人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

クリストファー・ノーラン監督「ダンケルク」を観る~新文芸坐 / キェシロフスキ監督「トリコロール/赤の愛」を観る~早稲田松竹

2018年01月26日 08時01分10秒 | 日記

26日(金)。昨日、映画を観終わったのでスマホの電源を入れると、いつも 魚の逸品を送ってくれる勝浦市在住のS君からメールが入っていました 昨日のブログに「歌野正午」と書かれているが「歌野晶午」の間違いではないか、という指摘でした

「えっ、マジっすか」と思ってスマホ版でブログを見ると S君の指摘の通り「歌野正午」になっていました どうやら いつも愛読している「佐藤正午」と取り違えていたようです  S君のメールには「新聞学科だったので人名の間違いが気になりました」と書かれていましたが、同じ新聞学科卒として恥ずかしい限りです あらためてS君に感謝するとともに、さっそく見出し・本文とも訂正させていただきました。ご了承ください

ということで、わが家に来てから今日で1213日目を迎え、昨年1年間に懲戒処分を受けた全国の警察官は260人だったが、内訳は盗撮・強制わいせつ・セクハラといった異性関係が83人、窃盗・詐欺・横領などが57人、交通事故・違反が40人だった というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

       警察官ではなく軽率官と呼ばれないようにしてほしい  町会処分程度で済むように

 

          

 

昨日、夕食に「手羽元ほろほろ煮スープ」と「生野菜とタコとスモークサーモンのサラダ」を作りました 「手羽元~」は初挑戦ですが、1時間 煮込んだ甲斐があって とても美味しく出来ました 材料は鶏手羽元、白菜、玉ねぎで、塩、粗びき胡椒、コンソメで味付けしています 日本酒の熱燗を飲んだので、つまみに礼文島産のイカの塩辛もいただきました

 

     

 

          

 

昨日、新文芸坐で「ダンケルク」を観ました これはクリストファー・ノーラン監督による2017年アメリカ映画(106分)です

ダンケルクというのはドーバー海峡に面したフランスの港町のこと。1940年 第二次世界大戦の真っ最中、ヒトラー率いるナチス・ドイツ軍はポーランドに侵攻し、そこから北フランスまで勢力を伸ばした。電撃的な戦いでフランスとイギリスの連合軍の兵士40万人をダンケルクに追い詰める。事態に危機感を抱いたイギリス首相チャーチルは、ダンケルクに取り残された兵士たちを無事に生還させるため史上最大の救出作戦を命じる。イギリスからは軍艦だけでなく、約900隻の民間船舶が自らの意志で現地に向かい、兵士たちと一般市民が協力し合い命がけで人命救助を行った。その結果、多くの兵士たちが奇跡的に救出された

 

     

 

この映画は、ノーラン監督が初めて実話に基づいて製作した映画ですが、これまでの戦争映画と異なるのは、憎きナチス・ドイツをやっつける”イケイケドンドン”の映画ではなく、ドイツ軍に包囲されて身動き取れないダンケルクから兵士たちを生還させる”撤退”を描いた映画であることです 軍艦や戦闘機から攻撃されて恐怖を抱く連合軍の兵士たちの姿が リアルな映像と迫力ある不気味な大音響で浮かび上がります

「それにしても、当時のイギリスの国民性は凄いな」と思うのは、軍艦や戦闘機を相手に900艘もの民間船舶が 兵士たちを救助するために出動したという歴史的事実です   こういう国と戦争をしたら勝てるわけがありません   そういう時代に生まれなくて良かったとつくづく思います

 

     

 

          

 

早稲田松竹で「トリコロール/赤の愛」を観ました これはクシシュトフ・キェシロフスキ監督による「トリコロール三部作」の第3作にあたる作品で、1994年スイス・フランス・ポーランド合作映画(96分)です

モデルの仕事をしている女学生のバランティーヌ(イレーヌ・ジャコブ)は、ある日、車で犬をはねてしまう 首輪に書かれた住所をもとに飼い主を訪ねるが、その初老の男(ジャン=ルイ・トランティニャン)の反応は冷たく、バランティーヌは犬を動物病院で治療を受けさせた上で部屋に連れて帰る。ある日、彼女のもとに多額の現金書留が届く。犬は怪我から回復したが、彼女の元から逃げ出し行方不明になってしまう 元の飼い主のところに戻ったのだろうと再び男を訪ねると、犬がいて、現金書留の送り主がその男であることを知る 男は元判事で、他人の電話を盗聴するのが趣味だと明かす 盗聴を止めるよう必死に説得するバランティーヌに男は次第に心を動かされ、遂に止める決心をする そしてお互いの境遇を語り合うようになる。バランティーヌはフェリーでドーバー海峡を渡ることになったが、嵐でフェリーが転覆し生存者はわずか数名だというニュースが流れる。バランティーヌはそのフェリーに乗っていた

 

     

 

バランティーヌを演じたイレーヌ・ジャコブは、同じキェシロフスキ監督の「二人のベロニカ」のヒロイン 二役を演じた女優さんです 監督は余程お気に入りなのでしょう

この映画では、音楽担当のズビグニェフ・プレイスネルによるボレロ風の音楽が色々な場面で流れますが、何かが起こりそうな雰囲気を漂わせていました

ところで、映画の終盤、フェリーが転覆して生存者が助け出されるシーンがテレビ映像として流れますが、「トリコロール三部作」の「青の愛」「白の愛」の登場人物がこぞって登場します これによって、三部作に一貫性を持たせる意図が完結されたわけですね

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