富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

フリガナでませ~ん:PHONETIC関数

2008年01月11日 | エクセル

良くこのブログを見ていただいてる方から
多分、コメント欄に書き込んでいた
エクセルの「PHONETIC」というフリガナを取り出す
関数の話を読んでいただいて
試されて、「書いてあるとおりにしてもフリガナでませ~ん」
という内容のメールをいただきました。

 

少し推測も入ってはいますけど、どういうことなんかを解析すると
多分この図ように、名前欄の横の郵便番号のところの
B列の部分で「右クリック」してB列全体を選択し→新たな列を「挿入」して
→空欄の列をこしらえといて、ここの列を「フリガナ欄」として、
早速B2のセルに書いてあるとおりPHONETIC(A2)
数式を書き込んどきます。次に
A2にある名前のデータから「フリガナ」を取り出すように
設定し、それを、オートフィルで該当するところまで、
ドラッグしたのはええけども・・・
なんのことはない、B列に表示されたんは、
A列のそのまんまのコピーやんか!っていう
話やったと思います。

 

図にあるのは、僕がKさんの話を再現してみたもので
B列には確かに「PHONETIC」の関数を使っていながら
フリガナは表示されません。

理由は、PHONETICの関数の性質とデータの内容にあります。
元はといえば、僕の説明不足なのですが
まずこの、名簿のデータは、一つ一つを入力したデータではありません。
どこかにあったデータをコピーしてきて貼り付けたモノです。
ここんとこに一つ目の鍵があり、


二つ目の問題は、「PHONETIC」という関数を、もう少し丁寧に説明すると、
厳密な意味では、「フリガナ」を表示するという関数ではありません。
実際に入力した際に、キー操作の情報を取り出すという情報関数」なので
フリガナ表示の関数というわけでは、ないのです。


名前などの場合は、キー入力する場合、極一般的に
まずローマ字入力の「かな」入力で、「変換」して名前を
入力しますので、「PHONETIC」で指定すると、
今ある前の段階の「キー操作の情報」である「フリガナ」が取り出せるということに
なるのです。
したがって、どっかから貼り付けたデータの場合は
図の場合は、「貼り付けた」ことこそが、前の段階の「情報」ですので、
前にあったままが表示されてしまってるってことにもなります。

 

※この関数の本質がわかれば、住所を入力するときに
一から住所を手入力せずに「郵便番号辞書」を使って、
「郵便番号」を入力して、住所変換するようにすれば
「PHONETIC」の関数を使えば、変換の前の情報である「郵便番号」
が得られるってことになります。


さて、元に戻って

このままであきらめるわけに行きませんので
ナントかせなあかんわけですが、データそのものに
工夫が必要になります。

それは、貼り付けられたA列の名前データ
改めて、フリガナを振りなおすということにすればいいわけで
ちょっと面倒くさいっちゃ面倒がクサいんでスガ
A列の名前を選択し、「Alt」+「Shift」+「↑」のキーを
同時に押しますと、「読み仮名」が表示されますので
「Enter」を押して、確定すると・・・・・
B列に「フリガナ」として表示されることになります。

こうして、A列の名前に「読み仮名」を振らせて
「フリガナ」を蘇らせる工夫でなんとかなります。

いくつもややこしい話で、余計ごちゃごちゃになったかも・・・・・


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よくわかりました。 (そのKです)
2008-01-12 00:18:41
「がってん、がってん」って感じです。よくわかりました。郵便番号の取り出しもやってみます。エクセルの名簿作りはおもしろそうです。ありがとう
返信する
名簿とか (tom)
2008-01-13 11:42:11
1つのデータがいくつかの個別のデータを重ねて作られた
ようなファイル?住所録とか名簿
は、「データベース」とよばれる
モノですので、「エクセル」が
得意としているモのの一つです。
返信する
出来た" (小りん)
2008-01-15 22:48:51
エクセルで名前にフリガナをつけてみました、出来ました”この小さな喜びがあるからpc好きです。
返信する
そういうお便りが (tom)
2008-01-16 21:16:03
すごくうれしいです。
パソコンの楽しみってホンマそういうとこですよね
いつもは回らない曲がり道を迷い込んだら
思わぬきれいな花が咲いてた。
決まった道ばかり歩いてると
出会わなかった「小さな喜び」みたいな
そんな気分が楽しいモンです。
(ちょっと顔に似合わんこと言い過ぎました。)

パソコンを冒険してみてください
出来なかった小さなことの
ちょっとした解決が出来るかも・・・
返信する

コメントを投稿