富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

今更、基本に立ち返る:エクセル編

2011年01月11日 | エクセル

エクセルの日付にも、間違わずに入力する方法があります。
ただ、一方で便利が過ぎて、時には困った思いをすることもあります。
エクセルの場合、それぞれのセルに日付を入力する場合、基本的には
たとえば6月1日と入力したいときに、「6月1日」などと入力することなく
月日を「-(マイナス)」で区切って「6-1」とするか「/(スラッシュ)」で区切って「6/1」とすると
自動的に日付に変換してくれます。
便利な機能ではあるんですが・・・ただ、下図のように 、
どうしても日付ではなくて、「6-1」という番号として付したいときも、
普通に入力して「Enter]を押してしまうと右側の通りに勝手に「日付」にしてしまいます。

ここで、右側のA1というセルを注意深く見てみると、入力後の表示が「右寄せ」になっていることから
セルへの入力が「数値」として、認識されたことを表しています。
日付1日付2

そこで、「6-1」という値を「文字列」として入力したいのなら、値のアタマに「’」(アポストロフィー)・・・
・・・キーボードでいうと、「Shift]キー+「7」のところにあたるのですが
・・・上付きの「’」をつけてから入力します。・・・こうすることで「文字列」として認識されるのです。
日付3 

次に、ワード編で述べたように、今日の日付を間違わずにセルに入力するエクセル版を書き込みましょう。
まず、日付を表示するセルを選択して
メニューバーの「書式」→「セル」と進み、「表示形式」で、「日付を選択します。
日付4
その中で、適当な「形式」を選んで「OK」を押しておきセルの表示の形式を決めておきます。

次にセルに入力するのですが、今日の日付を手入力で数値として入力するのでは、
勘違いなどのミスが防げませんので、
ここでは便利なショートカットキーを使って入力ミスを防ぎます。
その方法は、半角英数のモードの状態で目的のセルを選択したら
「Ctrl」キーと「 ;」(セミコロン)を同時に押します。・・・下図のA2のセルです。
「Ctrl」キーと「:」(コロン)にすると日付に加えて時間まで表示してくれます。・・・下図A3がその例です。

日付7

今度はさらに一歩進んで、ちょっとした「関数」を使って、セルに設定しておくと
エクセルのシートを開くたびに自動的に日付を更新することができます。
この関数が「today」(ツゥディ)・・・今日という意味・・・で、
下図のA2のように「」(イコール)をまず入れて、関数の「today」と入力し
末尾を「()」・・・カッコカッコで閉じておきます。

日付5
todayの代わりにnow(ナウ)・・・今・・・もう死語になりましたけど・・・・
あの「ナウい」のナウに変えますと ・・・関数の入力は大文字・小文字のどちらでかまいません。
日付6
先ほど「Ctrl」+「:」で述べたように、日付に加えて時間まで表示します。
日付7
こうして日付のセル位置に関数を入力しておくことで
エクセルのシートを開くたびに日付も時間も更新するようになります。

これらの方法はワード編で述べたように、便利な場合と
むしろ困る場合もありますので、使い途を考えた上で方法を使い分けしてください。