忘年会とか「年忘れ」というのも、もう明日まで・・・けれどもよくよく考えると
こういう習わしっていうものが、悪い癖のように思われるこの1年でした。
水に流すとか忘れてしまってはいけないことが多い一年でした。
いままで、信じてきたもの・・・今までなんとか信じようとしてきたもの・・・見ようとして見過ごしてきたもの
あるいは、わざと見てこなかったものまで全部を奪い去った気がした大津波は
かけがえのない命とともに、この国に住むものが寄りすがってきた多くのものが、もろいものだと言うことを
知らしめるように、あの日あっという間に押し寄せて、根こそぎ奪い去って行きました。
この年を忘れることはできないし、忘れてはなりません。
この年から始めることがたくさんあって、これからが本当の正念場なのかもしれません。
ここまで生きてきたもの、これから生まれてくるものすべてにとって
たとえわずかで小さくても、前に踏み出さなければ始まらないのが2012年なのだと思い知ります。
昇り龍がみんなの背中で吠え始めています。