tomitaikyoブログ

富退教(富山県退職教職員協議会)事務局からの情報発信です。会員の親睦を中心に教育現場への支援など様々な活動をしています。

県職員の給与削減全廃

2017年02月20日 | 日記

 ようやくこの時がきたようです。2月17日(金)の北日本新聞(3面)で知りました。県の財政再建ということで2005年度から給与カットされていました。管理職を除く一般職は今年度から削減を廃止していたようですが、来年度から管理職を含む全職員が給与表に基づく支給を受けることができるようになります。めでたし!

 思い起こすと、私のように現在64歳の退職組が現職として勤務していた52歳頃から給与は下がりっぱなしだったように思います。特に残念だった思い出は、「退職手当を引き下げる改正条例」が退職直前の平成25年3月18日に施行されたこと。これで、この年の退職者は150万円余りを損失しました。(総務省の要請でもあったので全国的に同様の問題が噴出し話題になりましたが、自治体によって対応は様々でした。)あと2週間遅く施行されれば・・・と、皆が苦々しい思いをしたものです。特に退職金を充てにとローンを組んでいた人は泣きました。だから、一部には駆け込み退職者も出たのが実情です。ただ、この後の1年後退職者は300万円の損失で、そのまた1年後の退職者は400万円の損失ということになりました。以後は、当時と比較してこのような減額の退職手当で支給されています。近年の退職者は実に気の毒なのです。職場の多忙化などの勤務条件を考えると、教職の魅力は薄れてきているかもしれません。(土)