にゃんこな日々

ネコ風ライフをつらつらと・・・

【映画】『帝王カバーリ』

2017年05月03日 | MOVIE
『帝王カバーリ』Kabali(2016年/印タミル)
監督:パ・ランジット
出演:ラジニカーント。ラーディカー・アプテー。ウィンストン・チャオ。

マレーシアのクアラルンプール。25年前ギャングたちの抗争で妻と子を亡くしたカバーリが服役を終え出所してくる。再びギャングたちの抗争を懸念する警察。カバーリを陥れ彼の妻と子を殺害した組織ギャング43も出所後の彼の動向を伺うが、カバーリもまた再びギャング43への復讐を狙っていた。

『ロボット』以来のラジニ作品。逃すわけにはいかない。うまく休みを当て込んで行ってまいりました。白い髭を蓄えたラジニ・・・激シブです。かっこよすぎです。しかし・・・マレーシア?タミル人移民?で、中国系の組織?ほとんどなんなんですかそれ?な思考回路で臨んでしまったために、把握が難しかった(笑)。なんでもマレーシアにはタミル人移民が本当に多いそうで、実際に裏切り、寝返りなんていう抗争も多いそうです。そしてその不毛な争いへの警告、告発を込めてのこの作品なんだとか・・・。なるほど。
そこが頭に入ったところで再見したいところなんだけど、もう行けないのが残念だ。一般公開してくれるとありがたいんですが、なさそうだなぁ・・・。
ラジニ映画にしては珍しいR15はつくだろうなという暴力描写。その暴力描写も一部カットされているとか。で、笑いのシーンが全くない。ダンスシーンもない。あ、ちょっとだけあったか。でもないに等しい。只管硬派な作品でした。
しかしラスボスである中国人ギャングのトニー・リー。残念ながらラスボス感が全くない(笑)。で、観ていてこの人誰かに似ているなぁ~・・・って思ってたら、そうだ!荒木しげるさんに似てるんだ!と気づく。と言っても荒木しげるさんって誰な方が多いだろうなぁ(笑)。ちなみにこの方台湾版の『孤独のグルメ』のゴローちゃんだそうです。うん。そっちの方がしっくりくるな。
ラストもなんともクールな終わり方です。今回上映のラストはインド版だそうで、ラストにテロップが入るバージョン。ラストの手前でカットされているバージョンなんてのもあるそうです(笑)。インド版っていうことはこれが正規版なんでしょうね。私としてはカットバージョンの方が心穏やかに終われたかも・・・という気はしますけどね。(^_^;)

-2017.5.2 シネ・ヌーヴォ「南インド映画祭」-


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