人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

N響2024/2025シーズン定期公演 A・B・Cの各プログラムで会員券大幅値上げへ、Bプロは水・木 ⇒ 木・金へ、Cプロは休憩あり・2時間程度へ ~ N響 新シーズンの案内届く

2024年04月07日 00時08分06秒 | 日記

7日(日)。昨日の東京は花曇りの一日でした 買い物の帰りに巣鴨駅近くの染井霊園に寄ってプチ花見をしてきました 言うまでもなく桜は染井吉野(ソメイヨシノ)です Wikipediaによると、ソメイヨシノの由来は、幕末の頃に江戸の染井村(現在の豊島区駒込・巣鴨付近)で植木職人らによって売り出され、全国に広まったことにちなんでいるとのことです

墓地に長居は無用なのでボチボチ帰ることにしました こんなアホなギャグばかりコマしているとハカない一生になりそうです

 

     

 

話は変わりますが、NHKテレビで「新プロジェクトX」が始まりましたね 第1回目の昨夜は「東京スカイツリー建設」が取り上げられていました 私も途中から観ましたが、良い番組ですね。旧シリーズは毎回観ていました 一番良いところは、歴史の中に埋もれて表に出ない無名の人たちが、歴史に残る大仕事を成し遂げたことを取り上げたドキュメンタリーであるところです 中島みゆきの歌う主題歌「地上の星」も良いし、田口トモロヲのナレーションも懐かしい

いくつかのエピソードの中で、最も印象に残ったのは「ノミニケーション」です スカイツリーの建設作業は3つのグループが分担して進めていましたが、お互いに反目し合っていて、グループ同士の間がギクシャクしていました そこで、あるグループのリーダーが他のグループに呼び掛けて”飲み会”を開いたところ、最初のうちはお互いに話もしなかったのが、杯を重ねるにつれて他のグループと話をするようになり、その結果お互いの意思疎通が図れるようになって作業がスムーズに進むようになった、というものです これは俗に「飲みにケーション」と言われるコミュニケーション手段です 「今の若い人たちは仕事の上司や同僚とお酒を飲むのを嫌がる」ということを時々耳にしますが、実際はどうなんでしょうか 「飲みにケーション」もたまには良いと思いますが、私は 就業時間外はあくまでも個人の自由であるのが基本だと思います

ところで、東京スカイツリーで思い出すのは、現役時代に、会社の入社試験の一般常識問題の一つに「現在建設中の東京スカイツリーは、完成すると何メートルになるか答えなさい」という問題を作って出題したことです 答えはもちろん武蔵(ムサシ)の国に因んだ634メートルですが、正解者は何人いたろうか・・・思い出せません

ということで、わが家に来てから今日で3372日目を迎え、11月の米大統領選で返り咲きを狙うトランプ前大統領の妻メラニアさんが、20日に南部フロリダ州で開かれる資金集めの集会に参加する見通しとなった  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     4つの訴訟を抱えて資金難に陥ってる夫を持つと 妻としては協力せざるを得ないか

 

         

 

NHK交響楽団から「2024-2025シーズン定期公演案内」が届きました 1月14日付toraブログでもご紹介した通り、N響はすでに同シーズンのラインナップを発表していますが、今回の案内では会員券の値上げも含めた情報が公表されています

 

     

     

 

各A・B・C 各プログラムのラインナップは次の通りです

 

     

     

     

     

 

新シーズンの特徴と各プログラムの変更点は上記「HIGHLIGHTS」に掲載の通りですが、とくに注意すべきなのはBプログラムの日程(曜日)変更です これまで水曜・木曜開催だったのが9月からは木曜・金曜開催になります

新シーズンの最大の注意点は会員券の値上げです 新シーズンの各シリーズの年間会員券の料金はラインアップの上段に表示されていますが、現行の料金と比べると次のようになります

※数値の左側が現行シーズン、右側が新シーズンの年間会費。( )内は現行/新シーズンの年間料金比較。

Aプログラム(NHKホール:全9回)

S席:69,300円 ⇒76,500円(+7,200円:10,39%増)

A席:58,050円 ⇒ 65,025円(+6,975円:12.01%増)

B席:45,090円 ⇒ 49,725円(+4,635円:10.28%増)

C席:36,720円 ⇒ 41,310円(+4,590円:12.50%増)

D席:28,800円 ⇒ 32,895円(+4,095円:14.22%増)

Bプログラム(サントリーホール:全9回)

S席:74,970円 ⇒ 91,800円(+16,830円:22.45%増)

A席:64,260円 ⇒ 76,500円(+12,240円:19.05%増)

B席:51,255円 ⇒ 61,200円( +9,945円:19.40%増)

C席:41,310円 ⇒ 49,725円( +8,415円:20.37%増)

D席:33,600円 ⇒ 42,075円(   +8,475円:25.22%増)

Cプログラム(NHKホール:全8回)

S席:57,780円 ⇒ 68,000円(+10,220円:17.69%増)

A席:50,760円 ⇒ 57,800円( +7,040円:13.87%増)

B席:40,500円 ⇒ 44,200円( +3,700円:    9.14%増)

C席:32,760円 ⇒ 36,720円( +3,960円:12.09%増)

D席:25,020円 ⇒ 29,240円( +4,220円:16.87%増)

(注)※2025年4月はヨーロッパ公演のため休止となる。したがって現シーズンは全9回、新シーズンは全8回の料金なので単純に比較できない。

上記の通り、Aプロで10~14%台の値上げ、Bプロに至っては19~25%台の大幅値上げとなっています また、Cプロは現行シーズンより1回少ない公演なのに9~16%台の値上げになっているので、1回当たり単価で比較すれば表示金額以上の値上げと考えるべきでしょう N響は値上げの根拠として「円安等による物価の上昇や、国際情勢の変化による招聘費用の高騰」を挙げています   特にBプロは毎回、協奏曲等がプログラミングされていることから、少なくとも指揮者とソリストの2人分の招聘費用(出演料・滞在費・交通費等)がかかることになります それにしても、S席で91,800円とは驚きです

なお、N響は前シーズンから今シーズンに移行する際にも下記のように値上げしていました

Aプロは C席の+990円(2.8%増)から S席の+3,330円(5.0%増)まで

Bプロは C席の+5,580円(15.6%増)から S席の+9,000円(13.6%増)まで

Cプロは D席の+540円(2.20%増)から S席の+1,170円(2.1%増)まで

詳細については2023年4月13日付toraブログに書きましたので、興味のある方はご覧ください 2シーズンを通して見ると、Bプロの大幅値上げが顕著です

私が恐れているのは、N響の値上げがドミノ倒しで他のオケに波及することです 動じないのは今シーズンを含めてここ数年料金改定していない東京シティ・フィルくらいでしょう

 

     

     

 

ちなみにN響新シーズンの「Bプロ」と東京シティ・フィルの新シーズンの「定期演奏会」の年間会費を比較すると次の通りです なお演奏回数は双方とも全9回です

         S席   A席    B席      C席      D席

N響Bプロ     91,800円   76,500円  61,200円    49,725円    42,075円

 シティフィル     32,400円 27,000円  21,600円    16,200円    18,000円  

どうですか、この大きな差は もちろんN響の方は指揮者もソリストも海外からの招聘アーティストであり、毎回 木・金の2公演ある(出演料が嵩む)のに対し、シティ・フィルは指揮者もソリストも国内アーティストで揃えている上、常任指揮者・高関健が9回中5回、首席客演指揮者・藤岡幸夫が2回指揮し、毎回1公演のみであるという違いがあります それにしても、演奏内容にこれほどの料金差が出るとはとても思えない、というのが個人的な感想です

現在、私はAプロとBプロの定期会員ですが、N響では「会員券更新案内」を5月中旬以降に送付するとしています それまでに、他のオケの日程とダブりがないか等も含めて検討し、A・Bとも継続するか、Bプロを切るか、あるいはランクを下げるか、じっくり考えたいと思います

 

     


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