にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【舞台】『蒼の乱』

2014年05月25日 | STAGE
『蒼の乱』
作:中島かずき。
演出:いのうえひでのり。
出演:天海祐希。松山ケンイチ。早乙女太一。梶原善。森奈みはる。平幹二朗。

都では貴族たちが贅沢三昧に暮らし、民たちは重税に嘆き飢えていた。そんなある日、貴族たちの宴の席に呼ばれた外つ国からの渡来衆たちの占いに出たのは、東国と西国で叛乱が起こるという大乱の卦。悪しき卦を出した咎で処罰されそうになった彼らを救ったのは坂東武者の将門小次郎。助けられた渡来衆の長、蒼真。二人の出会いがやがて彼らの占い通りの大乱へと繋がっていく。

大体半年に一回だった新感線のお芝居。なぜか今回は一年ぶり。しかも!今回はなんとなんとの平幹二朗さんの参戦!『五右衛門ロック』の北大路欣也さんにも驚きましたが、まさか平さんまで!俄然今回の舞台には期待度MAXで出かけて行きましたよ。
そして期待を裏切られることのない舞台。いやあすごい。面白かった。今回も長い!と聞いていたのですが、前回の『ジパングパンク』の時のように長さは気にならなかった。やはり歌が少ないからか。その分物語はびっちり詰まっていて、それがまた面白い。豪快で爽やかで馬鹿な将門小次郎の松山ケンイチさんいいわ。なんてハマり役なんだろう。殺陣もねぇ、上手いんだよ。無理ないんだ。すごいなぁ。殺陣と言えば早乙女太一さん。彼の生の殺陣は三回目。もう何度見ても綺麗だしかっこいい。ところが太一くん演じる夜叉丸に対抗する敵方の太刀影。彼がまたすごい。太一くんと渡り合うなんて・・・と思っててパンフ見て初めて知った。早乙女友貴くんって、太一くんの弟なんだ!どうりで二人の殺陣のシーンすごいはずだよ。天海祐希さん、平幹二朗さんはもう言うことなし。無理ないキャスティングですねぇ。今回は新感線メンバーもしっかり活躍してたし。しかし・・・じゅんさんの登場にはひっくり返りそうになったよ。まさか、まさかの馬ですからねぇ(笑)。私の好きな粟根さん。かっこいい役ではあるんだけど、かっこいい役だと聞いていただけに私としてはイマイチだった。期待度が高すぎたか。
ラストでは何気に『七人の侍』彷彿とさせるし、『風と雲と虹と』だし、そして私は劇中「将門御膳」と蒼真が名乗った時に思い出したのがかなり古い漫画ですが、のがみけいさんの『風のごとく』。これは木曽義仲と巴御膳の話なんですが、この作品での義仲の死に様と将門小次郎の死に様とが似ているし、最後の巴御膳が残されるんですよね。そこも似てるなぁ~と。とにかくすべてが私のツボな作品でした。あ、『クレヨンしんちゃん』もあったな(笑)。

-2014.5.24 梅田芸術劇場メインホール-

第14回神戸新開地音楽祭

2014年05月13日 | Weblog
第14回神戸新開地音楽祭(2014.5.10&2014.5.11)

新開地寄席のお手伝いを初めてさせたいただいたのは2012.7.14もう今年で二年になるんですね。その流れで昨年もこの音楽祭のことは知っていたんですが、仕事が土日休みではなかったために参加出来ず、今回はしっかり土日休み。参加しないわけないじゃないですか!というノリで参加させていただきました。
初日10日は朝8時集合。でも電車の都合でいいからねという優しいお言葉をいただいていたので、到着は20分くらいか・・・。すっかり出来上がったステージ。すごいなぁ。こんなことになるんだ・・・と感動。
私に割り振られたのはメインステージの裏。ある意味おいしい位置でした(笑)。
舞台袖からステージと客席を見るなんて、何年・・・いや何十年か、ま、そこはボヤかして(笑)。とにかくすっごい久しぶりでこのアングルは懐かしかった。
午前中はガサゴソと楽屋のセットなどをして、12時オープニグの消防音楽隊の演奏のあとはのど自慢。これがすごかった。何がって衣装が。皆様力入ってますねぇ。歌もさすがに上手いんですよ。舞台裏でガサゴソ動きながらなんでしっかりとは聴けなかったんですけどね。そしてセレクションステージで公募バンドがステージにあがる時間。残念ながら私は外の仕事で湊川公園を出たり入ったりで全く聴けなかったんですが、懐かしの名曲がかかるギャラクシーナイトには舞台裏にスタンバイ。しっかり聴けましたよ。まずはFree DOM。年代的に落ち着くサウンドです(笑)。そして楽しみにしていたピンクルビー。なんとピンクレディーのコピーバンドなんですよね。舞台袖から見ていると前の方の座席で同じように踊っている人が、そして横を見ると何気にスタッフも踊っている。これ踊れると年齢バレますから(笑)。ふと観客席の後ろの方を見ると・・・なんとも派手に踊っているお兄さんが!すごいなぁ・・・思わず舞台裏抜けだして見に行っちゃいましたよ。舞台ではなく彼を囲む観客の輪が出来ておりました。
そして本日のメインステージ!タケカワユキヒデさんの登場。バンドではなくピアノの弾き語り。これは貴重だ。これが生でしかも真近で聴けたなんて、こんなに嬉しいことはないですよ。本当に素敵でした。しかし、ただ聴き入っているわけにはいかない。スタッフとしての仕事もしなければ。撮影禁止だったので、会場見回りカメラ向けてる人に注意を促す。そこでさっき踊っていたお兄さんの近くに行ったとき(このお兄さんタケカワさんのときも踊ってたんですわ)カメラを持っている人が・・・思わず声をかけかけたんですが、タケカワさんではなくこのお兄さんを撮影してらっしゃいました。あ・・・そちらはご自由に(笑)。もしかしたらどっかでこのお兄さんの動画アップされてるかも。
大盛り上がりのうちに新開地音楽祭初日終了です。

翌日、前日のメインだった仕事がこの日はないので結構ゆっくりと舞台が見られました。まずは颯爽JAPANのYOSAKOIダンス。ダンス位置の仕切りの開閉の仕事を頼まれたために、観客席側から舞台が見られました。真近で見た旗振り(っていうのかどうかは知りませんが)がすごかった。かっこいいねぇ。
セレクションステージのトップは未遂ドロップス。あれ?誰かの声に似てる、上手いよなぁ・・・でも、えっと・・・誰の声だ?と考えてて、あ!NOKKOだ。実はこういう声好きなんですよ。彼らのHPに音源があるのでぜひ。いいですよ。http://misui-drops.jimdo.com/
続いてHeyyaoung & Skoolmates スウィング・・・になるのかな?どうもこういう音楽のジャンルわけはわかんないんですが、とにかくいいです(笑)。私は好きだ。去年の映像のようですが、YouTubeにありました。https://www.youtube.com/watch?v=9IvIp7C2cZM
次はQuncho with THE THIRD STONE BAND 「ピーターガン」から始まって、「ラブミーテンダー」までやってくれるんだから、もう嬉しい限りです。で、なんと早速第14回新開地音楽祭の動画上がってました。https://www.youtube.com/watch?v=dCHCPg9ZhUA
サルサダンスのあとはもうすぐメジャーステージで井上苑子さん・・・っていうより苑子ちゃんだね。プリティなガールでございました。舞台後のPRブースでは列が!さすがです。彼女はすぐにネットヒットするから気になる方はググってね。
そして本日のメインステージ。Shinkaichi Jazzy Nightです。
まずはSmile Brass Ensemble この楽団のマスコットがパンダさんのようで奏者に混じってパンダさんが一人。暑くないんでしょうかね?楽屋裏からずっとパンダさんでした。もしかしてあれは人が入っていると思っちゃダメなのかもしれません。「男はつらいよ」から始まってラストは「六甲おろし」みんなの知っている曲を楽しく演奏してくれました。
1時間ちょっとの休憩をはさんで、引き続きShinkaichi Jazzy Nightもうここはグダグダ言うことないですよね。加納新吾さんから始まって、宮藤晃妃+大友孝彰trio トリは土岐英史スペシャルプロジェクト。ああ、ここは客席でお酒片手に浸りたかった(笑)。

残念ながら、うち遠いので申し訳ありませんとあとの撤収大変だろうなぁと思いつつ音楽祭終了で退散。楽しい二日間でした。私はメインステージの音楽しか聴けなかったんですが・・・って他のブースの方たちは音楽聴くところじゃないって人も多かったので、聴けただけ本当にありがたい場所だったんですけどね。でもこの音楽祭はすごいです。メインステージ以外にステージが7箇所。しかもいろんなジャンルの音楽が聴けます。うろうろ一日ここで遊びたい気分ですが、また来年もスタッフとしてぜひとも参加させていただきたいと思います。年々観客が増えているそうです。来年はまたもっとすごい音楽祭になりますよ!

【舞台】『ライオンキング』

2014年05月08日 | STAGE
『ライオンキング』
劇団四季
-本日の出演者-
ラフィキ:金原美喜。ムファサ:平山信二。ザズ:布施陽由。スカー:本城裕二。
シンバ:南晶人。ティモン:川口雄二。ブンバァ:韓 盛治。

あらすじは書くまでも無いかもしれないんだけど、とりあえずプライドランドの王ムファサの元に未来の王とされるシンバが生まれたことで王になることが叶わなくなった王の弟スカーは、ハイエナたちと策を弄してムファサを亡きものにし、シンバを陥れ王国から葬り去る。しかしやがて成長したシンバがプライドランドに平和をもたらす。って感じかな。

初めての日本公演から15年だそうです。すごいですよねぇ。『ライオンキング』は一度見てみたいなぁと思っていたら、友人も同じ意見で、では行きましょう!とチケットをとってから約半年。長がった(笑)。劇団四季の公演は2007年に『オペラ座の怪人』を見に行って以来。すごく楽しみにしていました。
さすがにGW中とあって子供さん率高いです。開演前係の方が通路脇の人たちの荷物やら足を注意してまわっている。そっか・・・通路きますか。と期待度大(笑)。そして開演。あの有名は曲「な~△%&□☓#○!※◇!」ってのから始まり、通路を動物たちがやってくる。圧巻です。ワクワクしましたよ。ただラフィキの人の声がいかにもマイク!って感じでちょっと響きすぎな感じがする。最初だからかな?と思っていたんですが、その後の曲でもそんな感じだったので、彼女の声量とPAのバランスがうまくいってなかったのかな?ちょっともったいなかった。前半ちょっと長いかなぁ。それと子供向けにしているせいかセリフ廻しが大仰でなんか疲れた。そして・・・ごめんなさい。スカー役の人がメイクのせいかワハハ本舗の梅垣さんに見えてしかたなかった。(^_^;) でもヌーが襲ってくるシーンとか見どころ満載で、子どもたちが多いのにぐずる子が全くいなかったのもすごいなと。それだけ子どもたちを魅了する舞台なんでしょうね。成長したシンバの登場で舞台の雰囲気が変わる。後半は怒涛の勢いで魅せられましたねぇ。ライブならではの臨場感。一度は体感しておきたいと思える作品でした。
次は『CATS』が観たいなぁ。さすがに福岡までは行けない・・・大阪に来るのを楽しみにしましょう。

-2014.5.6 大阪四季劇場-