にゃんこな日々

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【落語】第33回 慈光寺寄席

2013年07月01日 | 落語会
第33回 慈光寺寄席(2013.6.30)
-演目-
桂弥太郎さん「向う付け」
林家染二さん「天神山」
 中入
桂阿か枝さん「竹の水仙」
林家染二さん「夢の革財布」

東住吉区今川にある慈光寺さんでの落語会。こちらにお邪魔するのは二回目。時間があえば出来る限り行きたい会なんですよねぇ。まず、染二さんの会である。うちと同じ沿線である。そしてなにより500円のワンコインなんですよ。こんなにありがたい落語会はないですよね(笑)。
お囃子で住職さんが登場するというのもなんとも面白いですし。

開口一番は弥太郎さん。「向う付け」は初めて聴く噺で、まさか葬式の話だとは思いませんでした。今では無筆な人ってあまりいないですから、あり得ない話なんですが、落語の時代、くまさんはっつぁんの時代には結構いたんでしょうね。

続いては染二さん。ここのネタだけネタだしされてなかったので、何をやられるんだろう?と楽しみにしていたら、「あれみんなどこいくねん、花見や・・・」なんて出だしだったので「貧乏花見」?と思ったら、「天神山」でした。でも染二さんの「天神山」を聴けるなんて、それだけで得した気分です。ラストが違った・・・というか、狐の母親が子供に別れの台詞を言う場面があって、たぶんこれ私初めてなんですよね。で、ちょっとぐぐってみたら・・・。あ~!なるほど。今まで聴いてたのって狐とばれるという場面がカットされてたバージョンなんですね。もちろん今回もその場面はカットされてますが、寝ている子供に語りかけるシーンはあるというバージョンでした。なんかまたひとつ得した気分だ。

中入後は初めましての桂阿か枝さん。浪曲の人ですか?というくらいかすれたハスキーボイスで、地声?と思っていたら、やはり風邪をひかれていたそうで、初めてだから地声で聴けなかったのは残念です。左甚五郎と言えば「ねずみ」というのもあったな・・・と落語で左甚五郎が登場するの他にもあるのかな?とまたもぐぐったらありました。「三井の大黒」も甚五郎さん登場するそうで、これも聴いたことないので一度聴いてみたいものです。艶噺で「左甚五郎作」なんてのもあるそうで・・・。落語ってネタかぶらないようにするらしいんですが、それ無視して「左甚五郎特集」なんてのも出来そうですね(笑)。

トリは染二さんの「夢の革財布」。有名な「芝浜」の上方版。染二さんの人情噺はやっぱいいな。案外ご本人も人情噺がお好きなのかもしれないな。なんて思ったりする。そういや以前聴いたときは痛恨のミスがあったんだな(笑)。今回はミスもなく終了。「芝浜」では海で財布を見つける場面があるんだけど、「夢の革財布」ではないのかな?それとも単純にカットされてるだけ?カットされてるのなら、一度フルバージョンを聴いてみたいものです。


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2 Comments

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Unknown (いかなご次郎)
2013-07-03 21:49:27
>「向う付け」
前座で「向う付け」とは珍しいですね。無筆ネタ、調べてみると他にも「平林」「平の陰」「植木屋娘」「焼塩屋」「浮世床
」とさまざまありますね。あと「代書」もその一つかも。

>「天神山」
染二さんは書道ができるので、天神山で障子曲書きを披露することがあります。そのために最後まで演じられるのかと。普通は最後のへんは、あまりギャグもないので端折られることが多いみたいです。
一度見てみたいものです、障子曲書き。

>「竹の水仙」
あと「抜け雀」も同じパターンですね。

>林家染二さん「夢の革財布」
すごいなあ、トリネタ級を二本とは独演会なみですね、羨ましい。
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天神山 (とめ)
2013-07-03 22:45:54
いかなご次郎さん。
「天神山」のそのバージョンを見たければDVDを買って下さいとのことでした(笑)。
しかし、そんなことまで出来るって器用な人ですね。
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