にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】第32回 桂米二 音太小屋寄席

2013年05月20日 | 落語会
第32回 桂米二 音太小屋寄席(2013.5.19)
-演目-
桂二葉さん「牛ほめ」
桂米二さん「始末の極意」
桂三風さん「テレショップパニック」
桂米二さん「口入屋」

さあ、天満へ!と家を出た途端雨です。タイミング良すぎです。そういやこの音太小屋って雨率高いような気がするんだけど・・・。

まずはこなれてきた二葉ちゃんの「牛ほめ」。と思ってたら次に登場の米二師匠が、なんでも前日の落語会で絶句しちゃったそうで、今日もドキドキしながら聴いていたとのこと。あら・・・(^-^; でも今日は絶句しなかっからよかったじゃん。・・・ネ。

「始末の極意」この噺を聴くのは二回目。でも米二さんのは初めて。まずはシュールな小話から。十人の従業員雇ってた社長が十人もいらんと五人にして、五人でもまだ十分間に合うということで、従業員なしにして嫁と二人で仕事して、これは自分ひとりでも大丈夫だと嫁を離縁して、一人でも十分だと夜逃げした・・・って。究極のケチは金使わないから働かないってことか?これはどうもイマイチついていけなかった。(^-^;
「始末の極意」オチがいいですよねぇ。もう確かにその通り!という見事なオチ。面白い噺です。

お次の三風さんは、たぶんはじめまして・・・だと思うのですが、な~んか、あの客席参加型落語って聴いたことあるような気がするんですよねぇ。どこでだろ?ま、いっか。
まずはマクラ。以前お住まいだった住宅の話から、喫茶店でのおばちゃんの会話。バスでのおばあちゃんたちの会話と、なかなかに面白いマクラだったんですが、だんだんマクラ長すぎませんか?って気になる。このまま終わったらびっくりするだろうなって思ってたら、やっと新作落語「テレショップパニック」へ。ところがなんとこの噺4分半しかないそうで、だからマクラが長かったそうです。4分半のお噺は凝縮された面白さでした(笑)。

トリネタは「口入屋」。これも楽しい噺ですよね。確かに「化けもんみたいない女子衆さんお願いします」「じゃ、はい、あなた!」とはそら言えないですよねぇ。ただ、この噺、なぜ井戸なのかがわからなかったんですよ。描写が面白いから笑っちゃうんだけど、なぜ井戸にはまる?と。どうやら同じような疑問を持った方がいらっしゃったようで(笑)。落語「口入屋」の天窓のひも?ということらしいです。なるほど。あ、もしかしたら大阪くらしの今昔館に行けばあるかも。以前行ったんだけど、そこまで気付かなかったし・・・。また今度行ってみよう。落語に出てくる今はないものが見られるかも。

【映画】『アイアンマン3』

2013年05月16日 | MOVIE
『アイアンマン3』Iron Man 3(2013年/米)
監督:シェーン・ブラック。
出演:ロバート・ダウニー・Jr。グウィネス・パルトロー。ドン・チードル。ベン・キングズレー。ガイ・ピアース。

会社を恋人ペッパーに任せ、自分はひたすらアーマーの開発に没頭する日々を送っていたトニー・スタークは今では不眠症とパニック障害を患っていた。その頃電波ジャックによる犯行声明を出すマンダリンと名乗るテロリスト集団により米軍基地などが次々と爆破テロに襲われていた。そして不審者を追っていたトニーの会社の警備主任となっていたハッピーが爆破事件に巻き込まれる。巻き込まれた理由を知らないトニーはマンダリンの仕業として、自らの住所をマスコミの前で明かし、マンダリンを挑発する。そのためトニーの自宅は爆撃されることになる・・・。

『アイアンマン1』を劇場に観に行ったとき、その面白さに2が制作されたら絶対に見るぞ!と宣言しておきながら、完全にスルーしてしまっていた。劇場で観そこなうとどうもレンタルしてまで見る気にはならないんですよねぇ。で、2のことは全く知らない状態で今回3を見に出かけた。2観てなくっても十分に楽しめた!もう最高に気持ちいい!面白い!タダじゃ転ばないトニー・スタークは最高だ。スーツがないのにどうすれば!というトニーに、彼を助けることになった少年は「整備士なんでしょ?作れば?」という一声に、素直に反応して日本でいうホームセンターみたいなとこで買い物しているトニー。その素直さは好きだ。本当にチャーミングだよなぁ。チャーミングと言えばベン・キングスレー。なんなんですかあなた(笑)。なんかこの役すごく楽しそうじゃないですか。どうも私この人は『砂と霧の家』でのシリアスなイメージしかないから、びっくりしましたよ。やっぱりハリウッドの俳優さんは役の幅広いですねぇ。
ラストの一個小隊には手たたいて喜びそうになっちゃったよ。とにかくスカッ~っと面白かった。

-2013.5.15 MOVIX堺-

【映画】『タイガー~伝説のスパイ~』

2013年05月15日 | MOVIE
『タイガー~伝説のスパイ~』EK THA TIGER(2012年/ヒンディー)
監督:カビール・カーン。
出演:サルマン・カーン。カトリーナ・カイフ。

インド諜報局RAWのスパイ「タイガー」はダブリンの大学のインド人教授がパキスタン側に寝返ったかもしれないという情報から、そのインド人教授を見張るように命令される。そしてそこで知り合った教授宅に出入りする学生ゾヤにあろうことかタイガーは一目惚れしてしまうが・・・。

冒頭、いきなりのアクションシーン。サルマン・カーンかっこいい!タイトルも『タイガー~伝説のスパイ~』だし、ポスターもシブくハードに決めてるサルマン・カーンだし、このアクションシーンだし。間違いなく硬派なアクション映画だと思っていた。ところが・・・「え?」ラブストーリーかよ!?びっくりしたなぁ、この展開。ま、そのあと別にラブラブおちゃらけになるわけではないんで、いいんですけどね。
ミュージックシーンが少ないのが、やはりちょっと物足りないって感じちゃうんですよね。インド映画という括りではなく万人受けする形になるとやはり、こうなっちゃうのかもしれませんが。
しかし相変わらずサルマン・カーンの肉体美はすごい。この作品ではその肉体美さらすシーンはなく、チラッと映っただけですが、あの体格であのアクション。決まりすぎです。ヒンディー映画で日本公開されるのってなぜかシャー・ルク作品が多いんですが、サルマン・カーンの作品ももっと公開して欲しいですね。

-2013.5.12 シネマート心斎橋-

【舞台】『ヘンリー四世』

2013年05月12日 | STAGE
『ヘンリー四世』
原作:ウィリアム・シェイクスピア。
演出:蜷川幸雄。
出演:吉田鋼太郎。松坂桃李。木場勝巳。辻萬長。瑳川哲朗。

リチャード二世から王位を簒奪したヘンリー四世は、周辺諸国との争い、国内での自分への燻る不満、そして世継ぎである長男ハル王子の放蕩ぶりと彼の頭を悩ますことが絶えない日々を送っていた。そんな父の苦悩を顧みることもないハル王子は飲んだくれの騎士フォルスタッフと街の居酒屋で放蕩三昧を繰り返していた。謀反が起こり、ハルもフォルスタッフも戦地へ赴く。「名誉より命だ!」というフォルスタッフは上手く立ち回り命を長らえ、ハル王子の友人である立場を利用し、地位も手に入れるが、ヘンリー四世が崩御し、ハルが跡継ぎとなった時・・・。

「ヘンリー四世」主役は鋼太郎さん。ただそれだけの情報でチケットを取った私。まさかこんな話だったとは・・・。「ヘンリー四世」っていうタイトルだから、「リチャード三世」とか「リア王」のような話だと思ってたんですよねぇ。歴史劇だけど、喜劇っぽい。そして主役はヘンリー四世じゃなくってフォルスタッフなんだもん、びっくりです。いや、知らなかった私が悪いんだけどね。それにしてもフォルスタッフの鋼太郎さん。すごいわ。フリーダムだ(笑)。蜷川作品って結構客席通るんだけど、鋼太郎さん客席に座るし、デブのフォルスタッフということですごい着膨れの衣装で、客席横切るし、お客さんの足踏むし(笑)。その時通った席のお客さんから飴もらったようなのですが、もらっただけだと思ってたら、セリフの途中で「飴が邪魔だ」って出したようで、まさか食べてたとは。芝居以外で笑わすって邪道じゃないか・・・とは思うけど、楽しかった。この客席に入っちゃうっていう演出はすごいな。蜷川さんって遊び心もいっぱいなんだよね。
初めて見る松坂桃李くんはすごいよ。声いいねぇ。あんなに上手いとは思わなかった。声がいいって言えば、この芝居に出てる人みんな声いいんですよねぇ。私の好きな声の人ばっかり。
最初、13時開演、17時20分終演というのを見てめまいしましたが、4時間結構あっという間でした。

-2013.5.11 シアタードラマシティ-

【映画】『闇の帝王DON~ベルリン強奪作戦~』

2013年05月11日 | MOVIE
『闇の帝王DON~ベルリン強奪作戦~』DON2(2011年/ヒンディー)
監督:ファルハーン・アクタル。
出演:シャー・ルク・カーン。プリヤンカー・チョープラー。クナール・カプール。

アジア最大の犯罪組織を率いるドンが、インターポールの捜査官ロマの目の前に現れる。彼の持つ情報と交換に彼にかけられたすべての容疑の取り下げを要求するも断られ、死刑囚として刑務所へと拘置される。そこで彼は過去に彼に恨みを持つワルダンに命を狙われるが、彼を説き伏せ仲間に引き入れ脱獄を図る。脱獄したドンが狙ったのはドイツ中央銀行にあるユーロ紙幣の原版だった・・・。

まさか、ここまで娯楽アクション映画しているとは思わなかった。全編ドイツでの撮影ということもあるけど、ある意味インド映画という括りはあまり感じられない作品ですね。歌って踊るインド映画ではないけど面白かった!前作の『Don』を見ている方が多少はわかりやすいけど、過去にインターポールの捜査官出し抜いて逃げたドンが再びってことだけ、わかればさして前作見てなくっても問題ないかも。
前作もどんでん返し。今作も・・・。でも今作のは、案外読めた。だって全編シリアスなんだもん。
途中リティック・ローシャンが出てきたときはびっくりしたなぁ。なんて贅沢な使い方なんだろう。それにしてもワルダンかわいそうすぎる(笑)。でも彼が生きてるってことはこのまた続編もありなのかも・・・。

これ見て前作の「Don」が見たくなって調べたら・・・2万円!?というびっくりする価格になってました。(^-^;

-2013.5.8 シネマート心斎橋-

【落語】第2回米二・南天 二人会

2013年05月09日 | 落語会
第二回 米二・南天 二人会(2013.5.8 天満天神繁昌亭)
-演目-
トーク
桂南天さん「代脈」
桂米二さん「寄合酒」
桂南天さん「愛宕山」
 中入
桂米二さん「栴檀の森」

今月三度目の米二さんです。今月末から土曜日が全部つぶれてしまうので、行ける落語会減っちゃうんですよね。ということで、行ける時に行っておこう作戦です(笑)。

まずはお二人のトークから。なんでも南天さんは今年、一か月に一本ネタおろしというのをやってらっしゃるそうで、やったのは・・・とタイトルあげたけど一本忘れてて、客席から教えてももらうという状態に(笑)。なんかあまり意味のないネタおろしのような気が・・・(^-^; 

ネタだししていなかった南天さんの1本目は「代脈」。始まってすぐにタイトルわかるって、落語会行き出して一年半、私の落語の知識が増えてきたってことですね。
ただ脈とるだけだからって、何もこんないい加減な奴若先生に仕立てることもないだろうに・・・と思うけど、やはりそこは落語なんですよね(笑)。

米二さんのネタだししていなかったネタは「寄合酒」これもすぐにタイトルわかりました。これはよく聴いてます。何回目だろう?米二さんで二回目?三回目?他の方で二回ほど聴いてるのかな?
類は友を呼ぶ。とんでもない奴らが集まったものです。犬やら子供をだまくらかして持ち寄り散在。ところがそれが全部おしゃかという大騒ぎ。楽しい噺ですよね。

続いて南天さんは「愛宕山」。この噺、一日に動楽亭で桂よね吉さんの超ショートバージョンを聴いているから、どれだけ端折っていたのかの再確認となりました。
さっきの「代脈」よりこっちの方がいい。やはり何しよっかな?なネタより、これをするんだ!って決めてるネタの方がかっちりしてるのかもしれませんね(笑)。小判を拾いに行った一八。一枚なくって探すんですが、「あ、こんなとこにあった。そらわからんはずや、根っこに小判」って・・・ウケた。楽しい愛宕山でした。

米二さんのトリネタは「栴檀の森」。とんでもない二人のせいで、とんでもない目にあうおやっさん。とんでもないどころか人生終わっちゃうんだからかわいそすぎますよね。ま、金に目がくらんだのがまずかったんでしょうが・・・。しかし、いきなり台蹴ってぶらさがったからって、そう簡単に息の根はとまらないぞ・・・というツッコミは、やはり落語ゆえおいとかないといけないんでしょうね(笑)。

【映画】『命ある限り』

2013年05月06日 | MOVIE
『命ある限り』Jab Tak Hai Jaan(2012年/ヒンディー)
監督:ヤシュ・チョプラ。
出演:シャー・ルク・カーン。カトリーナ・カイフ。アヌシュカ・シャルマ。

ロンドンで夢を叶えるべく数々のアルバイトをこなすサマル。彼は冬の寒い日教会で裕福な実業家の娘ミラに一目惚れをしてしまう。しかし再び彼がミラに会ったのはミラの婚約パーティーの会場だった。やがて互いに惹かれあう二人は、ある日一線を越える。父親にサマルとのことを話すというミラと別れた直後、サマルは交通事故に遭う。そしてサマルの命を救うために神に祈るミラはもう二度と彼に会わないと誓ってしまう・・・。

ラブストーリーだということは知っていた。だから身分違いの恋でどうこう・・・っていうのかと思っていたら、びっくりです。そうきますか。まさか神様に祈り誓ったからって別れるとは思わなかった。そしてそれから10年。神様への挑戦として防護服も着ずに爆弾処理班として爆弾処理のエキスパートとして軍で働くサマル。別人です。いきなりシャー・ルク激シブじゃあないですか。そしてここに登場のアキラ。なんでアキラなんだろうと思ってたら黒澤明のアキラだったんですね。と言っても物語には全く関係ない。ただヤシュ・チョプラ監督が黒澤ファンだったからとかなんとか(笑)。ま、それはともかく、このアキラの登場がまたいいんだ。そして過去に囚われていたサマルがアキラによって明るさを取り戻し、新しい恋に・・・と思ったらとんでもない。またも車に轢かれるサマル。笑うシーンじゃないのに思わず笑っちゃったよ。ここからドラマは新しい展開に・・・。いいなぁ。素晴らしいよこの展開は。ラストの指輪がまたいい!「101回目のプロポーズ」を思い出しちゃったよ(笑)。
やっぱインド映画はいいわ。この作品はヤシュ・チョプラ監督の遺作となったそうで、最後にステキな作品をありがとうと言いたいですね。この作品はDVD欲しいなぁ。

-2013.5.5 シネマート心斎橋-

【落語】第15回 阪神ハートフル寄席

2013年05月05日 | 落語会
第15回 阪神ハートフル寄席(2013.5.4 ピッコロシアター中ホール)
-演目-
桂優々さん「道具屋」
桂米紫さん「宗論」
桂米二さん「軒づけ」
桂雀松さん「らくだ」

ゴールデンウィーク!と言っても私の場合、いつもと同じ曜日がお休みなだけで、水曜と土曜日以外は仕事なんですけどね。
祭日に重なった土曜日のお休み。前売りを買っているボリウッド4もこの日が公開初日。2週間のタイムスケジュールの中で一本3時間はかかる映画を3本見ないといけない状況で、さて、どうするか?と考えたんだけど、この日しか見られない落語に決定。ピッコロシアターに行くのは5年ぶりくらいか・・・。以前、お芝居を観に何度か来たことあるんですけどね。ここの大ホールの雰囲気好きなんですよ。この日は中ホールだったんですが。

まずは優々さんの「道具屋」。この噺はもう何度聴いているだろう(笑)。もしかしたら私が一番多く聴いている噺かもしれない。たまには違うもの売ってくれたらいいのに・・・とも思うけどさすがにそうはいかないんでしょうね。

米紫さんの「宗論」を聴くのは二回目。面白い。しかしなぜクリスチャンになったからって言葉まで片言になるのかがわかんないですが(笑)。

米二さんの「軒づけ」も二回目かな?もしかしたら三回目?好きな噺だから何回目でもいいんですけどね。私はあの「貸家」のところが好きだったりします。しかしヘタな浄瑠璃って聴かされると本当に苦痛でしかないでしょうねぇ。ヘタなカラオケは三分も我慢すれば終わるけど浄瑠璃は三分では終わりませんからねぇ。

トリは雀松さん。なんと「らくだ」。これだけ有名な噺なのに落語で聴くのは初めてだったんですよ。ぜひとも聴きたいと思ってた噺なので、これはうれしかった。でも棺桶に入れて運び出すところで終わったんだけど、これってこのあとなんかなかったでしたっけ?・・・と調べたら、やっぱりこの先斎場まで行くところあるんですね。でもそのロングバージョンだったら一時間近くかかるとか・・・。さすがに「らくだ」一時間やる人ってなかなかいないでしょうね。