昨日(1/31)のNHKラジオ「マイあさラジオ~社会の見方・私の視点」で開沼 博氏(立命館大学 特別招聘准教授)が、「新年に改めて考えるーコミュニティとは何か」というテーマで語っていました。
コミュニティと言われる地縁・血縁など自然にできているような共同体には、ネガティブなイメージが支配的になってしまい逃げだしたい気持ちになる場合もあるようです。かと言って、個人がバラバラになってよいのか?というと、これもまた問題で、やはり何らかの共同する力が大切だろうと多くの人は考えています。そんな中で、これからはアソシエーション(趣味などの目的で繋がるものなど)で、例えば「お茶のみ会」などでもよいので、各自の嗜好で集まるようなことを今後は大切にしていけばどうか?というような提案でもありました。
私たち富退教もある意味ではアソシエーション的な団体だろうと思います。このようなアソシエーション的な団体にかかわって行きながら生きがいを見つけていく努力を皆がしていくことで、この日本にアソシエーションを広めていくことになるだろうという貝沼氏の話でした。
それで思い出すのは、男女共に健康長寿のトップ県である山梨県の「ムジン」と呼ばれている風習です。これは、定期的に集まる趣味の集い(主に飲み会や旅行など)のようなもののようです。近年、山梨県の健康長寿が注目されるに連れて、この「ムジン」がどうやら大きな要因ではないかと考えられています。私たちも(特に富退教としても)、この「ムジン」にあやかりたいものです。(土)