PC手にして、もうとっくに何年かくれて、それなりに
使い込んで、「まぁこういうもんや」ぐらいの思い込みでやり過ごしてきたけど、
ほんまのことゆうと基本てゆうか今更人に聞けへんこともないではありません???
エクセルを使って、自分なりにセルの大きさを変えたり、結合させたり
動かしたりできるけども、そのときに列や行をいじるときに、ちらっと
表示されている列幅や行高の数値がどういう数値なんかは、その意味がはっきりとわかってなくて・・・
それでも、エクセルの「列の幅」とか「行の高さ」は、マウスで動かしたり
メニューの「書式」の「行」とか「列」のところで指定できるのは何となく知っている・・・
・・・・数値の意味まで、わからんでも使えるわけで、それを知らんからゆうて
エクセルが使えへんわけでもないし、わからんままに
ほっといたまま、書式のメニュー上で列幅なんかの指定をするときに、半分「勘」を働かせて
テキトーに数字をいらってるというような人が、少なからずおられます。
エクセルでは、一つ一つのセルの「行の高さ」の標準は「13.5」、「列の幅」が「8.38」となっています
何でこの数値が行と列で、そもそも違うのか・・・それぞれにどういう意味があるのか
・・・わざわざ疑わなくても・・・そういうもんやからという人もおられると思います。
そもそもエクセルで、特別、設定を変えなければ「標準」のフォント(字体)が11ポイントの大きさに指定されています。
列の幅は、一つのセル内で、この標準フォントを使って表示する「半角英数字」の文字数を表しており
行の高さは、同じく標準フォントを使った場合にセル内に収まる限界の文字高の数値を示しています。
従って、標準フォントを使った時の列の幅は、初期設定では
半角英数字で、8.38文字(何とも中途半端ですが)が表示できるということで、
たとえば、書式のメニューでこの数値を「11」に変えたとしたらセル内に11文字が表示できるようになるということです。
ただし漢字やひらがなのように全角の文字を使った場合は、1文字で半角の2文字分を使うことになります。
一方、行の高さは、全く違う意味になります。
通常文字の高さは、0.35mm程度を1ポイントと換算します
従って、標準フォントが11ポイントとなっていますので、
標準フォントが入りきる高さは、0.35×11の高さなので、「13.5」という数値になるのです。
これらは以上の理屈から、使う文字を、大きな文字にすれば、収まりきれず
長い文字や、桁の多い数値は必然的にセルの大きさを変えてやらないと
セル内に全部を表示できないということになります。
ところで覚えておられますか?
エクセルのシートを方眼紙のように使うと文書作りに大変便利だと記事を書き込みました。
エクセルの行・列が交わる左上角の空白を押して
シート全体を範囲指定しておき、「書式」→「列」→「幅」と進んで
列の幅を「1.63」と入力すると方眼紙ができあがるという話です。
これは、まさに標準フォントがぎりぎり収まる13.5という行高に
見合う列の幅は、標準フォントの半角文字1.63文字分やでということを示しています。
試しに、そうして設定した行や列のそれぞれの境界線に
マウスカーソルを近づけると列幅、行高の数値とは別に
ピクセルというもう一つの単位が表示されていて、
行も列も同じ数値になっていることに気づかれるはずです。
このピクセルの数値が同じということが、セルの縦横(行高・列幅)が同じだということを
表しています・・・
今更聞けない話が、結局小難しい話になりましたが
そんな意味を持っていることも、ちょっと小耳に挟んどきましょう