富田パソコンサークル (Tomita PC Circle)

京都の京丹波町富田の「公民館」をホームに活動するパソコンサークルのブログ。

セルの参照について:エクセル

2009年05月14日 | エクセル


山椒の話なら、今時で旬な感じですが・・・事もあろうに
また懲りずに・・・ってゆうか明けて遅れても「エクセル」の「参照」やて
ええ加減飽き飽きする気持ちも十分わかります
その上で、「絶対参照」やの「相対参照」、挙げ句の果てに「複合参照」なんていうような
小難しくて、頭痛うなる話につきあわすことになりました
というのも今夜のサークルで、ついつい「万年カレンダー」っていう話の
説明のついでに、どうしても「絶対参照」というところを飛ばすわけにいかなった
ワケがあって、こんな話に行き着いたんです。

言葉は確かに、カタッ苦しくて、ぎくしゃくしていますが
それは、たぶん適当な和訳がなくて・・・ないならないでどうしても難しくなってしまう
日本語訳の常のせいでしょう・・・・
絶対参照なんて言葉は実はどうでもええ話で
セルを参照する・・・という言葉さえもしっくりこない感じですが
ある特定のセルの値を使う上で、絶対にどっかの列のどっかの行にあるセルを
使います!
と宣言することです

下図のような表があるとします。
A1」というセルに「1000」という数値が入っていまして
その右隣のB列には赤字で「1,10,100,500,1000」とそれぞれに入っています
C列に「A1」からそれぞれB列の数値を引く式を作って計算させるとしましょう



そこで、早速図のようにC1のセルに「=A1-B1」と式を入力しました
ココまでは、どうやら合っているようで、C1の答えも「999」と表示されました
そこで、数式の入ったC1をクリックしセルの右下のフィルハンドルを下へドラッグすると
・・・・意に反して・・・思た答えと違った結果になってしまいました。
そこで、数式を確認するとC2のセルは=A2-B2、C3は=A3-B3と
下図のように、ご丁寧にセル位置に従うように、勝手にAの行番号もBの行番号も
それぞれの行にあわせるように自動的に変化していきます
・・・・
実はこれをエクセルでは、セルの「相対参照」とよび、エクセルが変化を
推測しながら式を変化させてくれる大変優れた機能なんです。

・・・が、便利とはいえ、残念ながら今回の表の目的にはかなってはいません。



相対参照.jpg



当初の目的では、A1というセルにある「1000」からそれぞれの赤字の数値を引いていく
という想定です。そこで、式は=A1-B1=A1-B2と常にA1からB列の数値を引く式でないと
目的にかなってはいないんです。そこで、片っ端から常にA1から引く=A1-○○という式に
していかないといけません。けど・・・それはメンドクサイ仕事になります
そこで・・・・・一工夫加えるつもりで
C1のセルに「=A1」と入れた段階でキーボードの「F4」を押してみると
=$A$1」列と行の頭に「$(ドルマーク)」がついた表記になります
これが絶対参照っていうやつで、絶対にAの絶対に1の位置の・・・と
セルを特定することが出来ます

そこで、引き続きその式の後ろに「-B1」を続けてC1のセルには
「=$A$1-B1」という式になりましたので、このセルをクリックして下側のセルへ
ドラッグして、式をコピーすると・・・・なんということでしょう
=$A$1」部分は変わらずに引く値のあるB列の数字だけが行に応じて
変化して下図のように目的にかなった表が完成します



絶対参照.jpg



こうして、セルの参照方法の違いを知っておくと・・・より表作りが効率化されるはずです。