『椿山課長の七日間』(2006/)
監督:河野圭太。
出演:西田敏行。伊東美咲。成宮寛貴。和久井映見。
デパートに勤める椿山課長は仕事中に突然死してしまう。気がついた場所は「中陰役所」天国と地獄の中間地点だという。中陰役所の案内人マヤによる死後の説明では、現世に未練のある希望者は初七日までの間現世に戻ることが出来るという。あまりにも突然の死のために未練たっぷりの椿山は迷うことなく現世に戻ることを希望する。大勢の希望者の中から選ばれたのは椿山を含めた三名。ヤクザの親分だった武田。小学生の雄一。武田は自分の死によりヤクザ同士の抗争が起きないように、雄一は一目生みの親に会うために、そして椿山は、あまりにも椿山の知らない事実が多いので、それを知らないのはかわいそうだろうということで、それぞれ現世に戻ることになる。但し、自分たちの正体がバレないように別の人物として・・・。
浅田次郎さんの原作。幽霊、ファンタジー。はっきり言って全く観に行く気はなかった。が、しかし、國村隼さんと綿引勝彦さんが出ていると知り、突然観に行くぞ!という気になる(笑)。二人とも好きな俳優さんなんだけど、微妙に似ているなぁ~と以前から思っていた。こうして二人一緒に出ているのを見てやっぱり似てるわと確信。私の好みの一つが明らかになる(笑)。
現世に戻った西田さんが伊東美咲さんというのが、大きな笑いのポイントで伊東さんも本当は中年男っていうのを何とかがんばって演じてて、それなりに楽しめたんですが、物語として、メインの椿山課長の話ってどうもいただけないんですよね。ヤクザの武田や雄一少年の話の方が納得もいくし面白かった。知っておいた方がいい事実ってのは、どうなんだろ?確かに知っておいた方がいいかもしれないけど、普通あれじゃ成仏できないぞ。って言うかあれじゃあ椿山課長の人生ってなんだったんだ?って気になっちゃう。流れ的に予定通りに泣かされちゃうんだけど、やっぱり『鉄道員』と同じような感じで納得いかないんですよね。ま、浅田次郎さんの作品だしね・・・大きな理不尽の転がったファンタジー。仕方ないか。
とにかく私の中でのメインのお二人はしっかりとかっこよかったんで、とりあえずは満足。
-2006.11.20 TOHOシネマズ泉北-
監督:河野圭太。
出演:西田敏行。伊東美咲。成宮寛貴。和久井映見。
デパートに勤める椿山課長は仕事中に突然死してしまう。気がついた場所は「中陰役所」天国と地獄の中間地点だという。中陰役所の案内人マヤによる死後の説明では、現世に未練のある希望者は初七日までの間現世に戻ることが出来るという。あまりにも突然の死のために未練たっぷりの椿山は迷うことなく現世に戻ることを希望する。大勢の希望者の中から選ばれたのは椿山を含めた三名。ヤクザの親分だった武田。小学生の雄一。武田は自分の死によりヤクザ同士の抗争が起きないように、雄一は一目生みの親に会うために、そして椿山は、あまりにも椿山の知らない事実が多いので、それを知らないのはかわいそうだろうということで、それぞれ現世に戻ることになる。但し、自分たちの正体がバレないように別の人物として・・・。
浅田次郎さんの原作。幽霊、ファンタジー。はっきり言って全く観に行く気はなかった。が、しかし、國村隼さんと綿引勝彦さんが出ていると知り、突然観に行くぞ!という気になる(笑)。二人とも好きな俳優さんなんだけど、微妙に似ているなぁ~と以前から思っていた。こうして二人一緒に出ているのを見てやっぱり似てるわと確信。私の好みの一つが明らかになる(笑)。
現世に戻った西田さんが伊東美咲さんというのが、大きな笑いのポイントで伊東さんも本当は中年男っていうのを何とかがんばって演じてて、それなりに楽しめたんですが、物語として、メインの椿山課長の話ってどうもいただけないんですよね。ヤクザの武田や雄一少年の話の方が納得もいくし面白かった。知っておいた方がいい事実ってのは、どうなんだろ?確かに知っておいた方がいいかもしれないけど、普通あれじゃ成仏できないぞ。って言うかあれじゃあ椿山課長の人生ってなんだったんだ?って気になっちゃう。流れ的に予定通りに泣かされちゃうんだけど、やっぱり『鉄道員』と同じような感じで納得いかないんですよね。ま、浅田次郎さんの作品だしね・・・大きな理不尽の転がったファンタジー。仕方ないか。
とにかく私の中でのメインのお二人はしっかりとかっこよかったんで、とりあえずは満足。
-2006.11.20 TOHOシネマズ泉北-