にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

『好漢・天知茂シアター』

2008年07月28日 | Weblog
本日、グリソムギャングにて『好漢・天知茂シアター』開催致しました。
上映作品は新東宝での天知さんの最後主演作『南郷次郎探偵帳 影なき殺人者』新東宝テイストでチープながらも面白いんじゃない?という作品です。

なかなかの盛況で、今回の上映会は成功と言ってしまってもOKかな。という出来でした。
しかもサプライズが!なんと天知さんの息子さんから生前着用なさってた背広を3着お貸しいただけることになり会場トークイベントの際に会場に飾らせていただきました。
こんなつたないイベントに協力していただけるなんて、本当に心より感謝です。

上映会終了後は北町嘉朗さんを迎えてのトークイベント。

中でも私が印象に残ったお話は、『眠狂四郎 無頼剣』へのオファーが天知さんにあったとき、本当はテレビ朝日でのドラマが決まっていたとか・・・でも雷蔵さんとの共演、作品も『眠狂四郎』、監督も三隅研次監督。脚本が伊藤大輔さん。と絶対に断りたくないということで、なんとドラマを蹴っちゃったとか。
おかげで長い間テレビ朝日の仕事はなかったそうなんですが、これはドラマを蹴ってくれてよかった!って思う逸話ですね。私はあの作品天知茂の愛染だからこそいいんだ!という思い入れのある作品ですからね。

あと今回の映画のポスターの三原葉子さんを見て「あ、この人嫌いなんだ」とおっしゃったので一体どんな話が!とお伺いしていると、なんと腕相撲で負けたとか・・・(笑)。
しかし三原葉子さんたくましすぎですよね。

今年77歳におなりになるという北町さん。全然そんなお年には見えないし感じさせない、すごく素敵な方で、サービス精神旺盛にいろんなお話をして下さって、すごく貴重で楽しい上映会となりました。

今回いろいろとご協力いただいた方々、そして上映会に参加してくださった方々、本当にありがとうございました。
人のつながりの楽しさ、面白さ、貴重さ・・・。こういうときにやはり感じますね。
ニュースなんかでいろいろとネットの功罪がとりだたされていますが、私はこのネットという世界に身を置いていて、よかったなと思います。なかなか普通じゃこういう経験できませんもんね。

【観劇】『夕』東京セレソンデラックス

2008年07月24日 | STAGE
東京セレソンDX『夕』
作・演出:サタケミキオ。
出演:宅間孝行。永井大。木下智恵。いとうあいこ。他

長崎にある海のそばの食堂兼民宿「あいかわ」を舞台に、「あいかわ」の三兄弟の二男元弥に小さな頃から思いを寄せていた隣家の夕の恋の物語。

お兄ちゃんのように慕いながらも、実はずっと恋心を抱いていた夕。もうすごくベタな話なんですよ。伝えられない思いに友人が絡んできて・・・って。遠い昔に読んでいた少女マンガな世界。だからなのか、なんだかすごく懐かしくってすごく自分の中にすっぽり納まってしまうような感じで・・・好きだなぁ。こういうの。
実はこの作品6月29日にYAHOOのライブトークで生中継されたときに観てるんですよね。だから生で観たいとは思いつつ、ネタ知ってるし・・・と諦めていたところ偶然にも観劇できることになって、出かけたのですが、ネタわかってても泣きそうになっちゃったよ。必死にこらえましたが、さすが劇場内のあちこちですすり泣きが・・・。パソコンで生中継観たときは、あの展開が読めずに「え?そうくるの?」ってとこからもう滂沱の涙。これ初見で純粋で乙女な方ならそら泣くよ。「くるぞ、くるぞ」と構えていても夕顔のシーンにはもうウルウル。純粋にいいお話だから見てよって言いたい舞台ならではのいい作品ですね。
パンフレットによると大阪での公演は今回が2度めだそうで、今回の大阪での入りはいいのか悪いのか?ちょっと微妙なラインのようですが、今後も大阪公演ぜひともお願いしたいですね。

-2008.7.23 そごう劇場-