にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

『ラブ・アゲイン』

2011年11月28日 | MOVIE
『ラブ・アゲイン』Crazy, Stupid, Love.(2010年/米)
監督:グレン・フィカーラ。ジョン・レクア。
出演:スティーブ・カレル。ライアン・ゴズリング。ジュリアン・ムーア。エマ・ストーン。

真面目だけが取り柄の40代のキャル・ウィーバー。子供たちをベビーシッターに任せ妻と二人で食事に出かけたその日、妻エミリーからとんでもない要求を突きつけられる。
会社の同僚と浮気したから離婚して欲しいというのだ。ショックのあまり毎夜地元のバーを訪れ、酒を飲みながら妻を寝盗られたと愚痴る。そんな彼を見かねた遊び人ジェイコブは、キャルの改造に乗り出した。まずは服装、髪型、そして話し方。おかげで何人もの女性遍歴を重ねることになるキャルだったが、妻エミリーへの思いは断ち切れず。離婚を切り出したエミリーの心もなぜか晴れぬまま、キャルの息子ロビーはベビーシッターのジェシカに首ったけ。恋愛指南のジェイコブまでもが真面目に恋をしてしまい・・・。

40代夫婦の危機のお話かと思っていたら、なんと恋愛オムニバスな作品でびっくり。しかしキャル・ウィーバー。私はユニクロは否定しないが、運動靴はないだろう(笑)。あれは引くな。間違いなく引く。そういや『ペイ・フォワード』でもケビン・スペイシー扮する恋愛には全く縁のない教師がスーツに運動靴だったな。あれはアメリカではイケてない象徴なのかな?あっちがこっちでこっちがあっち・・・と恋愛が錯綜っていうのが面白い。男4人の格闘シーンは爆笑でした。なぜそこにエミリーの不倫相手のデヴィッドまでやってくるんだ!考えると彼が一番かわいそうだな(笑)。でもこの作品で私はケビン・ベーコンが一番よかたりする。だって、いい男風なのにジェイコブのようにプレイボーイじゃなくって人がよくって、結局エミリーに遊ばれただけですからねぇ。その妙に人のいい情けなさがすごくマッチしてて(笑)。上手い俳優さんですよ。
そうそうジェイコブの裸体を見たときのハンナの一言「フォトショップで修正済み!?」爆笑しました。で、この気持すごーくよくわかった。ファッションセンスよし見た目よし、で、脱いでも良しって・・・私でも笑いしか出てこないと思う。
え~!?あり得ない!って感じではありますが、とにかくハラハラドタドタ楽しいラブコメディでした。

-2011.11.24 シネマート心斎橋-

『新少林寺』

2011年11月23日 | MOVIE
『新少林寺』SHAOLIN(2010年/香港・中国)
監督:ベニー・チャン。
出演:アンディ・ラウ。ニコラス・ツェー。ファン・ビンビン。ジャッキー・チェン。

いつ治まるともわからない内乱。繰り広げられる軍人たちの私利私欲の争い。荒れ果てた街で死骸を葬り、焼け出された民たちに食事の施しをする少林寺の修行僧たち。そんな彼らの前に敵対する将軍を追って候杰の軍がやってくる。助けを求めるものを救おうとする少林寺の者たちの前で将軍を殺害し少林寺を愚弄して立ち去る候杰。独裁を誇った候杰だったがやがて腹心の部下曹蛮の裏切りにより娘を亡くし、地位も名誉も失う。寺の厨房係の悟道に助けられたことで自ら剃髪し少林寺へ身をよせることになる。街では曹蛮の独裁政治は卑劣を極め、それを知った候杰は少林寺の者たちと共に戦いに挑む。

かっこいい。とにかくかっこいい!アンディ・ラウがじゃないよ。出てくる男たちみんながかっこいいんだ。やはり私はこういう映画大好きだ。主人公一人がおいしいとこどりじゃなく、出てくる男たちがそれぞれの持ち場でそれぞれにかっこよく散っていく。これがいい!こういうのがホントかっこいいんですよねぇ。浄能なんて、どんだけかっこいいんだ!って感じですよ。全編通してかっこいい。そして・・・目頭が熱くなりましたよ。渋すぎます。そしてあの子供たち。ちゃんと子供たちにも見せ場があるんだからすごい。ジャッキーのアクションシーンはジャッキーらしく、見ていてすごくうれしかった。きれいな顔のニコラス・ツェーの悪役がこれまたいいですわ。きれいに整った顔って悪役すると映えるんですよね冷たさが。しかし彼はいい俳優になりましたねぇ。男前に寄りかかってない役作りがいい。
香港映画というか中国映画というか・・・は、とにかくかっこいい男描くのうまいですよねぇ。堪能した。

-2011.11.22 TOHOシネマズ泉北-

『マネーボール』

2011年11月16日 | MOVIE
『マネーボール』Moneyball(2011年/米)
監督:ベネット・ミラー。
出演:ブラッド・ピット。ディミトリ・マーティン。フィリップ・シーモア・ホフマン。ロビン・ライト。

元プロ野球選手で今はアスレチックスのゼネラルマネージャーを務めるビリー・ビーンは、勝てない球団に苦悩していた。財政的に苦しいために優秀な選手は雇えない。やっと育った選手は金持ち球団にあっさりと引き抜かれていく。引き抜かれた主力選手の穴埋めに奔走していたある日、インディアンズのスタッフとして選手のデータ分析を行っていたピーター・ブランドと出会う。そして彼を自らの元に引き抜き、ピーターのデータ分析を元に、安い選手を集め勝てるチーム作りを目指して行く。

あまりの評判の良さにこれは乗り遅れてはなるまい。と慌てて見にいった。確かに面白い!弱小球団が常勝球団へと変貌していくような作品は、アメリカ映画のお得意なんだけど、そこに愛だとか勇気だとか、仲間だとか、そういうものが一切入っていないのがまた面白い!私は計算は苦手、数学なんて全然・・・という人なんですが、それなのにこういうデータ分析の結果がこうでとかっていうのを見たり聞いたりするのは好きなんですよね。だから余計に楽しかった。あと他球団との選手交換、引き抜きの交渉が面白い。ブラット・ピットもいいですよねぇ。って私にいいなあって言われるってことは年取ったってことだったりするんですが(笑)。連勝記録がかかった試合に、自分が球場で見ると負けるというジンクスを持っているピーターが、やはりこの試合だけはと球場に引き返し、危ない展開になったときの表情と勝ちが決まったときの表情がいい。フィリップ・シーモア・ホフマンはやはり上手いですね。最初に出てきたとき私の持ってる彼のイメージじゃなかったからびっくりしましたよ。いかにもなアメリカのおっさん風でしたからねぇ(笑)。野球好きじゃなくっても十分に楽しめる作品でした。

-2011.11.15 なんばパークスシネマ-

『1911』

2011年11月10日 | MOVIE
『1911』辛亥革命(2011年/中国)
監督:ジャッキー・チェン。チャン・リー。
出演:ジャッキー・チェン。ウィンストン・チャオ。リー・ビンビン。フー・ゴー。

ロシアがイギリスがアメリカがそして日本が次々に清王朝に触手を伸ばし、衰退の一途を辿る清王朝を憂い、王朝制度を壊し新しい国の建設を目指す孫文と孫文の友であり参謀である黄興は、革命軍を率い総督府に攻めこむが、革命の第一歩である挙兵は多くの若い命を亡くして失敗に終わる。しかし孫文は革命の成功を諦めなかった。

ジャッキー・チェンの映画主演100本目で、辛亥革命から100年を記念して制作された歴史大作ってことなんですが・・・。いや、面白かった・・・と思う。最後までだれることなくしっかり見ましたからね。ただなんだろ・・・。中国の歴史はあまり詳しくないんですが、この作品では清王朝が終わったということで映画も辛亥革命終わりにしてて、でも、本当はそれで終わりじゃないから、なんかこうしっくりこないんですよね。Wikipediaによると、清王朝の次は袁世凱ってことで結局第三次革命まであるらしい。しっくりこない理由のもう一つ。革命までの経緯が唐突なんですよね。ま、中国の映画だから中国の人が見れば全然違和感なく見られるのかもしれませんけどね。しかし歴史映画ということで戦闘シーンはあるものの、落ち着いた雰囲気のジャッキー・チェン。しかし、やはりアクションシーンは入れなければって感じなのか、孫文を狙う狙撃犯を見つけやっつけるシーンに思わず笑ってしまった。さすがジャッキーとは思うものの、あの活躍は黄興というキャラとはどうもあっていなかったような気が・・・(笑)。

-2011.11.10 なんばパークスシネマ-