tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

日本は自立自尊の気持ちでアメリカに向き合ってほしい

2017年02月08日 | 日記

 日米首脳会議を2日後に控え、2人のゴルフ外交などの話題で賑わっています。そして、先日も米国の国防長官マティスさんが嬉しいことを表明してくれたと日本政府は(いや日本中か?)、とにかく多くの人が安堵していると思われますが、慎重な見方も必要なようです。マティスさんが表明したのは尖閣諸島の施政権を認めているだけで領有権を認めたわけではありません。仮に尖閣諸島で武力紛争が起こったとして、米国がすぐに守ってくれるとは考えない方がよいようです。マティスさんは同盟責任を果たすとは言っていますが、米国議会が認めない限り、米国もすぐには軍事行動とはいかないはずです。めでたしめでたしの簡単な話ではありません。

 このようなことについて、先日のTV番組「サンデーモーニング」の中でも多くの識者が厳しい見方を示しました。このうちの1人の寺島実郎氏(財団法人日本総合研究所理事長)が以下のようなことを語っていました。(寺島氏はいつも事象に対して鋭くて的確な論評をされるので大変参考になります。)

 寺島氏の発言の要旨・・・「対米外交において賢くならなければならないというところに来ている。日本人としてアメリカの戦争に巻き込まれないということが、この国のリーダーとしての基軸になるべきである。そういう構えでアメリカと向き合っていくことが肝要である。アメリカファーストと言っている国に対して、自立自尊の気持ちをもつことが大切であろう。」とのことです。全く同感!(土)