にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』

2013年12月29日 | MOVIE
『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』(2013年/東宝)
監督:亀垣一。
原作:モンキー・パンチ。青山剛昌。
声の出演:栗田貫一。小林清志。高山みなみ。山崎和佳奈。内野聖陽。

ある日米花町の銀行からルパン三世により「チェリー・サファイア」という宝石が盗み出される。一方海外の人気アイドル、エミリオが来日し、園子の誘いでエミリオに会いに行くことになった蘭とコナン。そのホテルでコナンはエミリオのボディガードとなっている次元大介の姿を見つけ、ルパン一味が何かを企んでいると睨む。そんな時エミリオの公演中止を要求する脅迫状が届く。やがて繋がっていくルパンのチェリー・サファイア強奪と、エミリオ宛ての脅迫状の真相。ルパンvsコナンの対決の時が来る。

テレビスペシャル版が面白かったんで、この作品の公開が待ち遠しかった!感想はとにかく面白い!同じテレビ局で放映されてるってだけで全く別モノのアニメをくっつけちゃうんだからすごいですよ。で、まさかこんなにもうまくくっつくとは!?って感じですね。いや前作のテレビスペシャルも見事にくっつけちゃってたんですが、その話を根底にして、新たに今度はコナンの街にルパンがやってくるという大技。しかもルパンの登場は「怪盗キッド」に化けてというコナンファンを喜ばせる登場で、ラストには服部平次も登場するし。頭から尻尾までがっつりあんこのつまったたい焼き状態の作品です。冒頭のいつものコナン映画でのコナンになった経緯の説明はなんとルパンが。ルパンの説明はコナンが。そしてラストは「ルパンvs怪盗キッド」。しかもそのあと次回のコナン劇場版の解説をルパンが。ってすべてが楽しい。
「名探偵コナン」は『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』を最後にそのあとの劇場作品は全く見なくなってたんですが、次回のコナン行こうかな?って気になっちゃいましたよ。

-2013.12.14 TOHOシネマズなんば-

【落語】米二・塩鯛二人会

2013年12月28日 | 落語会
米二・塩鯛二人会(2013.12.26 天満天神繁昌亭)
-演目-
桂二葉さん「子ほめ」
桂米二さん「厄払い」
桂塩鯛さん「八五郎坊主」
桂米二さん「不動坊」
 中入
桂塩鯛さん「お文さん」

私の本年の落語納め・・・落語見納め?になります米二さんと塩鯛さんの二人会。去年もこの会で終わったんじゃなかっただろうか?
開口一番は二葉ちゃん。もう来年年季明けなんですね。師匠に色気がないなんて言われてましたが、私としては変な色気などないままに少年のようなさわやかな落語を続けて欲しいんですが。

米二さんの「厄払い」は二度目かな?昔はこんなのがあったんですねぇ・・・と調べたら、ほぉ~江戸では「おん厄払いましょ、厄落とし」と言ってて、なんと「三人吉三」の台詞にもあるとか・・・。「三人吉三」観たことあるんだけどなぁ、そんな台詞あったかしら。ま、いっか。
季節的にぴったりのお噺でした。それにしても「亀は一カ年」って間違えるにもほどがある。でもなぜかここが一番好きだ(笑)。

塩鯛さんの落語は本日二度目。そして一年ぶり。つまりこの会でしかお目にかかっていない。次もまた一年後だろうか。
「八五郎坊主」は初めて聴くお噺です。「つまらん奴は坊主になれ」って言うから自分はつまらん奴だから坊主になるって言いだす変わり者。それであっさり坊主になれるから落語は面白い(笑)。落語では結構坊さん遊ばれますねぇ。しかしこのタイトルの不思議がこの主人公はがらっ八なのになぜ「八五郎坊主」なんだろう?本名は八五郎ってことなのかな?

待ってましたの「不動坊」。この噺好きなんですよね。これも冬ならではのお噺です。冬、しかも雪まで降ってる寒い夜にバカにされたからって幽霊で脅かそうという発想をする四人組。そしてその四人がなんとも間抜けてて憎めない。愛すべき阿呆たちが出てくる落語ってやっぱいいですよねぇ。

トリは塩鯛さん。「お文さん」ってまた変わった題なんですが、経文の最後に読む法語を浄土真宗の大谷派では「お文さん」と呼ぶそうで、その「お文さん」がサゲになるお噺です。面白いけど、よーく考えるとそうそう笑える噺ではないんですよね。なんたってお妾さんとの間に出来た子供を自分ちでそのお妾さんと一緒に育てて、なんとか折を見て御寮人を追い出そうという恐ろしい企みの噺ですからねぇ。でもよく出来た噺です。それにしても落語に出てくる丁稚さんはどうも御寮人と女中頭が組むと「嘘をつくと血を吐く饅頭」を必ず食べさせられるようですね(笑)。お決まりのパターンなのかしら。


【映画】『ムトゥ 踊るマハラジャ』マサラシステム上映in塚口サンサン劇場。

2013年12月22日 | MOVIE
『ムトゥ 踊るマハラジャ』マサラシステム上映in塚口サンサン劇場。

実は私インド映画ファンでありながら、この日本にインド映画旋風を巻き起こしたこの作品を劇場では観たことなかったんですよね。それが劇場で、そしてなんとマサラシステムで上映される。しかもラジニ売店まで出店。行かないわけにはいかないでしょう。
ちなみに映画の感想はこちら。『ムトゥ 踊るマハラジャ』

劇場到着は18時半すぎ。売店前には列が。列に並びお弁当とマサラシステムグッズ(紙ふぶき、クラッカー、旦那様命タオル)のセットを購入して劇場内へ。
なんだか皆様仕込みがすごいですわ(笑)。今回、紙ふぶきを持参しようかと思ってたんですが、やはり作ってきた方がよかったか?という熱さです。
まずはマサラシステム創始者のてつのすけさんのご挨拶、そして現地インドでのラジニ作品上映時の映像でマサラシステムの凄さを解説。その際になんとインド映画のロケ地として大阪が使われているというシーンの紹介も。その監督さん曰く、大阪にはインド映画ファンが多いからだとか。そんな熱い大阪インド映画ファンのインド映画へのラジニへの思いを伝えるべく盛り上がるぞ!ということで、ラジニ登場シーン、ミーナ登場シーンでのクラッカー、紙ふぶき使用の練習のあと、本編上映。ちなみにこの模様は現地テレビ局へ伝えられるとか。
本編が始まり、あのラジニロゴの音楽が流れると会場は一体となって「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」の大合唱。素晴らしい。ラジニの名前のテロップが出ただけでも大盛り上がり。現地にも負けてはいません。
そして来ますよ!ラジニ登場シーン!来た!一斉にクラッカー発射。大拍手!気持ちいい!(笑)。続いてのミーナちゃん登場でも一斉の紙ふぶき。練習を忘れていないこの一体感。さすがです。
要所、要所での見事なまでにマッチしたクラッカー捌き(笑)。映画を観ながら感心しきりです。一体あの人たちは何回この作品を観ているのだろう?
ただ残念だったのは、わざわざ一列目二列目の座席をダンス場所としてあけていただいていたのに、そこを使用する人がいなかったこと。『バーシャ』のような一斉ラインダンスを期待していたのに(笑)。
外は寒い寒い冬なのに劇場内はこれでもか!というくらいに熱い3時間となりました。堪能した。
あ、あと今回2センチ以下の細長い紙ふぶきがあったんですが、これがね、掃除しにくいんだ。ということで次回マサラシステムで紙ふぶき持参される方は2センチ以上で作成下さい。という案内を入れて欲しいと思った祭りのあと。

-2013.12.21 塚口サンサン劇場-

【映画】『ペコロスの母に会いに行く』

2013年12月13日 | MOVIE
『ペコロスの母に会いに行く』(2013年/)
原作:岡野雄一。
監督:森崎東。
出演:赤木春恵。岩松了。原田貴和子。加瀬亮。竹中直人。

バツ一でハゲで、仕事をさぼるいい加減なサラリーマンのゆういち。彼は一人息子と老いた母と三人で暮らしていた。そしてその母みつえは父さとるの死を契機に認知症を発症していた。母を一人家に残し仕事に出るゆういちは部屋の至る所に母に対する注意のメモを貼っていた。しかしそれが段々追いつかなくなり、介護施設に預けることに。日々の記憶を無くしていく母。そんな母の元に足繁く通うゆういちは、その母を題材に漫画を描き始める。

原作者岡野雄一さんの本当の話で、この原作のマンガは介護雑誌で取り上げられたりしてすでに話題になっていた。その流れでこの作品のことを知りまずはドラマを見た。ドラマはドラマで面白かったんだけど、ぜひとも映画化されたこの作品を観たいと思っていて、先に見た人たちの評判もいい。とても楽しみに劇場に出かけて行って、人情喜劇のほんわか感を味わった。ボケるってことは決して悲劇ではないと描くこの作品のうまいなって思うところは、笑い飛ばすにはいろんなものが必要なんだよってこともちゃんといれてるとこなんですよね。この作品の中でひたすらハゲを隠す竹中直人さん演じるみつえと同じホームに住む女性の息子なんだけど、この映画の中ではハゲを隠してるんだけど、もしかしたら認知症になった親を隠している人を暗に差してるんじゃないかなぁ~なんて感じた。ちゃんとリアルに向き合わないと始まんないんですよね。そしてリアルに向き合うには一人では決してダメなんですよ。この作品の中でも主人公のゆういちがみつえを施設に預けたときに親を捨てるのか?的なセリフが出てきたんだけど、そういう思いは必ず出てくるはずなんですが、そこで無理しちゃうととんでもないことになるんですよ。そこもこの作品はうまく描いていたなと思う。優しい作品です。

-2013.11.23 シネマート心斎橋-