にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

『ハサミ男』

2006年02月28日 | BOOK
2件続けて女子高生が扼殺され、その喉にハサミをつき立てられていた。「ハサミ男」と世間を騒がせた犯人は、次なるターゲットを見つけ、その機会を狙っていた。そして第3の犯行が行われるが、なんとその発見者が本物の「ハサミ男」だった。
これ映画化されて昨年公開されていて、観たいなと思いつつも残ねながら見逃したので、古本屋で原作をみつけたので購入。あまりそそられるタイトルではないんですが、結構コレ面白かったですよ。本格ミステリに属する本書の流れは、綾辻さんの「館シリーズ」とよく似てます。映像に出来ない自分の頭の中で想像する文章の面白さ、文章によるだまし・・・あれ?・・・これ映画になってるんだった。え~!?どうやって映画にしたんだろ?(笑)。すごく気になる。もうレンタル出てるのかな?出てたらぜひとも映画確認したいものです。ま、映画のことはともかく・・・本格ミステリならもうちょっと、最後の設定を複雑にした方が・・・って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は充分に楽しみました。しっかり騙されましたしね。

『レインマン』

2006年02月26日 | STAGE
『レインマン』シアターBRAVA!
演出・脚本:鈴木勝秀  出演:橋爪功 椎名桔平 朴璐美 大森博史
1988年のダスティン・ホフマン、トム・クルーズ出演の映画『レインマン』の初舞台化だそうです。
っつ~か作品は何でもよかったんですよ。とにかく橋爪さんの生の舞台が観られるってだけでチケット買いました(笑)。
いやぁ~、やっぱ橋爪さんすごいわ。何やらせてもこなしますよねぇこの方は。映画のダスティン・ホフマンよりも力が抜けているって感じがしましたね。こうフワッとした感じで自閉症のレイモンドを演じておられました。ネットでみつけたインタビューではセリフの多さをぼやいてらっしゃいましたが、確かに多い。というか記憶力のすごいレイモンドということでそれを披露するセリフが長いんですよね。でもそれで拍手もらってましたけど(笑)。しかしそれだけ素晴らしい橋爪さんの演技ですが、ふと『裸の大将』の山下清がよぎってしまったのは仕方ないのだろうか?(笑)。
橋爪さんの名演だけではなく、この作品はうまく作られているなぁ~と思いましたよ。ロード・ムービーでもある映画をシンプルなセットでほとんど二人だけの会話で面白い舞台の作品へと変えている。レイモンドと出会ったことで新たな自分を発見するチャーリーという心の機微を映す単純な物語に、笑いを誘うシーンをいくつか組み込んで観ていて本当に面白い作品でした。
やっぱ舞台はいいですわ。実は私、昔橋爪さんが『シラノ・ド・ベルジェラック』を舞台でやったと知ってからず~っとこの作品観たいって思ってるんですよねぇ。この『レインマン』もよかったけど、またやってくれないかなぁ。舞台は見逃すと二度と観られないってのがあるから悲しいですよねぇ。

どんどん橋、落ちた

2006年02月23日 | BOOK
フッ・・・。なんなんだよ。
『どんどん橋、落ちた』タイトル変かな?このタイトルに何かを感じなかった私が悪いのかな。京極さんの『どすこい』タイトルからして変だ。だから内容が変でも許すつもりで買った。確かに内容は変だった。だけどなんだか楽しんじゃったんだよ。でも・・・でも・・・これは・・・っく・・・この握りしめたグーはどうしたらいいんだ!?
真面目に読もうとした私が悪かったのか?第一話の『どんどん橋、落ちた』では何度も地図確認したりしちゃったんだよ。推理マニアではないけれど、やっぱり挑戦なんて言葉があるとない知恵も少しはしぼりたくなるじゃないか。それなのに・・・それなのに・・・。うぅ・・・。
第二話の『ぼうぼう森、燃えた』は、第一話の教訓で・・・というかわりかしわかりやすかったんで、犯人は読めましたけどね。だからと言っても全然うれしくないし楽しくない。
とにかくこの短編五編、面白くないわけではない。でもなんだかはぐらかされているというか、だまくらかされているというか・・・(^^;)。いや、別にいいんだけどね。いや、よくないのか・・・あぁ~・・・もういいや。

『震度0』

2006年02月16日 | BOOK
神戸を大震災が襲った日。N県警の警務課長の不破が失踪した。事件か事故か?地震発生直後の何も状況のわからない神戸と同じようにN県警内には不破が何故いなくなったのか?どこにいったのか?誰にもわからなかった。そして時間が経ち神戸の状況が明らかになるのと同じように不破の失踪に絡んだ様々な出来事が明るみでる。しかしN県警内のキャリアとノンキャリアのそれぞれの派閥意識から、情報は錯綜する。
面白い・・・ような面白くないような・・・(笑)。本部長、警務部長、刑事部長、生活安全部長、交通部長。それぞれに視点をあてて、それぞれの思惑を引き出しながら物語は進むんですが、それがある意味では面白い。でもだんだんそれがどうにもこうにも気分の悪いものになっていくんですよね。この人の作品は結構警察内部の軋轢なんかを描いていて、なかなか面白いんですが、この作品ではそれがどうも、出世欲に絡んだいやらしさとか、エリート意識丸出しの利己主義とか、なんだかキャリアとノンキャリアとの軋轢っての以前の問題のように感じて、どうもイマイチ面白さに繋がらない。おまけに着地点ってそこですか?って思わずあっけにとられてしまった。なんとな~く読めてんですが、まさかねぇ・・・と思っていたそのまさかだったのでびっくり(笑)。「『姑獲鳥の夏』の見えなかった」ってのに近いですな。
で、またまたこの作品でヒシヒシと感じたのですが、この横山秀夫って人、女嫌いなんですかね?よくもまぁこんだけ最低の女描くもんだと感心しちゃいましたよ。ま、最低の男も出てくるんですけどね。特にこの作品は最低の人間多いです。この人はもしかしたら自分の作中の登場人物に愛着とか思い入れってないのかな?なんだか作中の登場人物に自分の嫌いなやつおっかぶせて、とことんボロボロにしてやれ!ってしているような悪意すら感じてしまう。作品は面白いけど人物描写が気分が悪い。と妙な感想になってしまった作品です。(^^;)

『99%の誘拐』

2006年02月13日 | BOOK
「この文庫がすごい!2005年版 第一位」という帯に惹かれて購入。
第1章の生駒洋一郎の手記の部分は、やはり誘拐という顔の見えない犯人に結局はいいようにされてしまう卑劣な犯罪の事実だけが綴られているので、読んでいてどうなるんだ?というワクワク感もなく微妙に気分が悪いなという感じで読み進んだ。
ところが、その事件から約20年がたってから行われる新たな誘拐事件。ここからはもう怒涛の勢いで読み進んでしまった。一般的なミステリのように犯人は誰だ?っていうのではなく犯人はすでにわかっている。そしてその犯人と共に事件が進み、果たしてこの犯罪は成功するのだろうか?というワクワク感でもって先がとにかく気になる。しかもこの犯行にはコンピュータが使用されてて現実にそれがどこまで可能なのかはわからないけど、すごいなぁ~と感心することしきり。もうかれこれ8年からネット生活を送っているけど、今回初めてBBSの正式名称を知った(笑)。「ブレティン・ボード・システム」だって。いつまで覚えていられるかわかんないけど・・・(^^;)。
ま、とにかくなかなかに読み応えのある面白い作品でした。

ドラマ『白夜行』

2006年02月11日 | Weblog
あまりにも長くこの話題がのびたので(笑)、どうしてもドラマが観てみたくなった。
同僚が録画しているというので、本日貸してもらい早速視聴(今週放送分)。
(ノ ̄□ ̄)ノ ~┻━┻  ふざけんんじゃねぇよぉ~!!
とすっかり怒りモードになってしまった。何よアレ。武田鉄也さんのヘンな大阪弁・・・じゃなくって、あの雪穂ってキャラは。
江利子に対して嫉妬心あらわで、しかもその根拠が幸せな家庭に育ったから腹立つだって!?私だって幸せな家庭だったら・・・だって!?亮司ってキャラも崩壊してるけど、これじゃ全然唐沢雪穂じゃないよ。
いや、確かに原作の雪穂にはムカついた。だけどね、こんなちっぽけな女じゃないと思うよ。「氷の美女」という表現が的確かどうかはわからないけど、もっとこう高い位置にいるような女だと思うんだけどなぁ。前の『白夜行』のコメントでたぬさんが言ってた「「辛い過去が自分をこうさせたの」みたいな。そんな言い訳ゼロなところが良いですね。」という原作の良さが完全に無視されて、私が危惧したとおりしっかりとココ(辛い過去)が着地点になってる。
しかもさぁ~・・・亮司と雪穂ベッドインしちゃってるんだもん、もひとつびっくりですよ。私は原作読んでてこういう関係はない。と見てたんですけどねぇ。だからこそ亮司の純愛で物語が進むんだと思うんだけど。
それとさぁ、やたらと二人をネチネチ追い回す笹垣刑事。これも全然違うでしょう。
しかしこのドラマで原作本の読者急増って・・・(^^;)。

『博士の愛した数式』

2006年02月08日 | BOOK
映画を観てから、どうしても原作が読みたくなってしまった。
そして原作を読んで、映画を観終ったとき以上にあの映画が素晴らしかったと感じた。
確かに原作の博士は映画の寺尾さんよりもヨレヨレで、もう少し年齢もいっていて、義姉も映画ほどの重要性はなく、映画よりもラストがはっきりしていて・・・なんてのはあるのですが、この原作をそのまんま映画化したんじゃ映画にはならないよ。というのをしっかりわかっていてこその作りだったんじゃないかな?という気がする。原作通りではない設定や描き方で「え~!!なんで!」と腹立つ作品はいっぱいあるんですが、この作品は映画としての独自の描き替えに思わずなるほど・・・と感心してしまった。
映画でのラストシーンのキャッチボール。原作を読んでから映画を観た人はきっと映画だけを観た人よりも深くじ~んときただろうな。って思う。あれはうまいわ。見事ですよ。あのシーン。この映画を観て原作を読んでない人にはぜひとも原作を読んで欲しいと思うし、この原作を読んでいてこの映画を観ていない人にはぜひとも映画を観て欲しいと思いますね。

そうそうこの原作を読んでひとつ大きな収穫が(笑)。
うちの会社の子が以前毎日一円積み立てをするって話しをしてまして、1月1日は1円。2日には2円という感じで増やしていくのね。それが一体一年たったらいくらになるかってことで、簡単な計算式があるはずだよねぇ~と。で、数学に疎い私たちはどうすんだろうねなんて言ってたんですが、出てきましたよ。三角数。これ読み終わった翌日には会社で「わかった、わかった。以前言ってたやつ」と早速披露(笑)。数学に疎い人間が集まって「なるほどぉ~」。これはもう二度と忘れない。って言ったって次にどんなときに使えるんだろうか?(笑)

バトン!ワタシを知る!

2006年02月05日 | Weblog
ケイケイさん。モクさん。お二人からまわされたら書かないわけにはいかないでしょう。それにこういうの考えるの面白いですしね。ということで・・・。

Q1...家に帰ってまず何をする?
玄関までとめ吉がお迎えに来て、機嫌よく爪とぎしていたら軽くとめ吉のお尻を蹴り上げる(笑)。そしてピーコの姿を探す。どちらもお迎えにこなかったらとりあえず2匹の姿を探す。2匹でのお留守番やっぱり心配ですからね。

Q2...普段家での格好は?
スウェットの上下。っていうかこれパジャマなんですが・・・(^^;)。休みの日一歩も外出ないとなると一日中この格好。つまりず~っとパジャマです(笑)。

Q3...部屋はどんな感じ?
広いけど荷物が多い。以前友人に引越し手伝ってもらったときに「あんたんとこおもちゃ多すぎ」って言われましたが、それは引越し後も変わらず。次に動くのが恐ろしいです。
Q4...その部屋はあなたの理想に叶ってる?
本当はもう少しこじんまりとしているほうがいいんですがね。

Q5...朝方人間?夜型人間?
夜型ですね。毎朝起きて「もしかしたら頭痛いかも、お腹も痛いかな、風邪かな」と一生懸命理由を考えつつ仕方なく起きて仕事行ってます。

Q6...好きな音楽は?
結構いろんなの聴くんですよね。元々はフォークソングなんてのをやっててギターがちゃがちゃやってたんで、いわゆるニューミュージックと言われたものが好きでした。今はそうだなぁ・・・う~ん、これ一番難しい質問なんですよね。一人のアーティストやジャンルで好きっていうのはないんですよ。あえて言うと、元の曲クラシックや民謡や昔の歌謡曲なんかをジャズ風、ポップ風なんてのにアレンジしたものは大好きですね。それと洋楽の中に和物の音が入っているのも好き。

Q7...好きな本は?
時代小説に推理小説。愛読書は池波正太郎氏の『鬼平犯科張』。宮部みゆきさんの時代物も大好きです。京極夏彦さんも好き(すっかり憑かれちゃいました)。

Q8...好きなゲームは?
ファイナルファンタジーのシリーズ。

Q9...好きな服装は?
ジーンズかな。どちらかというとカジュアルなのが好きです。一着しか持ってませんがニコルのスーツも好き。

Q10...好きな食べ物は?
白ごはん(笑)。あまり食べ物へのこだわりってないんですよね。以前ニュースステーションで最後の晩餐ってのがありましたが、私の場合は白ご飯のおにぎりと漬物です。

Q11...好きな飲み物は?
炭酸系好きですねぇ。

Q12...好きな動物は?
猫、犬。哺乳類は大体好きかな。あとペンギン飼いたい。

Q13...好きな場所は?
自分の家。いや決して引きこもりではないですからね。ただ一番落ち着くのはやはりおうちでしょう。

Q14...好きな言葉は?
Tomorrow is another day

Q15...逆に苦手なものは何?
幽霊、怪談話。お化け屋敷。

Q16...これだけは人に負けないものはある?
書類整理。ファイリングだけさせてくれる仕事あったら天職のようにやってしまえると思う(笑)。

Q17...親友に一言!
親友っていないからなぁ~。私のことを親友だと呼んでくれる奴はいるんだけど(爆)。
Q18...マイミクに一言!
本当にいろいろとお世話になっております。心底いい人たちに出会えたと思いますよ。

Q19...最後にこのバトンを回したい人5人まで
あっさり拒絶していただいて結構ですので、とりあえず・・・
ゆうすけ師匠。ダイチャンさん。しらちゃん。丸山さ~ん。気が向いたらお願いします。読んでみたいし(笑)。

聞かれると恥ずかしいBGM

2006年02月02日 | Weblog
私は車の中ではほとんどCDやMDをかけている。聴いている曲は結構マチマチで友人に録音してもらった流行のJポップだったり、グレンミラーだったり、インド映画のサントラだったり・・・。
とにかく自分の好みで聴いているわけだから、人様からどう思われようといいと言えばいいし、友人なんかを車に乗せたときに何がかかってようとあまり気にしないのですが、これが赤の他人さんとなると、微妙に恥ずかしいと思うときがあるんですよねぇ。
先日、ギターのレッスンの帰りで時間も遅いし、面倒だし・・・ということでマクドナルドのドライブスルーに寄ったのですが、その時聴いていたのは憂歌団。ところが品物を受け取る窓口に差し掛かったところでかかった曲は、なんと『ゲゲゲの鬼太郎』。これはなんとも言えずに恥ずかしかった。たまたま私の聴いていた憂歌団のアルバムの中に『ゲゲゲの鬼太郎』が入っていて、別にアニソン聴いてたわけじゃないんですが・・・(^^;)。店の子は何とも思ってないかもしれませんが、なんだかこっぱずかしかったなぁ。こんなこと思うの私だけかなぁ。そういえば携帯の着メロもこれ面白いとダウンロードしても、結局は人前で鳴ったら恥ずかしいだろうなと思われる曲は着信音には指定しませんね。ちなみに着信音に指定しなかった曲は『仁義なき戦いのテーマ』『必殺仕事人のテーマ』あとやっぱり昔懐かしいアニソンかな・・・(^^;)。