富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

雨ニモアテズ:豊かであるということは・・・

2007年07月28日 | Weblog

カナダにいる友人から、日本の記事が
送られてきました・・・・

国の行き先を見つめる選挙を前のこの時期に、
歩き続けてた足が止まるように、
この記事に思い知らされました。

 雨ニモアテズ 風ニモアテズ

 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ

 ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ

 意欲モナク 体力モナク

 イツモブツブツ 不満ヲイッテイル

 毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ

 朝カラ アクビヲシ  集会ガアレバ 貧血ヲオコシ

 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ

 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ

 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ

 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ

 西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ

 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ

 北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ

 日照リノトキハ 冷房ヲツケ

 ミンナニ 勉強勉強トイワレ

 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ

 コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ


記事  知ってる?現代っ子「雨ニモアテズ」


 

リンゴの皮を丁寧にむくように
あらかじめ出来るだけの「危険」を避けて
子供達に何もかもをわけ与えて続けて来ました
彼らが望めば、何よりも先に誰よりも前に・・・

痛いという思いをさせることなく、つまずくコトを恐れて
彼らの行く手の小石は出来るだけ取り払い
甘やかせるだけ甘やかして来た
それが僕らの世代のやり方では
ないのかと・・・今思える


そのくせ、私たちの子供の世代やそのまた次世代に
渡すべき社会の有様は、非常に狭い選択肢と
希望などという美辞美麗のかけらもない
行き詰まった世の中に映ってしまう


しかし、何もかも与え続けてお節介に
世話焼き続けて
「おとな」にしてあげた世代には
免疫も抵抗力もあろうはずがありません。
まして、人の痛みまでわかるはずもなく
「克服する」という術を知ることもありません。
子供を責める前に、ここにいる自分たちのしてきたこと
出来なかったコトに思いが至ります。


その遠くの方で、さらにむなしく
この期に及んで「美しい国」などという
ピントはずれな、言葉が繰り返されているのです。


物が豊かにあふれるコトに目がいって
心が豊かであることを
その反対側に置き去りにしてきたような
気がしてなりません。



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