この間の長々としたエクセルのお話におつきあいいただき
ありがとうございました。
むしろ、「お疲れさん」っていうべきかも知れません。
にもかかわらず、さらに追い打ちをかけるように
補足的に言いそびれた「書式」のお話です。
基本的に、「数値」と「文字列」の違いは、何となくわかったような
わからんような・・・・感じでしょうか?
下の図を見てください。
C1とC2のセルには、次のような「数式」が組み込んであります。
「=A1*B1、=A2*B2」です。
つまりA列の値とB列の値をかけて、その答えをC列に表示する
というような仕掛けです。
が、1の行では、「エラー」が表示され、2の行ではちゃんと答えが
表示されています。
この理屈は、最初の「文字列」か「数値」かの違いにあります。
入っているデータは、上も下も一見同じに思えますが、
図をよく見ると、上の段のデータは左寄せで、下は右にそろえてあります。
エクセルの設定に手を加えなければ、
データの入力の際に文字列は左揃え、数値は
右にそろえるという
表示の「初期設定」が、なされています。
ですので、数字を入れれば、右に、
文字は左に自動的に配置して表示されます。
つまり上の段では、「3本」という文字と
100円という「文字」をかけ合わせようとしているのですから
文字に文字をかけるということは、不可能なために
当然、「エラー」になってしまいます。
では、なぜ下の段では、計算が出来るのかというと
下の段のデータは、実際は、3という数値と100という数値だけを
入力したにすぎず、セルでの表示に仕掛けをしているのです。
数値の表示は、「セルの書式」設定で工夫が加えルコトができます。
そのことは、「7/1」と入力するだけで「7月1日」と
表示されることと似ています。
セルの書式設定は、メニューバーの「書式」→「セル」→「表示形式」
とたどっていき、「表示形式」というタブの「ユーザー定義」で
自分なりの「表示」が工夫できます。
A列の数字の末尾に「本」と表示したければ、上図のように
種類(T)欄の
表示の形を設定する欄のところを
「0”本”」とすればいいのです。
次にB列もC列も数字の末尾を「円」とするには
同じように「0”円”」と設定してください。
このような工夫が出来れば、表もまたさらに見やすく
なるのだと思います。
※くれぐれもゆうときますけど・・・
以上の設定が出来たセルには、数字だけ入れればいいんですよ
単位までは、入れなくてもよくなります。
「3本」とするときには、「3」だけ入力すればいいのです。
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