にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『トンマッコルへようこそ』

2006年11月12日 | MOVIE
『トンマッコルへようこそ』-Welcome To Dongmakgol-(2005/韓国)
監督:パク・クァンヒョン。
出演:チョン・ジェヨン。シン・ハギュン。カン・ヘジョン。イム・ハリョン。ソ・ジェギョン。

1950年。朝鮮戦争の最中、一機の戦闘機が墜落。その機に乗っていた連合軍兵士スミスは山奥の小さなトンマッコルという村の村人に助けられる。彼が村人に助けられてからしばらくして2組のお客様がトンマッコルを訪れる。二人の国軍の兵士と三人の人民軍の兵士。彼らは互いに違う場所で道に迷いそれぞれに親切なトンマッコルの村人に助けられ、案内されて村にやってくる。最初は互いに敵同士ということで睨みあう二組だが、やがて武器も戦争も何も知らない村人たちの雰囲気に彼らの気持ちが次第に打ち解けていく。しかし平和でのんきなこの村にも戦争の危機がやってくる。

この作品は私は大好きです。ファンタジーと言えばファンタジーなんですが、それだけに終わらないラストがいいです。幸せで平和な村トンマッコル。出来すぎかな?私はそうは思わないんですよね。欲を持たず危険もなければ人はああいう風に生きられるんじゃないかな。村長が村をまとめる方法を問われたとき、「腹いっぱい食わせる」というようなことを言っていたんですが、まさしくその通りですよね。食えれば幸せなんですよ。以上を望むことで人は歪んでいくんじゃないでしょうか。その食べるってことで6人の兵士たちも仲良くなりましたしね。
彼らの最後の戦いに臨むシーンには目頭が熱くなった。戦う理由はただ一つ。大事なものを守るため。その大事なものが侵されなければ誰も戦う必要はないんですよね。

-2006.11.6 動物園前シネフェスタ-