富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

今更、基本に立ち返る:ワード編

2011年01月10日 | パソコン

いくつになっても年があらたまると、気持ちをリフレッシュして、
何かしら 見直したり、やってみようと思うことがあって、365日のただの一日ではなく
正月はそういう意味で区切りがあって、気合いが入り直します。
雪は、年末から降ってはやみ、やんだと思ってもまた降り始めて
消え残ってた日陰(ひしろ)の雪にまた一段降り積もりました。
景色の中にどこかに白い雪が消えません。今年の冬は雪が多いというのもどうやらホンモノみたいですね

こういう時は、どうしたって「お外に出たい」気持ちを押しとどめます。
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そんな時に仕方なく開いてみるパソコンのお話です・・・・j0398843
 
よく聞く「何事も基本が肝心」という使い慣れた言葉は、おそらく誰もがうなずく「格言」ではあるのですが
これほど実際のところ、身につまされる言葉もありません。
パソコンに慣れてきたと自覚するようになればなるほど、「基本」がおろそかになっていたり
基本そのものを無視してきたことに気づかされます。
よく使われるワードの中にいくつかを探してみましょう・・・
文字列の選択
文章の中のある一部分の言葉などの文字列を、修正したりあるいは削除するときに
そこのところをドラッグして選択しようとすると、マウスの操作の微妙な動きができなくて
ちょっと行きすぎたり、一文字足らなんだりして、「イラッ」とさせられるのは
年のせいばかりではありません。・・・確かに下図のような文中の一部分を選択する方法は、マウスで
ドラッグするというやり方で、できるし間違いでもありませんが、基本の技としていくつもあることを
忘れてしまったり、そこのところを「とばして」しまっていることに気づきます。
単語
文中の中の「単語」などの語句単位で選択するのには、その文字列の前で「ダブルクリック」すると
選択できる「技」があります。・・・試しにやってみてください。
実は多くの人が、文や段落、行の単位で選択するのに、文中をマウスでドラッグして
反転させて、「確定前の状態」に選択するものだと思い込んでいます。
ところが、意外なところに、便利な方法が仕込まれているのです。 それは文中にはなく
ワードの画面の左側の「余白」部分です。試しに、下図のように左側の余白部分に
マウスカーソルを置いて、クリックすると、カーソルの真横の一行が選択できます。

 余白

ものは試しに、「ダブルクリック」したら、段落単位に選択できるし
3回続ける「トリプルクリック」すると文全体を選択することになります。
さらに文中ではなくて、余白部分にマウスカーソルを置いて、ドラッグすると
複数行が選択できる仕組みなのです。・・・文の選択が、文の中にだけあるのではありません。

ショートカットキーを組み合わせて使うと、さらに便利が増えていきます。
文書の中の文中の頭のところで、Ctrlキーを押しながらクリックすると
区点「。」までの文が選択できますし、
段落
今度は下図のように、句読点や改行位置などの区切りではなくて
好きなところから、好きなところまでを選択するのには、まず始点をクリックして
終点のところでShiftキーを押しながら、クリックします。

Shift使って
もっとおもしろいやり方もあります。
Altキーを押しながらドラッグすると、思うがままの部分を選択することも可能です。
Alt使って 
こうした基本的な機能や方法を繰り返し使って覚えておくと、
文の編集の際に感じるストレスを軽減できると思います。
日付の入力
今までに作った文書を使い回して、ちょっとの修正を加えて作り直すというのが
パソコンで文書を作る最大の利点です。そういう意味でデータは財産だと思うのですが
誰にも経験があると思いますが、多くの間違いやミスが「日付」のところで起こりがちです。
これは、「慣れ」からくる一つの思い込みで、たとえば今日の日付の「平成23年1月10日(月)」
を文のように、一から入力してしまうクセがついているので、勘違いで日付や曜日を間違ったり
あるいは、そこんとこを修正するのを忘れて、印刷したり提出して後で間違いに気づいたって羽目に陥ります。
ワードでは、日付の入力は、別の機能として存在しています。
日付を入力したい位置をクリックしておき
メニューバーの「挿入」→「 日付と時刻」を選択します。
日付?
すると下図のように左側に、今日の日付を表示した
表示形式」が現れるので、その中から好きな形式を選択します。
日付?
この際に右下の欄で「自動的に更新する」というところにチェックを入れて
文書を保存しておくと、この文書を開くたびに「今日の日付」に自動的に更新されます。
日付?
ただ、日付が文書を開くたびに更新されることが必ずしも便利なこととは限りません。
FAXの送付状なんかには重宝しそうですが、そのときどきの資料として保存しておく必要がある文書に
設定してしまうと、開くたびに日付が更新されるので、いつの文書なのか わかりにくくなり、おすすめできません。

そこで、今日の日付を入力するのを、IME(日本語入力)の機能を使うのも、一つの方法です。
たとえば日付を入力するときに、とりあえず「へいせい」とだけ入力して
変換」ボタンを押すと、「・・・今日の日付を・・・」と聞いてくれます・・・ 今日の日付になっているのを確認したら
そこで「Enter]を押なり、Shiftキー+「Enter]を押すと「今日の日付」を間違わずに入力できるのです。

・・・雪が足止めしたちょっとした時間に、基本に立ち返るのも
たまにはええんとちゃいますやろか・・・