にゃんこな日々

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【落語会】落語初詣「気分はご参詣」

2015年01月03日 | 落語会
落語初詣「気分はご参詣」(2015.1.2 八聖亭)
-演目-
月亭天使さん「手紙無筆」
桂 宗助さん「骨つり」
桂 九雀さん「御神酒徳利」
 仲入り
月亭文都さん「鬼の面」
桂 米二さん「除夜の雪」

本年初笑の落語会です。
八方さんが作った小屋だそうで、場所は福島。初めて来ます。座席数は60。全部椅子席で横長なのでどこ座っても見やすそうです。

まずは天使さん。「手紙無筆」って初めて聴きます。ネタが帰りに貼りだされていなかったので、家帰ってきてから調べたんですが、「無筆の手紙」「平の陰」とも言うそうで元々は江戸落語のようです。さてこの場合はどのタイトルだったんでしょうか?(笑)。

いきなり毒舌な宗助さんでした(笑)。年末の米二さんの会で「サンケイ」と「ご参詣」をかけてるというようなことを聞いていたので、なかなかに面白い毒を吐いて下さってました。詳細は省いておきますが・・・(笑)。この「骨つり」は上方が先で江戸に行って「野ざらし」になってるそうなんですが、その「野ざらし」は聴いたことないんですよねぇ。一度聴いてみたいものです。

この会の発起人でもある九雀さん。九雀さんの落語を聴くのはすごく久しぶりです。ネタは「御神酒徳利」。ところが・・・あれ?私が聴いたことがあるやつと違う。私が聴いたことがあるのは、奉公人が大掃除で旦那さんが大事にしている御神酒徳利が壊れたら大変だと安全なところに・・・と直したつもりがすっかり忘れてて・・・というやつだったんですが、今回は青菜売りが意地悪な女子衆さんへのイタズラで隠したという設定になっていた。同じ上方落語でも違うんですねぇ。とここまで書いてちょっとググってみた。なるほど・・・これは江戸落語バージョンのようですね。

仲入り後は文都さん。以前新開地寄席でカメラマンをさせていただいていたときにふと思ったんですが、文都さんって西岡徳馬さんに似てません?え?言い過ぎ?(笑)。
「鬼の面」これも初めて聴く噺でした。タイトルは怖そうですが、なかなか優しいいいお噺ですよね。お茶目な旦那さんが素敵です。

トリは今年もしっかりお目当ての米二さん。「除夜の雪」はこれで何度聴いてるだろう?これも悲しいけれどいいお噺ですよね。談春さんが「赤めだか」という本の中でこの噺がやりたくて米朝師匠に稽古をつけてもらったと書いているのを読んだときに、確かにいい噺だよ。としみじみ思ったものです。しかもこの日、この噺を聴いて外に出る階段の所で窓を見ると雪。外に出て雪の中を歩きながら、もしかして降りかけてる雪を見てこの演目にした?とか思ってたのですが、違うそうです。最初からこの噺をやると決めてたそうです。なんとなく納得。ロマンチストではないですよねぇ(笑)。