富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

光ディスク:「メディア」のおはなし

2011年01月30日 | パソコン

音楽CD」の作り方、DVDのコピーと再生とか ブルーレイの機器はどんなんがええのとか・・・
というような、いくつかの問い合わせがありました。
パソコンのデータなんかを保存するのに、よくCDやDVDを使うことがあっても
音楽や映画などの特別な用途に合わせて、その種のCDやDVDを作るには手順も方法も違ってくるし
正直、僕自身それほど頻繁にあることではないので、詳しいわけでもありません。
ただ、こうした種類のものは、ある程度の知識と操作が必要になってきます。
前にも書き込んだようにWindowsXPでは、標準の機能としてCDの書き込みができてもDVDには対応しておりません。
従ってこれらのことを「かんたんにやろう」とすれば、ライティングソフトとよばれるCDやDVDに書き込むための
ソフトの力を借りるのが、手っ取り早いし、操作がわかれば比較的初心者でも容易にできるはずです。

・・・その前に、「メディア」のことをある程度わかっていないとハナシが前に進みません。

一口に「メディア」言っても、その意味は大きすぎるほどですが、
本来の意味は、情報やデータの伝達とか保存に使われるものであったり、機器であったりの「媒体」を指して
よく耳にするようにテレビや新聞・雑誌の類もその中に含まれますけども
パソコンに限って言えば記録媒体である、古くはフロッピーであったり、USBメモリ、SDカードなどの
フラッシュメモリやCD・DVD、最近ではブルーレイなどの光ディスクを言います。
Disc

音楽CDや、ビデオの編集に入る前の段階として
この「光メディア」というもの特性や種類の中身を知っておかないと失敗することがあります。
CDもDVDもブルーレイも12cmの円盤状の媒体で、記憶層とよばれるとこにレーザあてて
それをそれぞれの機器で読み取るというような理屈までは、見た目も似通ったものに思えますが
実はそれぞれにそれなりの意味を持つ種類があって、
扱い方や保存の方法が違ってくるので、メディアを選ぶ段階で注意しとかなあきません。
CDだけでもCD-Rと書き換えが可能なCD-RWという2種類があるのに、
DVDにいたっては、DVD-R、DVD-R DL,DVD-RW、DVD+R、DVD+R DL、DVD+RW、DVD-RAM
などと7種類の違ったもんがあって、ブルーレイですらBD-R、BD-R DL、BD-RE、BD-RE DL、BD-R XLの
5種類があるので、覚えるだけでもやっかいなハナシやし、そもそも間違う元でもあります。

記憶できる容量も様々で、書き込みたいデータの大きさによって、使い分けする必要も生じます。
CDは、およそ700MB(0.7GB)の容量のデータを保存できますし、
DVDの場合 一層と二層というように記憶層の種類によって異なりますが
4.7GBから8.5GBの容量まで記憶できます。
ブルーレイにいたっては、それが25GB から果ては
100GB までと大きくて、パソコンのハードディスク丸ごと保存できるほどの大きさです。
だからといって、大きければ「大は小を兼ねる」というわけでもありませんし
CD-RやDVD-Rなんかは1枚30円から50円程度で市販されているのですが・・・
値段が高ければ高いほどいいというのでなく、
CD-Rではなくて わざわざ「この際、はり込んで高い方のCD-RWを買い込んどこ」などと思いついても
結局、書き換えが可能なために、かえって、肝心の用を足さないことがあります。
あるいは自分の持ってるパソコンやレコーダの機能を知らずに
DVDのように何種類もあるメディアを間違って買ってきて、調べてみたら対応できる機能を持っておらず
使えない種類だったと言うことになったら、それは無駄遣いの何もんでもありません。
とりわけDVD映画のバックアップをとろうなどと考えるときには、容量を考えた時に
2層ディスクでないとあかんという場合もあって、事前にこうしたことを下調べしておかないと 「次へ」進まないんです。

お手持ちのパソコンのドライブの機能は、たとえばドライブのベゼルという開閉する蓋のところの
ロゴなどでもわかりますし、説明書などを見たり、マイコンピュータを右クリックで開き
プロパティ→「デバイスマネージャー」を選択し、その一覧の中から該当するドライブを選び
またまた右クリックで「プロパティ」なり確認するか
その機種名でネットを検索するかで調べることができます。

自分のパソコンについているCDやDVDなどの「ドライブ」がどんな機能を持っており、どんな種類の
メディアに対応しているかぐらいは、必ず知っておかないとあかん情報ですよ。
ただ、パソコンを使ってやる場合は現実にはたいてい、一番安いCD-RかDVD-Rでことが足りると思います。
幸いにもスーパーマルチドライブといわれるものではないとしても
書き込み可能なドライブならもれなく、CD-RやDVD-Rには対応しているので、心配したもんでもないでしょう。


次にメディアの特性についてのことなんですが、意外に誤解している人が多いことにも気づきます。
CD-RWとかDVD-RWという風にメディアの符号に「RW」というのが書き換え可能という意味で
それに対してCD-RとかDVD-Rというのが「一回こっきり」と区別されている人がいます。
RWとは「ReWriterble(リライタブル)」の略称なんで、「何度でも書き込んだり消去したりできる」
という意味を表していますので、間違いはありませんが
CD-RのRは「Recordable(リコーダブル)」の略で一度書き込んだデータをRWのように
書き換えたり消したりはできませんが、容量が許す限りの範囲で「追記」することができます。
書き込んだら「一回コッキリ」と言うことはありませんので、思い込みは禁物です・・・
ですからCD-RやDVD-Rというのは、書き換えに対して「追記型」と言うのが正しいのです。
あえて、書き込みをできないようにするには、パソコン側からの操作によって行い
この処置を「ファイナライズ」とよび、CDやDVDに追記できない状態にします。
実は、パソコン以外のCDやDVDプレーヤといったごく一般的な機器ではこうしておかないと
再生できないし、せっかくのメディアの互換性が失われてしまいます。
音楽CDの場合はまさにこの処置をしないと、他のプレーヤでは機能しないんです。

そして、大切なことは「著作権」の問題です。コピーしたりできるようになっても
決して商用や金銭のやりとりをすることは、明らかに法律違反ですのでくれぐれも
取り扱いには、コンプライアンス(法令遵守)の意識を欠いてはいけません。
たまに聞かれる話ですが・・・
店頭でCD-Rを買いに行くと普通のCDやDVDの-Rの他に音楽用とか録画用のCDーRやDVD-Rがあって・・・
値段が3倍もするけど、どこがどう違うのかと聞かれることがあります。
コレもよく注意しているとわかるんですが・・・
売ってある場所が違っていることがわかります。実は中身は全く同じものと考えていいのですが、
この音楽・録画用というのは法律で規定されている「私的録音録画補償金」というのが
あらかじめ値段に上乗せしてあるので、割高になっているのです。
法ではたとえ私的利用であったとしても著作権にたいして 「補償金」を支払う義務があって、
そのために個人個人が、いちいち払い込まずにすむように価格にその分を加える形で値段が設定されて
普通のデータ用のCD-Rより割高になっているのです。
ただしこの場合厳密にいうと、政令で定めた一般的なレコーダなどの機器がその対象で
パソコンについては 対象から除外されているようです。

ここまでの話でもメディアの種類、光学ドライブの機能、容量、対応の状況、編集する内容など
事前に知っておくことが多いことがわかります。
その上で、今度は自分のパソコンにインストールされているライティングソフト(書き込みのソフト)
がどんな機能を持っているか、書き込みの速度はどうなのかも知っておかんとあきませんし、
さらに付け加えるとこうしたメディアに書き込むためにはデータそのものを一旦パソコンのハードディスクにデータを
取り込んだ上で、書き込むという手順になりますので
パソコンの能力の大半を使うことになります。したがって、こういった作業を行う際には
よほどの高性能のパソコンでない限り、パソコンで他の作業をしながらということはせずに
書き込みに専念するのが賢明です。
さらにいずれ、書き込む対象のファイルの形式:いわゆる拡張子なるものもある程度わかっていないと
理解が進まないことが起こってもきます。

以上あれやこれや思いつくままに書き綴って見ましたが、下準備の段階でこんだけあるのかと
尻込みもしそうですが・・・・こうしたことを乗り越えて音楽や録画ができるようになると
格段にパソコンの幅が広がります。
日本代表のように自信をもって、あきらめず、前向きにチャレンジしてみましょうや


Asian Cup QATUR2011 :優勝!

2011年01月30日 | フットボール

明け方までテレビにかじりついて、久々に「フットボール」に興奮した。
とてもエキサイティングな120分だった。

このレベルで、いいのかとか、たかだかアジアのタイトルだというハナシとかそういうのではなく
掛け値なしに、このアジアカップでの優勝は
その道のりが楽しかったし、久しぶりにわくわくもした。
サッカーファンならずとも、名前を聞いてもピンとこないプレーヤーが何人かいても
それぞれがその個性において、活躍しW杯までの4年間を乗り越えて見えた。

soccer
それが「優勝」という結果がなおさら、サッカーというものの「おもしろさ」を際立たせる。

何も信用できない政治と迫り来る「ジャパンシンドローム」で
どっかの格付け会社のハナシやないけども・・・この国の衰退が始まった
っていうのが、真に迫って毎日伝えられるご時世に
爽快な思いを運んでくれもした。
金縛りに遭ったようなオカダたちのような創造性のない決まり事だけのサッカーから
解き放たれて、一つ一つの動きが連動して見えた。負けずに立ち向かうという姿勢が
前向きなプレーを生んだといえるし、それは十分に観客に伝わってきたのではないかと思う。
始めにシステムありきの南アの時とは違って、一人一人が意志をつなげて自在だった。
無論まだまだ世界のトップレベルに相対するには、一人一人のポテンシャルは足りないし
朴智星(パク・チソン)にはほど遠い。

ただ・・・まるでバスケットの練習のように、繰り返しロビングをあげるだけの
オーストラリアのサッカーに負けるわけにはいかない試合だった。
韓国もまた、さすがに朴智星は両チームの誰よりも際立っていたけれど
チームとしての攻めはいつもワンパターンのようにも見えて、
創造的ではなく、僕には退屈な印象があった。
それでも日本代表は、忘れもしない南アでBest16に残りながら、失うものなどないはずなのに
失うことばかり恐れてあほらしいほどに守備的にシステムにこだわった惨めにも見えたありようから脱却できて
以前のように臆することなく、それらに勝ったことの値打ちを感じる。あのときを乗り越えたと感じさせてくれた。
体力・体格では明らかに見劣りし、コンディションは韓国戦の後半が限界だった上
ゴール前でアイデア繰り広げていた「香川」のいない「代表」がその中で
アジアカップを手にした意味は大きい・・・コレまで失った4年を取り戻せる可能性を感じて
いよいよ日本も「フットボール」の道に足を踏み入れることができるかもしれない。