演した2017年アメリカ映画(114分)です

エルサレムからイスタンブールに移り休暇をとろうとした名探偵エルキュール・ポワロ(ケネス・ブラナー)は,イギリスでの事件の要請を受けて急きょ トルコ発フランス行きの豪華列車オリエント急行に乗車することになった 車内で読書を楽しむポアロに大富豪のラチェット(ジョニー・デップ)が話しかけてきた.彼は脅迫を受けているので身辺警護を頼みたいと言ってきたが,ポアロは断る 深夜,雪崩のために脱線事故が起こり,山腹の高架橋で列車が立ち往生する中で,ラチェットが何者かにメッタ刺しにされ,死体で発見された 車両にいたのは,教授(ウィレム・デフォー),執事,伯爵,伯爵夫人,秘書,家庭教師(デイジー・リドリー),宣教師(ペネロペ・クルス),未亡人(ミシェル・ファイファー),セールスマン,メイド,医者,公爵夫人(ジュディ・デンチ),車掌の13人だった ポワロは一人一人と面談し 事件の背景を探っていくが,すべての人物が疑わしいことが分かる ポワロは 列車内における いわゆる”密室殺人”の真犯人を挙げることが出来るのか

 

     

 

私はミステリー好きですが,実はこの有名なアガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」を読んだことがありません それが反って良かったと思います ミステリーの場合,真犯人が誰かがあらかじめ判っていたら面白くないでしょう もちろん,多くの映画ファンは結論が判っている原作を監督がどのように映画化するのか,あるいは贔屓にしている俳優がどのような役割でどのような演技をするのかを楽しんでいるのだと思いますが,ミステリーは別だと思います

この映画では,冒頭のポワロが朝食に ゆで卵を食べようとするシーンが印象的です(原作にあるのかどうかは知りませんが).二つ用意されたゆで卵の高さを図り,まったく同じでないと「釣り合っていない」として食べないのです  つまり,このエピソードによって,ポワロが不釣り合いなこと,ひいては間違ったことは許せない性格であることを示しています

そういう性格のポワロですが,乗客たちとの面談から今回の殺人事件の背景(過去の悲惨な事件)を探り当て,真犯人が目の前にいることを突き止めたにも関わらず,乗客たちに「殺人事件は起こりましたが,この中に犯人はいません.警察は 犯人がラチェットを殺害のうえ逃走したと判断することになるでしょう」と言って列車から降ります 間違ったことは許せない性格のポワロは,この時 大きさの違う ゆで卵を食べた,つまり 自説を曲げたのです

登場人物が多いだけに,それぞれの出番が少ないので,観る人によっては物足りなさを感じるかも知れませんが,ホンモノのオリエント急行の列車内にカメラが収まりきれないため,わざわざ作り込んだという豪華列車は見ものです

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