にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【落語】林家染二襲名十五周年記念独演会「極楽の余り風」

2012年10月14日 | 落語会
林家染二襲名十五周年記念独演会「極楽の余り風」(2012.10.13 御堂会館)
-演目-
林家染吉さん「子ほめ」
酒井くにお・とおるさん「漫才」 
林家染二さん「井戸の茶碗」
 中入
豊来家玉之助さん「太神楽」
林家染二さん「子別れ 上・中・下」

御堂会館って昔に来たことあるようなないような・・・。なんとなく映画の試写会で来た記憶がうっすらと・・・。それにしてもここも古いですよね。まあなんとも椅子の形が懐かしい(笑)。そういや昔の映画館の椅子ってこんなんだったよねと。

まずは染吉さん。滑舌のいい若々しい落語ですよね。第3回林家BEAMSで「植木屋娘」を聴かせていただいてから、好きな若手さんのお一人です。

そして生まれて初めて見る生の漫才!しかもあの「とおるちゃん!」っていうのが生で聞けるとは!(笑)。ベテランの方の漫才はリズムと間がいいですよね。面白かったあ!なんだかすごく得した気分でした。

「待ってました!」で主役の登場。フェイスブックで手を怪我されたとアップされていて、なんとも痛々しい包帯姿だったんですが、さすがに舞台でははずしてらっしゃいました。そしてフェイスブックで予告されていた通りに詳細をマクラで。しかし三針も縫われるとは、ホワイトソースの缶で切られたということでしたが、一体どうやって切られたのか・・・。
演目は「井戸の茶碗」。これは落語で聴くのは初めてなんですが、以前観に行ったこれhttp://www.cue-products.com/?p=goodsDetail_499で噺は知っていた。いい人しか出てこない、いい噺ですよね。

中入後は「太神楽」の豊来家玉之助さん。この人いいわ。まず間がいい。そして声がいい。一瞬「ヒロシです」って言いだすんじゃないかと思ったのはここだけの話です(笑)。本来太神楽とは獅子舞とセットになってて、お札を配って歩いていたとか・・・。ということで今日は目出度いからと獅子舞の登場。一指し舞ったあとは客席をぐるっと獅子で頭をかんでいきますと回られて、大いに客席を盛り上げられた。

トリは「子別れ」の通しです。「井戸の茶碗」が終わった後、足がしびれていたのか立つときによろけられて危なかったこともあり、今回は立ちませんと最初から宣言なさる(笑)。落語家さんって足しびれないのかなぁーって思ってたんで、やっぱりしびれるんだと納得。それにこの演目は通しで長いですからねぇ。そら、立たない方がいいですよ。
ということで「子別れ」。これ聴かせていただくのは二回目なんですが、以前は上と中で中入を挟んで下だったので、前回よりもちょっとショートバージョンにしたような気がしたんですが・・・。上方の「子は鎹」ではトラちゃんがお母さんについていくバージョンとお父さんについていくバージョンがあるようで、これはお母さんについていく。私としてはトラちゃんはお母さんについていくバージョンが好きだな。このお話は本当にホロっとさせるいい噺です。私が好きなシーンは頭に傷をさせられたトラちゃんに怪我をさせた相手が得意先の子だからと我慢させるところなんですが、前回よりも今回の方がちょっとサラっとしていた感じがしたな。

今回初めてのホール落語。やはり私は小さな寄席が好きだな。約200のキャパの繁昌亭が私の最大かもしれない。


最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (いかなご次郎)
2012-10-16 23:27:00
ホールで独演会ですか。まだ行ったことがありません。御堂会館には昨年試写会が当たって行きましたが。
独演会で大箱だと落語家さんもずいぶん力が入っているんだろうなあ。
繁昌亭は落語専用の小屋なので、あそこと比べるとちょっと酷という気もしますが、たしかにあそこ以上大きいと声がいかにもマイクを通した感じになりますね。(独演会には行ったことがありませんが、守口や寝屋川の市民ホールの落語会には行ったことがあります)何といっても肉声がベストとは思いますが、独演会の入魂の一席というのも聞いてみたいです。
返信する
一体感 (とめ)
2012-10-17 07:33:25
いかなご次郎さん。
やはり御堂会館と言えば試写会ですよね(笑)。

私はその人の落語だけを聴きたいというのではないので、やはりホールはダメですねぇ。
なんて言うんでしょう・・・一体感がない・・・というか・・・。
普通にロードショー作品を大きな劇場で見るよりも、特集上映だったりリバイバルだったりをミニシアターで見る方が、落ち着くという感覚と同じですね。
客席の雰囲気が違うんですよね。
私は少数精鋭主義なんです。・・・え?使い方違う?(笑)。
返信する

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。