26日(金)。何日か前の日経朝刊に「CDウェイブ 法的整理を検討 先月までに全店閉鎖」という小さな記事が載っていました
「CD販売店WAVEを運営していたウェイブが自己破産を含む法的整理をしていることが明らかになった。1990年代には大手の一角を占め売上高も120億円を超えていたが、ネット配信の拡大などによりCD市場が縮小し、業績が低迷。2010年8月期には売上高が約58億円まで減少し、資金繰りも悪化した。現時点の負債総額は24億5千万円となっている」
10年ほど前までは六本木WAVEに、会社の昼休みに地下鉄に乗ってCDを買いに行ったものですが残念です
もう一つの大手HMVも銀座店、新宿店と相次いで閉鎖され、よく利用していた池袋店もクラシック売り場が大幅に縮小されてしまいました。また、最後の命綱だった渋谷店も、昨年だったか閉鎖されました。残る頼みはタワーレコードしかありません。渋谷店と新宿店。この2店をいつまでも残してほしいと念願しています
さて2週間前に渋谷のタワーレコードで買ってきたクラシックCD4枚のうちの1枚は「ホフナング音楽祭・1956年ロイヤル・アルバート・ホール・ライブ」です。
ホフナングは1925年にベルリンで生まれ,ヒトラーの台頭とともに家族と共にイギリスに渡りました.最初は「パンチ」などの雑誌のために漫画を描いていました.彼の描く漫画は音楽家や楽器がテーマに選ばれていますが、ディテールの描写が優れているといわれています.そのホフナングが始めた冗談音楽祭が「ホフナング音楽祭」です
中にはあの有名なデニス・ブレインが水道ホースをホルン代わりに演奏したレオポルド・モーツアルトの「水道ホースのための協奏曲」第3楽章が入っています.水道ホース1本で見事にメロディーを奏でていますが,ときに音程が外れます.それが聴衆の拍手喝さいを呼びます.モーツアルトの父親レオポルドが,まさか水道ホースのために協奏曲など作曲していませんから,多分「2つのホルンのための協奏曲」の編曲でしょう
フランツ・レイゼンシュタインという人の作曲した「すべてのピアノ協奏曲のための最後の協奏曲」とでもいうべき曲は,最初の出だしがチャイコフスキーの協奏曲
なのですが,すぐにグリーグの協奏曲に変わり,また元に戻ったかと思っていると,ラフマニノフの2番のメロディーが流れてきて,いいなあと思っていると,いきなりガーシュインのラプソディ・イン・ブルーに変わったりして目茶苦茶なのです
メロディーが変わるたびに聴衆の爆笑が聞こえてきます
マルコム・アーノルドの「大大序曲」は,それはそれは誇大妄想的な大袈裟な曲で,しかも,終わりそうでなかなか終わりません
どの曲を聴いても,その場にいたらさぞかしのけぞって大笑いしたことでしょう.この音楽祭は現在でもイギリスで続けられていると聞いています
イギリスならではのユーモア精神でしょう.日本では,かつて”大きいことはいいことだ”の山本直純がこれに似た試みを「題名のない音楽祭」でやっていた記憶があります.でも,まじめ一方の日本のクラシック音楽界ではなかなかこういう”冗談音楽”は根付きません
1年に1回くらいどこかのオーケストラがやってくれても良いのではないでしょうか
下のCDジャケットの写真もホフナングの手によるものです.

「CD販売店WAVEを運営していたウェイブが自己破産を含む法的整理をしていることが明らかになった。1990年代には大手の一角を占め売上高も120億円を超えていたが、ネット配信の拡大などによりCD市場が縮小し、業績が低迷。2010年8月期には売上高が約58億円まで減少し、資金繰りも悪化した。現時点の負債総額は24億5千万円となっている」
10年ほど前までは六本木WAVEに、会社の昼休みに地下鉄に乗ってCDを買いに行ったものですが残念です


さて2週間前に渋谷のタワーレコードで買ってきたクラシックCD4枚のうちの1枚は「ホフナング音楽祭・1956年ロイヤル・アルバート・ホール・ライブ」です。
ホフナングは1925年にベルリンで生まれ,ヒトラーの台頭とともに家族と共にイギリスに渡りました.最初は「パンチ」などの雑誌のために漫画を描いていました.彼の描く漫画は音楽家や楽器がテーマに選ばれていますが、ディテールの描写が優れているといわれています.そのホフナングが始めた冗談音楽祭が「ホフナング音楽祭」です

中にはあの有名なデニス・ブレインが水道ホースをホルン代わりに演奏したレオポルド・モーツアルトの「水道ホースのための協奏曲」第3楽章が入っています.水道ホース1本で見事にメロディーを奏でていますが,ときに音程が外れます.それが聴衆の拍手喝さいを呼びます.モーツアルトの父親レオポルドが,まさか水道ホースのために協奏曲など作曲していませんから,多分「2つのホルンのための協奏曲」の編曲でしょう

フランツ・レイゼンシュタインという人の作曲した「すべてのピアノ協奏曲のための最後の協奏曲」とでもいうべき曲は,最初の出だしがチャイコフスキーの協奏曲



マルコム・アーノルドの「大大序曲」は,それはそれは誇大妄想的な大袈裟な曲で,しかも,終わりそうでなかなか終わりません

どの曲を聴いても,その場にいたらさぞかしのけぞって大笑いしたことでしょう.この音楽祭は現在でもイギリスで続けられていると聞いています



下のCDジャケットの写真もホフナングの手によるものです.

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