【映画】『パリよ、永遠に』

『パリよ、永遠に』DIPLOMATIE（2014年/仏・独）
監督：フォルカー・シュレンドルフ。
出演：アンドレ・デュソリエ。ニエル・アレストリュプ。ブルクハルト・クラウスナー。

1944年8月25日。ナチス統治下にあるパリ。しかし連合軍はパリ市街に近づき、ドイツの敗北は時間の問題となっていた。だがリヴォリ通りに建つホテル ル・ムーリスに駐留するナチス・ドイツ軍にヒトラーから「パリ破壊」の命令が下されていた。戦略上何の意味もなさない壊滅作戦。その指揮を執るのはパリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツ将軍。そのコルティッツ将軍の前にスウェーデン総領事ラウル・ノルドリンクが現れる。彼の来訪の理由は「停戦の提案」。指揮官室となっているホテルの一室で始まる二人の駆け引き。

これは見逃さずに済んでよかった！面白い！新開地の大人の社会見学で行った「名画座利用講座」で、この作品の上映を知り、オーナーのおすすめもあり、これは見に来なければ・・・とやってきた甲斐がありましたよ。「名画座利用口座」でオーナーもおっしゃっていましたが、目的はもう一本の方だったとしても、二本立てになっていると、知らずに観たけどよかった！って作品にも会えるんですよね。まさしくこの作品がそうでした。いやあ全くのノーマークでしたね。二人のやりとりはどちらかというと淡々としているんだけど、だるくなるどころか、なぜか引き込まれていく。二人ともとても深みのある人間なんですよね。しかも史実。このパリ開放を描いた『パリは燃えているか』という有名な作品もあるんですが、こちらも未見。だから余計にこの物語は面白かった。まるで舞台劇のようだ・・・と思って見ていたら、これ元々舞台劇なんですね。(^_^;)　この主演俳優二人は舞台からこの役を演じているのだとか・・・。もう完璧ですね。でもこれの舞台版も見てみたいなぁ。あ、もちろん日本で。どなたか演らないでしょうかね？『パリは燃えているか』も見たくなっちゃいましたよ。

-2015.8.21　パルシネマしんこうえん-

大人の社会見学

8月2日。うまい具合に仕事がお休みだったので、新開地夏まつり行ってきました。
ボランティアで行ったはずが、大人の社会見学に参加（笑）。
まずは「名画座利用講座」
パルシネマしんこうえんで、オーナーの小山さんのお話を伺って、映写室の見学をさせていただくというものだったのですが、パルシネマしんこうえんってこんな映画館なんだよ、こんな作品をかけてるんだよ。というお話から、ハリウッド映画と日本映画の撮影方法の違いの話などもあって、楽しいひとときを過ごせました。そして生まれて初めて入った映写室。デジタルってこんなのなんだ・・・と感動。なんかもっとお話聞きたかったし、映画談義なんてのもしたかった。私も次の予定があったので、映画も見ずに解説だけで失礼したんですが、今月もう一回行きますよ。映画を観に。8月18日から8月28日まで『パリよ、永遠に』と『あの日の声を探して』の二本立てが上映されるんですよ。『あの日の声を探して』は観に行きたかったんだけど、行きそびれてしまったので、「お！これは！」って思ってたらオーナーが『パリよ、永遠に』もいい作品ですよと。行くしかないでしょう。今上映しているのは17日までですが『イミテーション・ゲーム』と『女神は二度微笑む』。この二本の組み合わせ観た時にはうなりましたね。「うまい！」。電車賃かけてでも観に行きたい映画館です。ちなみに映写室はお声かけしたら、見学させてもらえるようです。映画好き集まれ！（笑）。

「名画座利用講座」を終了して、そそくさと昼食とって次に向かったのは・・・。
「はじめてのボートレース」（笑）。ボートピア神戸新開地の特別ルームでボートレースの解説です。この特別ルーム一日15000円で借りられるそうで、人数制限はないようです。と言っても10人くらいがベストかな。中のドリンクは飲み放題だそうですが、この部屋にいたらムキになってしまうかも・・・です。だってねぇ、レースが早いんですわ。全国で開催されているレースに投票出来るし、順番にそれらのレースがスクリーンに映し出されるもんだから、あれ、次々やってたら、たとえ一回の投票が１００円だったとしても一日いたらエライことになります（笑）。特別ルーム以外の所は、ネットカフェの囲いがない版みたいな感じで各座席にモニターがあって、確かここは１５００円だったかな。
ボートレースの選手ってその実力に応じてA１とかB1とかってランクがついていて、競馬で言うG1レースのようなメインレース以外はいろんなランクの選手が出るんだそうです。だから、どの選手に賭けるか？はそのランクを見てもいいし、基本競艇はインコースの１コースを取った選手が有利だそうです。で、今回初めて知って驚いたのが、モーターにもランクがあって、それも判断するんだとか。そしてそのモーターはどの選手にどれが当たるかはわからなくって、抽選なんだそうです。はい、あなたコレって当たったモーターの調整や整備はもちろん選手がやっていいそうなんですけどね。そんな情報の載った新聞を見ながら予想するというのは確かに楽しい（笑）。でも間違いなくムキになります。ちなみに私、２レースやって４００円負けてボートピアを後にしました。(^_^;)　ま、おみやげたくさんいただきましたけどね。


-2015.8.2　神戸新開地-