『岳 -ガク-』(2011年/日本)
原作:石塚真一。
監督:片山修。
出演:小栗旬。長澤まさみ。佐々木蔵之介。市毛良枝。渡部篤郎。
北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美は、いきなり遭難者救助を目の当たりにする。そしてその遭難者を一番に発見救助したのは、山岳救助ボランティアの島崎三歩。彼は山を愛し、その山へやってくる人々を愛する根っからの山バカ。そんな三歩の山以外何にも囚われない大らかさに翻弄されながらも、救助隊員として成長していく久美。
原作がいい!ということでコミックレンタルして読んだ。ほとんどイッキ読みなくらいに面白い話で、山賛歌で人間賛歌で、とことん山バカな三歩が魅力的で、山好きじゃなくっても十分楽しめる良い作品だったんで、この映画化はすごくうれしかった。しかも予告で見た小栗くんが、三歩にしては小綺麗すぎるけど(笑)、純粋バカで、さわやかで、この小栗くんは大好きだと思える雰囲気だったんで、もう期待度アップ。・・・が、いかんせん原作は一話完結っぽいストーリー展開だから、どの話を持ってきてどう膨らませてしっかり2時間の映画にするかって言うのが一番難しいところなんだろうけど、その一番難しいところが、あまりにも難しすぎたのか、なんだかなぁ~な結果になっちゃってて、あーもったいない。山の映像はいい。山バカな三歩くんの小栗くんも魅力的だ。それなのに物語がイマイチなんですよねぇ。久美ちゃんの親父の話なんて、なんでそんなことする必要があるの?な改悪だし・・・。わざわざ使い古されたような父親の遺志をついで・・・みたいな話、原作にないんだから、くっつけることないじゃない?山が好きな人がいて、山で元気をもらう人がいて、山で途轍もない試練を受けて、それでもまた山に来る人がいて、生きて戻れなかった人もいて、山を通して描かれる等身大の人間たちの物語。それだけでいいのに・・・。本当はこの作品、一話完結の連ドラで見たいな。というのが正直な感想だったりします。
-2011.5.16 MOVIX堺-
原作:石塚真一。
監督:片山修。
出演:小栗旬。長澤まさみ。佐々木蔵之介。市毛良枝。渡部篤郎。
北部警察署山岳救助隊に配属されたばかりの椎名久美は、いきなり遭難者救助を目の当たりにする。そしてその遭難者を一番に発見救助したのは、山岳救助ボランティアの島崎三歩。彼は山を愛し、その山へやってくる人々を愛する根っからの山バカ。そんな三歩の山以外何にも囚われない大らかさに翻弄されながらも、救助隊員として成長していく久美。
原作がいい!ということでコミックレンタルして読んだ。ほとんどイッキ読みなくらいに面白い話で、山賛歌で人間賛歌で、とことん山バカな三歩が魅力的で、山好きじゃなくっても十分楽しめる良い作品だったんで、この映画化はすごくうれしかった。しかも予告で見た小栗くんが、三歩にしては小綺麗すぎるけど(笑)、純粋バカで、さわやかで、この小栗くんは大好きだと思える雰囲気だったんで、もう期待度アップ。・・・が、いかんせん原作は一話完結っぽいストーリー展開だから、どの話を持ってきてどう膨らませてしっかり2時間の映画にするかって言うのが一番難しいところなんだろうけど、その一番難しいところが、あまりにも難しすぎたのか、なんだかなぁ~な結果になっちゃってて、あーもったいない。山の映像はいい。山バカな三歩くんの小栗くんも魅力的だ。それなのに物語がイマイチなんですよねぇ。久美ちゃんの親父の話なんて、なんでそんなことする必要があるの?な改悪だし・・・。わざわざ使い古されたような父親の遺志をついで・・・みたいな話、原作にないんだから、くっつけることないじゃない?山が好きな人がいて、山で元気をもらう人がいて、山で途轍もない試練を受けて、それでもまた山に来る人がいて、生きて戻れなかった人もいて、山を通して描かれる等身大の人間たちの物語。それだけでいいのに・・・。本当はこの作品、一話完結の連ドラで見たいな。というのが正直な感想だったりします。
-2011.5.16 MOVIX堺-