にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語会】第80回新開地寄席

2015年03月17日 | 落語会
第80回新開地寄席(2015.3.15 新開地まちづくりスクエア)
-演目-
林家染八さん「道具屋」
桂佐ん吉さん「代脈」
桂あやめさん「夫婦善哉」
桂雀三郎さん「愛宕山」

記念の第80回でした。前売りと予約でなんと124。満員札止めです。いい響きですねぇ「札止め」。おかげでいつもより少し窮屈な座席となってしまったかもしれません。窮屈を我慢していただく分おまんじゅうが付いていたと思っていただければ幸いです(笑)。

今回初登場の染八さん。真面目な学生さんという感じです。開演前の準備でチラシのハサミ込をバカなこと言いながらやっていたら、ふと私の隣にさっきと違う腕が。あれ?誰?と思い顔をあげるとそこに染八さんが!びっくりしたなぁ。黙って混じってるんだもん(笑)。ともかくお手伝いいただきありがとうございます。高座はさすがに饒舌でした(笑)。

正当な若旦那という風情の佐ん吉さん。徒弟制度のマクラから昔は徒弟制度だったお医者の噺「代脈」へ。
先生の代脈を仰せつかった見習い君。一本も二本も抜けた感じがチャーミングでした。奇をてらおうとしない落語。いいですねぇ。

今回は生真面目な雰囲気の若手二人と対照的なベテラン二人(笑)。
まずはあやめさん。なんとびっくりの金髪です。私はドラマとか舞台とかなにか仕事の都合かな?と思っていたらNHKの朝ドラ「マッサン」のエリーの影響だとか。わからない・・・その発想がわからない。
「夫婦善哉」どんな落語なんだろう?と思っていたら、落語版「夫婦善哉」なんですね。また映画見たくなりましたよ。

雀三郎さんはいつものマゲです。あれも真面目な髪型ではないですよね?(笑)。ロン毛と言ってもいいのかもしれない。無くっても長いからくくれるんでしょうからね。しかしいつからあの髪型にしてらっしゃるのだろう?若いころってどんな髪型してらっしゃったんだろう?気になったのでググってみた。なかった。誰か知ってたら教えて(笑)。
今回は前が長くなっていたせいかマクラなしで本題に入られる。「レンゲ、たんぽぽの花盛り・・・」と聴くとやはり「ちりとてちん」思い出しちゃいますね。

5月は新開地音楽祭のために新開地寄席はお休み。でも雀三郎さんには会えるんですよ。なんと「まんぷくブラザース」で
新開地音楽祭にご出演です!


羅い舞座 京橋劇場「都若丸劇団」

2015年03月04日 | STAGE
文楽観て、歌舞伎観て、落語観て、能観て、講談観て、あとは大衆演劇か・・・とずっと行きたいと思ってたんですが、なかなか一人で行く気にはなれず、いつか行こう・・・って感じだったのですが、会社の人から割引券あるけど行く?と言われ、思わず「はい」ということで手に入れた割引券。これもらったら、もう一人では・・・なんて言ってられない。しかもその券土日は使えなくて11日まで。本当は動楽亭に行くつもりで休みとってたんだけど、急遽京橋へ。
いやぁ、まさかこんなところに大衆演劇の劇場があるとは・・・。
ココの5階。
通常の料金は1600円プラス座布団代100円。座布団代なんて書いてるから畳?なんて思ってたら普通に座席でした。昔の映画館みたいな感じ。割引券があったので本日の入場料は1100円。
中に入ると普通に座席に座布団が置いてある。さてどこに座れば?と思い、再び受付に戻って座席はどこでもいいのか?と尋ねると予約席には予約席という札があるからそれ以外ならどこでもとのこと。さすがにアウェイ感がひしひしと感じられるここでは前に行く気にもなれず後ろの端へ。
いやぁ、なんか常連さんがいっぱいって感じです。
開演時間になり、まずはオープニングショーから。音楽なった途端手拍子。ノリいいですねぇ。楽しんでますねぇ。若手に続き座長の舞踊。そして前売り券販売タイム(笑)。
2部は演劇。「芸者の誠」
江戸で金を貯めて故郷へ帰ろうとしている大工の与吉が不良浪人に絡まれているところを芸者玉菊が助ける。その気風の良さに玉菊と一杯やりたい。そう思った与吉は江戸最後の思い出にと芸者遊びをする。ほろ酔いで店から出てきた与吉は持っていた金すべてを使い果たしてしまっていた。そのことに気づいていた玉菊は与吉に金を渡そうとする。自分が使った金だからと受け取ることを固辞する与吉に誠を見た玉菊は自分を嫁にしてくれと頼む。そして1年後年季が開けたら訪ねて行くと別れる二人。その一年後訪ねて来たのは性病を病みおこもとなった玉菊だった。
というお話なんですが・・・。面白すぎます。なんなんですかこのノリは。まず与吉が浪人たちに絡まれるシーンからして喜劇です。掛け合い最高です。さすが関西の劇団です。
そして一年後年季が開けたら・・・という玉菊に「おめぇさん一体いくつなんだ?」と問う与吉。「え?」となる玉菊。「だって今、あと一年たったら年金がもらえるって・・・」うまい!こういうボケ好きだ。
一年後やってきたおこもになった玉菊・・・って実は本物の玉菊が本当に待っててくれているか確認するためにおこもさんを雇ってたっていう話になってるんですが、このおこも玉菊が与吉の父親に与吉は死んだと教えられ、やってきた寺の坊主、これ若丸さんの二役なんですが、この二人の掛け合いがこれまた最高なんですよ。本当は昨日の演目が「幡随院長兵衛」だったので、そっちの方がよかったなぁ。なに?「芸者の誠」って・・・って思ってたんですよ。まさかこんなすごい喜劇だったとは。ああ、でも、もし次があったらこの劇団のシリアスものも観てみたいな。
ここで帰ったっていいくらいの満足度でしたが、舞踏ショーも観なきゃ大衆演劇見たことにはなんないしね。ということで・・・。さすがに万札のレイはありませんでしたが、何人もの方万札つけに行ってましたねぇ。すごいなぁ。大衆演劇だなぁ。座長のトト様登場の掛け声が「キャプテン!」え?何よそのキャプテンって・・・(^_^;) 座長若丸さんの「ダブルブッキング」最高でした。踊りながら懐から文字の書いた紙を取り出す。まず”キャー”で、黄色い声援「キャー」”若様”「若様」”ステキ”「ステキ」とか続いて”愛してる”「愛してる」で、”俺も”女の子たち「キャアー」。
すごいなぁ若丸くん(^_^;)

初大衆演劇。いい劇団に当たりました。都若丸劇団おすすめです。上手いし面白い。今月一杯は京橋でやってるようです。来月はなんと新開地。以前新開地劇場へ行こうと新開地メンバーと話てたんだけど、4月に行かないかな?(笑)。