にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

『お蔵入り映画祭』あったら行きたい(笑)。

2006年03月30日 | Weblog
最近気に入って毎日のぞいているサイトがココ俳優の石丸謙二郎さんのサイトなんですが、ここのofftimeというのが石丸さんのブログになってまして、ほぼ毎日マメに更新される飄々とした内容がなんとも言えずいいんですよ。で、その記事の中にあったのが『お蔵入り映画祭』(笑)。カテゴリー「仕事」で選んで過去の記事に遡っていただくとお読みいただけるのでご一読下さい。私はコレ読んで思わず賛同。本当に映画祭なんて出来るほどのお蔵入りの作品があるのかどうかはわからないのですが、一回こっきりの企画でもいいからやって欲しいですよ。石丸さんは『東京国際映画祭』に張り合って渋谷で・・・なんておっしゃってますが、わたくしと致しましてはこういうちょいと濃い企画はぜひとも大阪、出来れば新世界あたりでやってくれると尚面白い。なんて思ってます(笑)。日の目をみない人たちが集まる釜ケ崎の空気にこそ合うと思うんですよ「お蔵入り映画」。お蔵入りにこそなっていないけど、ビデオ化もDVD化もされていない。放映されることもリバイバル上映されることもまずない。というレアな映画も一緒に上映されるともっと面白いかも(笑)。

『長い長いさんぽ』購入

2006年03月27日 | Weblog
ず~っと読みたいと思いつつ、近くにある小さな本屋には置いてなかったので、市内へ出たら買おうと思ってた。でも最近ゆずのように3歩歩いたら忘れるという状態になっているので市内へ出ても本屋に行くのをすっかり忘れて帰宅。結局昨日やっと買えたんですが、本屋へ行って驚いた。コミック専門館というところへ行ったんだけど、なんとまぁコミックのいっぱいあること!出版社もわからず、作者の名前すら忘れてタイトルすらはっきり覚えていなくて・・・という状態であれだけのコミックの中から探そうというのが無理だったんですが、見たらわかるだろうということで、探索開始。20分ほどウロウロした時点ですっかり気分は萎えてきた。その時ふとみつけた『ふくふくふにゃ~ん』のニューバージョンの1巻を見つけたのでとりあえずそれを手に取りレジへ。そこで意を決して「長いさんぽだったと思うんだけどあります?」と聞いてみた。するとそのレジのお姉ちゃんは「はい、ちょっと待ってください」といきなり店内へ!え?嘘?それだけであなたこの広い店内のどこにあるかわかるの!?と彼女の行った先を目で追っていると、すぐに「長い長いさんぽですけど・・・」と一冊の本を持ってきた。「あ・・・そうそれ!」と歓び勇んで購入。しかしすごいわお姉ちゃん。私はパソコンの端末かなんか叩いて検索してくれるものとばかり思っていたのに・・・ある程度どの作品がどこにあるのかって記憶しているのだろうか?思わず「どんな作品でも大体どこにあるのか覚えてるの?」と訊ねそうになったけど、こういうお店で働いている以上は当たり前なのかなぁと思い、質問はせずにお礼だけ言って店を後にした。たまたま彼女がこの作品を記憶していただけだったのかもしれないけど、こういうプロ!って感じの対応をしてくれると非常にうれしくなる。それにしてもコミックってすごい数あるんですねぇ。自分が知らない作品がいっぱいでクラクラしてしまった。
で・・・家に帰って早速『長い長いさんぽ』読みました。もうこれは涙なくしては読めませんよ。何度読んでも涙が出てくる。うちのピーコととめ吉ももう今年で14歳と11歳。元気でお気楽に過ごしてくれてますが、あと数年なんだろうなぁ~と思うとすごくせつなくなっちゃいます。20歳くらいまで達者で暮らしてくれるといいんですけどねぇ。

『12人の優しい日本人』

2006年03月23日 | STAGE
やった!WOWOWで放映される!と歓び勇んで録画しておきながら、今頃やっと観ました。(^^;)
で・・・感想。映画の方がよかった。(^^;)
いや、私最近こそは邦画よく観てますし、昔の邦画なんてのにもはまっちゃって大好きだなんて言っているのですが、数年前までは邦画はほとんど観なかったんですよ。偉そうにちょっとした映画好ききどって、邦画ってなんかちゃちいし、やっぱハリウッドだねぇ。なんてスカしたこと言ってたりしたときに、結構話題になってた作品だしとレンタルで借りて観たのが『12人の優しい日本人』。この作品観たときは「邦画なんてさ」なんて言ってた自分が正直恥ずかしくなっちゃったくらいに面白くて、三谷幸喜さんの脚本ってすごいんだなぁ。と意識しはじめたんですよね。しかも元々は舞台だということで、今回の再演にはすごく興味があり舞台に行きたいと思いつつも諦めた作品だっただけに、期待度はすごく大きかった。と言いつつ今頃見ているんですが・・・(笑)。
物語の展開を知ってしまっているから面白さが半減したっていうのは、無きにしも非ずなんですが、なんかねぇすごい物足りなさを感じてしまったんですよね。キャストが映画版の方が個性豊かで際立っていたっていうのもありますし、なんかすべてが大げさ過ぎるんですよね。はなっから陪審制で遊んでやるぞ的なおちゃらけたムードが感じられて、まず素ではじまった時点から妙にドタドタ。これで一気にひいちゃった。で、映画版で「おぉ!」となったあの「ジンジャエール!」の下りは、持っていき方にぎこちなさを感じた上にどうもしつこく感じてしまった。そして江口洋介さんが弁護士だと言って無罪に向けて立証をしていく場面は、「え?古畑任三郎?」って思っちゃった。これは断然に映画版のトヨエツさんの方がいいですね。全体的にキャラが薄い。ま、映画版が濃すぎるというのもあるかもしれませんが(笑)。塩見三省さん。上田耕一さん。梶原善さん。山下容莉枝さん。大河内浩さん。やっぱ濃いわ(笑)。

『棺の中の猫』

2006年03月19日 | BOOK
今はひっそりと暮らす女流画家の元に現れた一匹の白い猫。その猫を抱き上げたとき彼女の遠い昔の物語が始まる。
儚く美しくそして胸に痛い作品でした。心に小さく囁く悪魔の声に耳を貸したとき、人はとんでもないことをしてしまう。たったひとつの間違った行動が、残された人生のすべてを贖罪の日々へと替えてしまう。誰かの心を自分のものにしたいと思ったとき、どれだけ辛抱強く待てるかで、どれだけその人のことを愛しているのかがわかるのかもしれません。その忍耐を試すかのように悪魔は囁く。
この物語を読み終わったとき、この主人公の女流画家の心に今も映っているであろう麦畑を走る美しい少女と一匹の白い猫の姿が私の心にもうっすらと浮かびあがったような気がしました。


『OUT』

2006年03月17日 | BOOK
私はなぜだか話題になっている作品ってあまり読んでいないんですよね。だからなぜか今頃『OUT』なんですが・・・。
読み始め、なんでこの作品がヒットし、映画化までされたのか?全く理解出来なかった。なんなんだよこの作品と、読むのを止めようかと思うくらいに気分が悪かった。何が気分悪いって登場する女たちみんな嫌いなタイプなんですよ(^^;)。特に邦子って女はもう最低。おまけに最初の方に出てくるのが邦子の描写だから余計にどんよりげっそりしちゃって、うわ~!どうにかしてくれぇ!一体これがどうなっていくんだぁ!と遅々として読みが進まなかった。事件が起きたあたりでも、だから何?解体?で?何?それから崩壊していくのかいこの女たちは。とここらあたりでも、全然面白いともなんとも感じられず、なんでこれがヒットしたの?もしかして私はやはり一般感覚とは違うのだろうか?と思いつつ読み進めていくと・・・。上巻の後半にきて何やらただならぬ展開になりそうな予感が・・・。そして下巻に入ってもう止められない。一気に読み終わってしまった。なんとも気に入らない女たち。彼女らの生き方は納得いかないし、人間としてやはりどう考えても性に合わない。大嫌いだ。だけど最後にそれぞれにつけられる決着に大いに納得してしまう。そしてそこに至る展開が面白い。映画も観てみようかな?という気になるのだか、果たしてこの気分の悪い女たちが目の前で動く姿を見て耐えられるだろうか?という気もする(笑)。
『白夜行』の雪穂もすごく気に入らない女だったんだけど、もしかしたらこちらに登場する女たちの方が気にいらないかも。でも多分それはこの女たちが妙にリアルだからかもしれない。(^^;)


『ハゲレット』

2006年03月15日 | STAGE
『ハゲレット』紀伊国屋ホール
原作:W・シェイクスピア『ハムレット』
脚色:鈴木聡 演出:山田和也  出演:近藤芳正。笹本玲奈。ベンガル。他。
お芝居の本拠地となる東京での初観劇。地方公演となってしまう大阪とは全く違う雰囲気に観に来てよかったなと思いました。劇場に入るとなんと役者さんたちがお芝居の扮装でパンフレット売ってる。「え?」こんなことなら外で買うんじゃなかった(^^;)。
今まで観た二本のお芝居の席は後ろの方だったのに、今回は運良くG列という比較的前の方の席が取れてしかも通路側。舞台との距離が近いこともうれしかったし、劇中通路を近藤さんが走る抜けるシーンがあり、真横を近藤さんが通る!それだけで舞い上がってしまったミーハーな私(笑)。
シェイクスピアの作品で私がまともに知っているのは『ロミオとジュリエット』だけ。むか~し『ヴェニスの商人』は読んだことありますが、すっかり記憶にない(爆)。この『ハムレット』も「生きるべきか死ぬべきか」っていう超有名なセリフとアバウトなあらすじだけだったんですが、このお芝居観たおかげで『ハムレット』がわかりましたよ。以前BSで録画して観た『天保十二年のシェイクスピア』の『ハムレット』から持ってきているシーンがすべてわかりました(笑)。シェイクスピア作品って私にはすごく敷居の高い感じのするものだったんですが、こういう作り方してくれるとすごくうれしい。とことん苦悩するハムレットが悩みすぎで若ハゲになっちゃったとしても確かにおかしくはないですよね。高尚な・・・ってのが苦手な私には、面白くて楽しくて、しかも『ハムレット』の物語がしっかりとわかってしまうというこの作品は最高の作品でした。

東京オフ

2006年03月14日 | Weblog
3月13日 9:30新大阪発ののぞみでいざ東京へ!
去年の暮れ、なんかいろいろと鬱屈することがあり、とにかく来年は遊ぶぞ!という意気で紀伊国屋ホールで上演の『ハゲレット』のチケットを購入。このときはまさか大阪公演まであるとは思わなかった。(^^;) でも何も東京まで芝居観に行くことないじゃない。って感じなんですが、日常を離れたかったし、だからと言って何も用事なしに東京までというのもあったんですよね。まさかこんなに集まってもらえるとは思わなかったし。(^^;)
こんなに充実した一日を過ごせたのはお集まりいただきました皆様のおかげです。それにしても不思議ですよねぇ。パソコン通信からのお付き合いとは言え、ネットという非日常空間で知り合った方々とこうして日常・・・あ、いや、皆様が集うと日常ではないかも・・・(笑)ですが、映画好きというただ一つの共通項だけで、わいわいガヤガヤ妙にディープな話で盛り上がってしまう不思議な団体と化しながらも、旧知の友のようなお付き合いが出来るというのは、私にとって一つの宝のような気がします。通信世界に身を置いて本当によかったと思える瞬間です。今回のオフ会は私にとって嫌なことは全部跳ね返してくれるリフレクの魔法をかけてもらえる場所でした。
帰りの新幹線に爆弾が仕掛けられていて時速80キロ以下になると爆破するということもなく無事帰阪致しました。今回参加くださった皆様。本当にありがとうございました!

久々にゃんこ。

2006年03月11日 | Weblog
とは言っても最近は外猫との接近遭遇が少なくって、うちの子たちですが。
この子たちだけは本当に仲がいいんだか悪いんだかわかりませんよ。ふと見るとなんとも珍しく仲良しのような寝姿だったんで思わず記念撮影。しかしこれどっちが枕にしてるんだかされてるんだかわかりかねますな。寝にくくないんでしょうか?(^^;)

『脳男』

2006年03月10日 | BOOK
なんとも不思議なタイトルですが、古本屋で『ハサミ男』の隣にあったので一緒に購入。
連続爆弾犯のアジトで捕らえられた一人の男の精神鑑定をしていくうちに明らかになる彼の過去と彼の症状。感情を持たない。情動がない。所謂自閉症の中のひとつの症状で、解き明かされる彼の過去と病状には驚かされる。それでやっとこのタイトルの意味がわかるんですが、この発想はすごいですよ。でもねぇ、なんだか最後の方はふと映画『ダークマン』を思い出してしまった。人工的に作り出した自我を失わないための行動は、流れとして納得もいくし説得も効くとは思うんですが、なぜか決着の着かないラストには、ちょっと納得しかねるんですよね。

『ダ・ヴィンチ・コード』

2006年03月07日 | BOOK
空前のベストセラーとなる理由がよ~くわかりました。キリスト教に造詣があるなしかかわらず、ミステリ好きなら絶対に面白いと思える作品ですね。もうすっかりのめり込むようにして読みきってしまいましたよ。
これキリスト教を少しは知っていて、絵画に少しでも造詣があれば尚更面白く読める作品です。内容については何を書いてもネタバレになってしまいますので、未読の方はぜひぜひぜひ!お読み下さいませ。
なんでもこの作品は、ラングドン教授シリーズの第2作目だそうで、第1作目は『天使と悪魔』。ところがこの2作目が驚異的にヒットしたために、順序を逆にして第1作目も売れ出しているとか(笑)。こちら第2作目はダ・ヴィンチが所属したシオン修道会が絡むお話で、第1作目はガリレオが創設したという秘密結社が絡むとか・・・。ぜひとも後先逆になりましたが、第1作目も読んでみたいものです。でもきっと図書館は予約待ちで一杯なんでしょうねぇ。考えることはきっとみんな同じですもんね。
原作を読み終えると映画が待ち遠しい。劇場で予告編をすでに見ているので、この原作読んでいる間、私の頭の中ではラングドン教授=トム・ハンクスってなってたんですが、原作によるとこのラングドン教授はハリソン・フォードに似ていると言われているとか・・・。ハリソン・フォードがもう少し若ければ彼にこの役いったんでしょうかね?(笑)。あぁ~!早く映画が観たい!!