ご無沙汰です。お陰さまで少しずつは回復をしていますので、主治医の許可を得て短時間の作業をしています。すでにお受けしている個体もありますからね。2台のPEN-FTが来ていましたが、クラカメ初心者さまで、2台のFTを入手されて送って来られました。画像の個体ではない1台は巻上げもスムーズでどこも悪くは無いと思い、底蓋を開けてみますと、「あれれ・・」これ私が修理をしたFTのようです。たぶんオークション入手だと思いますが、何故手放されたのかなぁ? 点検して行くと、どうも本体よりも後期のトップカバーが付いているようです。そのことを気にされて手放されたものでしょうかね。
2台目は画像の個体。これは里帰り機ですね。アクセサリーシューを付けていた跡がトップカバーに残っています。このようになるのは珍しいですね。シューによってアイピース枠の欠けがあります。巻上げはゴリゴリで非常に感触は悪いです。しかも2回に1回、2回巻上げになります。ギヤ軸が磨耗しているようです。
すみません。パソコン画像が辛いので、UPは2枚にしておきます。30万台機なのにあまり調子は良くない個体ですね。2回巻上げは修正しましたが、巻上げは多少ゴリ感は残っています。各部の磨耗がありますから仕方ありません。電池は消耗したMR-9が入っていましたので長期間使用されていなかったのでしょう。露出計の感度は良好です。ハーフミラーとアイピースは交換しました。付属の40mm(おまけならラッキーだね)はシボリ羽根に少し油の付着はありますが、今回はこのままで良いでしょう。スクリーンの中央部にレンズ側からキズがあって、ちょっと残念でした。ということで、今回はこちらの個体のみのメンテナンスとしました。では、またボチボチとUPすることにします。