第5回 米二・染二・鶴二 三人会「二の会」(2012.4.20 TORII HALL)
-演目-
三人のトークバトル
桂二乗さん「強情灸」
桂米二さん「天狗裁き」
笑福亭鶴二さん「口入れ屋」
中入り
林家染二さん「紺屋高尾」
好きな米二さんに染二さん、お二人が揃うこの会は見逃すわけにはいきません。でも平日の18時半開演というのはきついんですよねぇ。なんとか必死にダッシュして15分ほど遅れて会場へ。
最初は三人のトーク。最初を聞き逃してしまったんですが、ま、そんなに聞き逃して残念!という話でもなかったようで(笑)。米二さんのお弟子さんの二葉ちゃんが弟子入り1年ということで二葉ちゃんが呼ばれ、何点が質問されたうちの一つ「師匠に怒られる?どんなことで?」に「些細なことで」には爆笑。二葉ちゃん、あなたやっぱすごいわ。これ狙って言ったんだったらもっとすごいけど(笑)。そしてこのトーク中に次回から前座は二葉ちゃんでという話になり、リストラ宣言されて登場の二乗さん。染二さんが腕あげてますよって褒めてたんですが、やはり師匠の目というのは厳しいのですかね。二乗さんの「強情灸」は二回目。そろそろ熱さに耐えかねているところをさりげなく「ふっ」って吹くシーン好きだな。
続いて登場の米二さんの演目は、私があまり面白い噺と思えないなあ~と思っていた「天狗裁き」。うーん「天狗裁き」かあ・・・と思って聞いていたんですが、過去二回聞いたのより面白い!(爆)。1回目はね、誰のとは言わないけど、ホント面白くなかったんですよ。「夢は見ていない」って言ってるのに何グダグダ言ってるんだよ!ってなんだか私がムカついてしまう嫁に隣家の男に大家だったんですよね。(^-^; 2回目は、こちらも誰のとは言いませんが、1回目よりはよかったけど、この噺は好きじゃないなって思わせるもので、この噺自体が面白くないって思ってたんですよ。でも面白かった。これはねぇ、無理にでもその夢の話が聞きたいんだと主人公に迫る人たちに可愛げがあるかないかなんじゃないかな?米二さんのは可愛げがあるんですよ。中でもお奉行と天狗がよかった。
トークの時と同じ着物なんです。と登場の鶴二さん。あとの二人は二着用意しているそうなんですが、客席の雰囲気は言わなかったら気付いていなかった感ありあり。私も全く気付きませんでした。二席やるときに必ず着替えるのはなんでなのかなぁ・・・と思ってたんですが、トーク用も別にするって、やはり何か意味があるんですかね?今度調べてみよう。それはともかく、鶴二さんの演目は「口入れ屋」これも知ってる噺だったんですが、生で聞くのは初めて。鶴二さんは前回の二の会からで、今回で二回目。実は前回の「替わり目」は、あまり面白いと思わなかったんですが、今回の「口入れ屋」は面白かった。出る順番や演目でやはり受ける感じは違うんですかね。しかしやってきた女衆さん。「ハケンの品格」の主人公みたいだね(笑)。もしかしたらあのドラマはこの噺が元に・・・なってるわけないですよね。
今回のトリは染二さん。今回からトリだけ演目を決めているということで「紺屋高尾」だと知ったときから楽しみだったんですよ。物語は有名だから知っていて、落語は今回が初めて。やっぱいい噺ですよねぇ。元は江戸落語だから吉原はすぐ近く。それを上方に持ってきてるから、江戸へ旅に出かけて花魁道中を見て一目ぼれ、そして年季明けの約束の日が来ても高尾は来ない。江戸、上方の道中にかかる日数を取り入れてるのも面白い。約束の日になってもこない!今だったら新幹線で十分間に合うんですけどねぇ。染二さんって江戸落語を結構いろいろとネタにしているようで、6月には「夢の革財布」をやられるようで、これもぜひとも聞きたいんですけどねぇ。あと、いつか聞きたいって思っているのが「居残り佐平次」。どういう風に上方へ移植しているか気になってます。
-演目-
三人のトークバトル
桂二乗さん「強情灸」
桂米二さん「天狗裁き」
笑福亭鶴二さん「口入れ屋」
中入り
林家染二さん「紺屋高尾」
好きな米二さんに染二さん、お二人が揃うこの会は見逃すわけにはいきません。でも平日の18時半開演というのはきついんですよねぇ。なんとか必死にダッシュして15分ほど遅れて会場へ。
最初は三人のトーク。最初を聞き逃してしまったんですが、ま、そんなに聞き逃して残念!という話でもなかったようで(笑)。米二さんのお弟子さんの二葉ちゃんが弟子入り1年ということで二葉ちゃんが呼ばれ、何点が質問されたうちの一つ「師匠に怒られる?どんなことで?」に「些細なことで」には爆笑。二葉ちゃん、あなたやっぱすごいわ。これ狙って言ったんだったらもっとすごいけど(笑)。そしてこのトーク中に次回から前座は二葉ちゃんでという話になり、リストラ宣言されて登場の二乗さん。染二さんが腕あげてますよって褒めてたんですが、やはり師匠の目というのは厳しいのですかね。二乗さんの「強情灸」は二回目。そろそろ熱さに耐えかねているところをさりげなく「ふっ」って吹くシーン好きだな。
続いて登場の米二さんの演目は、私があまり面白い噺と思えないなあ~と思っていた「天狗裁き」。うーん「天狗裁き」かあ・・・と思って聞いていたんですが、過去二回聞いたのより面白い!(爆)。1回目はね、誰のとは言わないけど、ホント面白くなかったんですよ。「夢は見ていない」って言ってるのに何グダグダ言ってるんだよ!ってなんだか私がムカついてしまう嫁に隣家の男に大家だったんですよね。(^-^; 2回目は、こちらも誰のとは言いませんが、1回目よりはよかったけど、この噺は好きじゃないなって思わせるもので、この噺自体が面白くないって思ってたんですよ。でも面白かった。これはねぇ、無理にでもその夢の話が聞きたいんだと主人公に迫る人たちに可愛げがあるかないかなんじゃないかな?米二さんのは可愛げがあるんですよ。中でもお奉行と天狗がよかった。
トークの時と同じ着物なんです。と登場の鶴二さん。あとの二人は二着用意しているそうなんですが、客席の雰囲気は言わなかったら気付いていなかった感ありあり。私も全く気付きませんでした。二席やるときに必ず着替えるのはなんでなのかなぁ・・・と思ってたんですが、トーク用も別にするって、やはり何か意味があるんですかね?今度調べてみよう。それはともかく、鶴二さんの演目は「口入れ屋」これも知ってる噺だったんですが、生で聞くのは初めて。鶴二さんは前回の二の会からで、今回で二回目。実は前回の「替わり目」は、あまり面白いと思わなかったんですが、今回の「口入れ屋」は面白かった。出る順番や演目でやはり受ける感じは違うんですかね。しかしやってきた女衆さん。「ハケンの品格」の主人公みたいだね(笑)。もしかしたらあのドラマはこの噺が元に・・・なってるわけないですよね。
今回のトリは染二さん。今回からトリだけ演目を決めているということで「紺屋高尾」だと知ったときから楽しみだったんですよ。物語は有名だから知っていて、落語は今回が初めて。やっぱいい噺ですよねぇ。元は江戸落語だから吉原はすぐ近く。それを上方に持ってきてるから、江戸へ旅に出かけて花魁道中を見て一目ぼれ、そして年季明けの約束の日が来ても高尾は来ない。江戸、上方の道中にかかる日数を取り入れてるのも面白い。約束の日になってもこない!今だったら新幹線で十分間に合うんですけどねぇ。染二さんって江戸落語を結構いろいろとネタにしているようで、6月には「夢の革財布」をやられるようで、これもぜひとも聞きたいんですけどねぇ。あと、いつか聞きたいって思っているのが「居残り佐平次」。どういう風に上方へ移植しているか気になってます。